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惹き込まれて、目覚める、ノクターナルアニマルズ(2016)。

Amazon Primeで、映画「ノクターナルアニマルズ」を観た。最近は映画ばかり観ている。

惹き込まれてその世界から抜け出せなくなるような、実は、自分(40)の人生を一瞬でも忘れさせてくれるような、そんな映画が好き。

そして、観た後に、感想や考察を、誰かと話したくなる。でもそこには誰もいないので、とりあえずnoteに書く、書く、書く・・。

20年前に別れた元旦那から届いた、1冊の小説。

元旦那は、別れた当時売れない小説家だった。

そこからいきなり物語はだだっ広い砂漠が広がる大地へ。エドワード(ジェイク・ギレンホール(40))が運転していて、横にはキレイなwife、後ろには若い娘さんが。

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あれ?なんだろう、と思った。主人公スーザン(推定42、エイミー・アダムス)がまだ10代だった若い頃の話かな?(後ろに座る娘(推定14))は、スーザンの若い頃役かと一瞬思った。隣に座るワイフは明らかにスーザン(エイミー・アダムス)じゃないし・・・。

それから、この映画は怖い。

なんでって、だって人間が一番怖いから。真夜中のくらい砂漠のど真ん中で、宝くじに当たるのと同じくらいの確率で出会うであろう(こんな奴ら、滅多にいない)、サイコパスたちに絡まれるエドワード一家。

これが、怖い、怖い、恐い。。。スマホを手に気を紛らわしながらじゃないと辛くなる暴力シーンが続く中、突然ベッドで小説を手にしたスーザン(推定42)がパッと映る。

そう、この砂漠での出来事は、元夫から送られてきた小説の中の、物語。

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小説のシーンと、20年前のスーザン(当時推定22)とエドワード(推定23)と、現在の画廊を営むスーザン(推定42)。

この3つのシーンが、時空をも、空間をも超えてランダムに描写される、という難解な映画の割に、迷子になることなく時空を追える、よくできた傑作だと思う。

ただ、暴力シーンの展開が怖すぎて辛すぎて、映画を途中で止めようかと思うくらいだったのに、これが小説(しかも、映画の中の、小説だからね!)とわかった途端に、自分(40)の気持ちが楽になるという、不思議。

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元々が100%フィクションである映画なんだから、その中の小説だろうとなんだろうと楽しめばいいのに、つい映画に入り込んでしまい、チカラが入る。

カラダが辛くなる。

HSPの人や、不安障害が強い方は、こういう映画は観ない方がいいけど、なぜかこの映画は、これは小説なんだから!と割り切ってこの暴力を受け入れることができた。

わたし(40)はどこかで、こんなひどいことをする人間は、いない、と絶対的に信じているのかもしれない。

物語はその後も、伏線や意味深なシーン満載で、2時間たっぷりと自分(40)の人生を忘れることができた。

グッと惹き込まれて、ずっとドキドキハラハラ、観る価値のある最高のエンターテイメントだった。

ジェイク・ギレンホール(40)が素晴らしくイケメンで、かつエイミー・アダムス(46)が歳を重ねてもお美しい限り。かなり痩せて引き締まっており(多分、体重は推定43kgと見た)ずっとダイエットをしているはむすた(40)としては、ビール飲みながらも気持ちが引き締まりました。


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