障害のある人の感性×伝統工芸をテーマに、NEW TRADITIONAL(ニュートラ)プロジェクトでは、新しいプロダクトが生まれてきました。この日本の伝統工芸のエッセンスを含んだものづくり、海外ではどう受け取られるのでしょうか?
海外のお客さんの反応を聞いてみたいなあ。
という動機から、知り合いの海外の団体に声をかけ、実験的に海外展示販売をお願いしていているこのシリーズ。前回の台湾に続いて、お声がけしたのはベトナムです。
今回、ご依頼したのは、社会起業団体Toheさん。
ベトナムのお客さんから感想をもらえるようお手伝いいただけないか、お聞きしてみたところ、ご協力いただけるとのお返事と、次のようなご意見をいただきました。
ベトナムの平均年収:約3万8000円(*1)。日本の10分の1の所得で、物価の違いから、日本の品物は「高級品」になります。(*1 ベトナム統計局調べ)
ということで、
との頼もしいお返事が。
ぜひお願いします。ということで、今回は販売ではなく展示を念頭に、ベトナムのスタッフの皆さんが選んだ商品を現地にお送りしました。
ベトナムのショップで展示をしてもらい、お店を訪れたお客さんたちにアンケートを取っていただきました。
ベトナムのみなさんに人気があった商品
アンケートの結果、ベトナムのみなさんに人気があったのは、とにかく「かわいい」張り子の置物たちでした。
そしてアンケートを取ってくださった結果、回答者の約80%ものの人が、ギフトで誰かに贈りたいと答えてくれました。そしてなんと97%もの人が、もし値段がもう少し安かったら購入したいとも… !
さらにユニークな意見もいただきました。少しご紹介します。
ToheスタッフのVanさんからは、交流の一環としてベトナムの伝統工芸についても詳しく、丁寧に教えてくれるレクチャーを開いてくださり、ベトナムの昔と今の玩具について教えてもらい大感激でした。
ベトナムのToheの皆さん ご協力ありがとうございました。
協力:Good Job!センター香芝
助成:日本財団 「障害のある人の表現と伝統工芸の発展と仕事づくり」