けんすうさんの『物語思考』は、キャリア設計するときの新たなマニュアルになる

本日発売されたこちらを早速購入しました。
おもしろかったので、2時間ほどで一気読み。

ひらたく言えばキャリア設計に関する本なのですが、考え方が独特かつ非常に納得感のあるもので、絶賛キャリア迷走中のぼくにとってはまさにドンピシャ。

「これはたぶんぼくをペルソナにして書いてくれたんだろう」とさえ思いましたね。ほんとありがとうございます。


キャリア設計における本書の要点を引用させていただくと、

①自分を制限している頭の枷を取る
②なりたいキャラクター像を設定する
③そのキャラを実際に動かす
④そのキャラが活きる環境を作る
⑤そのキャラで「物語を転がす」

『物語思考』エンディング 物語にゴールはないより抜粋

というステップで、人生においてやりたいこと、なりたい姿を実現していこうよという話です。

本の中で、けんすうさんも仰っていますが、一般的にはキャリアプランを考える時って、「過去の自分」を振り返って(いわゆる「自己分析」というやつ)、今の自分のできることや興味があることを元にプランニングしていく、というやり方が多いですよね。

まさに自分のこれまでを振り返ってみても、上記の流れで考えては「やりがいことが見つからない」「場当たり的な答えを出して結局うまくいかない」ということを繰り返してきました。

その経験から、自己分析て意味なくね?と考えていたのですが、今回この本を読んで長年の疑問が氷解したように感じます。

上記のやり方がなぜうまくいかないのかに関する詳しい内容はぜひ本書を読んでみていただきたいのですが、少しだけ引用させていただくと、

自分のやりたいことを見つけようとしたり、キャリアプランを作ろうとしてもうまくいかない、という人は、そもそも「自分というキャラがちゃんとしてない」のが問題なんです。

『物語思考』エンディング 物語にゴールはないより抜粋

この「自分というキャラがちゃんとしてない」問題。

まあ、世の中のほとんどはキャラがちゃんとしていない、要はキャラが立っていないと思うので、この問題をクリアするために冒頭で挙げた要点(キャリア設計の流れ)を参考に考えていくといいんじゃないかという話です。そして、キャラをちゃんと構築できれば、自分を客観視できるようになり、日々の行動も変化していく——と。


本書ではキャリア設計までの流れが、それはもう懇切丁寧に説明されており、ひとつひとつ納得したうえで先に進めるようになってます。

また、それぞれの流れをただインプットするのではなく、実際にアウトプットできるようワークも用意されているので、早速ぼくもこの後に実践してみようと思います。


そのほか、読んでいて印象的だったところがいくつもあり、例えば「自分は自分の行動を見て自分の性格を判断している」「他人からの扱われ方(環境や立場など)で、行動が変わる。行動が変わると性格が変わる」という点。

これらも非常に納得感がありました。「立場が人を作る」という考え方も昔からありますし、逆に他人への接し方でも気をつけないといけないなとも思いました。

たとえば運動音痴の子供に対しても接し方ひとつで運動嫌いになる可能性があるなと。「運動が苦手な子」という扱い方をすれば、その子は運動嫌いになりかねないので、言動には気をつけたいですね。


この本は、すでにやりたいことに向かって邁進している人や、自ら人生を切り開いていけるような人にとっては、すでに実践されているようなことや当たり前のことなのかもしれません。

ぼくのようなキャリアに悩んでいる、あるいは壁にぶつかっているような人はもちろんのこと、誰かを指導する立場にある人にも役立つマニュアルなんじゃないかと思います。

ぜひ読んでみてください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?