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#3 ルックバックを読んで

こんにちは。
神戸の式場でマーケティング部に所属しているこーへいです。

今回は「ルックバックを読んで」について書きます。noteを再開から「これから何を書こうか?」と考えたときに、社会人になってから趣味になった読書は今の私の考え方に多大な影響を与えています。そのためそこで感じたことをアウトプットする場所として不定期ながら読書回も作ろうと思います。

それでは深掘りしていきましょう!
(約1,500文字 / 3分で読めます)

今回は少し前に話題になった藤本タツキさんの「ルックバック」。藤本先生は「ファイアパンチ」「チェーンソーマン」など人気作品を生み出している人気漫画家ですが、本作では「ジャンプ+」アプリで公開されるやいなや2日間で400万ビューとぶっちぎりの歴代最多閲覧を達成。あまりの反響に9月3日に書籍化される、といった今まで以上に多くの方に読まれたモンスター級の読切漫画です。

かくいう私も当時アプリで読んだのですが、内容や構成に度肝を抜かれ、気づけば最後まで一気に読んだことを今でも覚えています。

【追記】
「このマンガがすごい!2022」のオトコ編 第1位にも選ばれましたね。

改めて読み込んだ感想を140文字では書ききれなかったのでnoteで残します。


物語は絵の天才「京本」とそこそこ上手い「藤野」の物語。

ストーリーや伏線は素晴らしいことは周知の事実なので今回は割愛しますが、読んだ直後の感想は「天才と出会ったときの絶望感」への共感が誰にでもわかるレベルで描かれているところに心が震えました。

誰しも一度は経験のある、自分の好きなことや調子が良いときに出会う自分よりも才能がある人(=天才)との実力差。私もサッカーをしていたとき、最近では新規接客で成約率60%を叩き出すメンバーを見たときなど幾度となく天才と出会い絶望してきました。(絶望まではなくとも勝てないな、と思う人は一度は出会ったことがあるはず)そのときのあのなんとも言えない恥ずかしさと悔しさが混じった気持ちを思い出させてくれます。(職場のメンバーと話してもこの共感は同じでした)きっと藤野もそうだったに違いない。でもそこからあきらめることなく、黙々と絵の練習を始めます。その描写も言葉での説明ではなく、

・デッサンの本がページをめくるたびに本棚に増える
・窓から見える景色からや枝の様子から季節の移り目を感じる
・朝と夜も同じ姿勢で描き続ける

などで「いつでも絵を描き続けている」ことを私たち読者に伝えます。ページを進めながら、「自分に置きかえたとき。ここまで努力しただろうか。」とふと思ったんですよね。もちろん漫画なので、と言い切るのは簡単ですが、天才と出会い、なんとも言えない気持ちになれば逃げるのが当たり前。でも藤野は淡々と量をこなし自分の足りないことに向き合い続けた。藤野の姿は誰もがやるべき姿、もしくはやりたいと思っていたがあきらめた姿でもあるのかな、と。だからこそここまで共感を呼び大反響があったのだと思います。
(大前提、藤本先生の人気があるからこそですが・・・)

生きている限りこれからも必ず出会う天才に打ちひしがれたとき、この漫画を読み返し、「努力しろよ」と自分を奮い立たせます。

最後までお読みいただきありがとうございます!
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それでは!

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