見出し画像

効率化を進める上で、スキマ時間に仕事をしてはいけない

これまで通勤途中や営業訪問先へに移動途中や待ち時間など、スキマ時間を見つければメールチェックから場合に寄っては企画書制作まで仕事をしていました。

これがひどくなるとスキマ時間中毒になってしまいます。

うっかりスキマ時間で何かをこなせたりする成功体験をしてしまうと、次もスキマ時間でなんとかしようとしてしまいます。
正規の作業時間(本来であれば会社のデスクに向かってする作業時間)以外の時間も加えて仕事を片付ける癖を付けてしまいます。

そうすると次のようなワナにハマってしまいます。

スキマ時間中毒者のワナ

1.本来は存在しない作業時間が加わったことが顕在化しにくい

同僚からも自分からもスキマ時間での作業時間の存在は、明確な作業時間として把握しにくいものになりがちです。
例えば、3時間労働の中で、「作業時間3時間+スキマ時間30分」でこなした作業は、同僚からは3時間、つまり「1日」で出来たように見えるし、自分自身もその日のうちになんとか終わらすことが出来たので、「1日」で出来た、と身にしみています。

実際には30分の残業をしていることと同じです。

また、この癖がついてしまうと、急にスキマ時間が作れなくなった途端、30分足りず予定どおりに作業が終わらなくなってしまいます。
つまり、スキマ時間頼りに作業をこなす形になってしまい、流動性の高いスキマ時間によって、作業の見積もりが甘くなってしまう結果になります。

2.無理してスキマ時間で仕事をしようとして危ない橋を渡る

カフェでPC開いて作業している人も少なくない、昨今。
電車の座席でPC開いて作業する人や公園のベンチでPC開いて作業する人など、あらゆるスキマ時間をフル活用して仕事をこなす人も少なくないです。

しかし、これはとても危険なことです。
画面を横からのぞき込めば、内容が見えてしまいます。場合に寄っては会社の機密事項が隣の一般人に見えていて、そこから重要な情報すら漏れる可能性だってあるのです。

これを行ってしまえば、満員の通勤電車の中でメールチェックしていると、その内容も後ろの人から見えていたりします。

実際に見えているスマホの画面から、この人はどこの会社勤務で、何のプロジェクトをしているか、まで通勤電車の中でわかってしまったことがあります。

つまり、スキマ時間で行う仕事は、不適切な場所で行っていることが多く、情報漏洩含めて危険性の高いことをしているという意識を持たなければなりません。

3.常に頭がフル回転になりがち

常にスキマ時間を見つけて、メールチェック、チャットへの返信としていると、休む間も惜しんでスキマ時間を見つけて仕事をしていることになります。
するとだんだん疲れてきて、集中力や判断力が鈍ることにつながる可能性があります。

スキマ時間だからこそ、リフレッシュをする、そんなことを考えてみた方が、最終的に生産性を上げる可能性があります。

4.気がついたら休日にも作業をし、それありきでないと仕事がまわらない

スキマ時間を突き詰めていくと、昼休みや帰宅後の寝る前のメールチェック、朝起きた直後のメールチェックなどと、自分の生活に仕事が侵出してきます。

スキマ時間中毒になると、スキマ時間でなんとか仕事をこなそうとするので、より多くのスキマ時間を確保しようと、どこかに埋蔵金のようなスキマ時間がないかと捜索していきます。

すると結果として、土日にもメールチェック、土日のデートの途中でチャットのチェック、土日の買い物の途中に調べ物をする、などなど、休日にもそれが侵出してきます。

オンとオフをきっちり区分しよう、とか土日だから会社のことを考えない、ということではありません。土日の自分の私生活上のスキマ時間にも作業時間を侵出させてしまい、サービス休日出勤ならぬサービス休日労働になりかねない、そして、それ前提で無いと仕事がまわらない状態に陥ってしまうということです。

スキマ時間はリフレッシュタイムに充てる

以上のことから、スキマ時間はぜひリフレッシュタイムに充て、本来の作業はしかるべき場所でしっかりと集中して行う様にしましょう。

リフレッシュタイムには気分転換でNETFLIXなどのサービスでドラマを見たり、コンとを見たりしてもよいでしょう。
一回、仕事から頭を切り離して、リフレッシュし、再度、集中して作業をするほうが良さそうです。趣味のパズルやカラオケのための音楽を聴く、などでも良いでしょう。

そしてその方が、「この人は仕事だけで無く、世の中の流行や文化的なこと含めて多くのバックグラウンドを持って魅力的に見える」と思われた方が、結果として自然に人とつながるきっかけになり、仕事を動かす上での潤滑油として、役立ちそうです。

スキマ時間頼りに仕事をこなすのではなく、スキマ時間を活用して人間性を高めていく、ほうが人生にとってプラスではないですか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?