そんなもの【オリジナル歌詞】

吹き抜ける風
それに乗って駅へ向かう
6時30分街はまだ眠たげで

昨夜あの子が呟いてた
「最近なんだかつかれてる」
そんな言葉がいくあてを探してる

長すぎると時には思うんだ
でもずっと続いてほしいとも思う
そんな不確かさから産まれる
揺れる景色が素敵

ほら何も変わっちゃいないさ
新しい朝が来ただけ
繰り返しみたいな歌もいいさ
何かがまた違ってる
動いてる

ほんの小さな
ことで僕らは生き返る
例えばそう職場の女の子が

いつもより優しかったり笑ってくれたり
時には真剣に怒ってくれたり
そんな感情のふれあいで
生きていることを憶いださせてくれる

忘れることなんてできないけど
少しづつ移り変わっていく季節みたいに
過ぎ去ってしまうこともまたやってくる
なんてさそれっぽいこと言って
今はやり過ごしたならいい

変わり続けることで生き延びてきたと
かのロックスターは笑った
誰にも見えやしないファイティングポーズを
きっと誰もが心に構えては
また一つ壁をのり越えていく

ほらもうやめにしなよ
誰が憎いとかどちらが正しいとか
ちょっと見上げたならわかるはず
僕らはちっぽけで
あの星にすらもう逢うことはできない

でもそれも人かなんて
抱き合ったりして笑ったらいいか
知ってるんだ僕らは弱い生き物
でも時に強くもなれる生き物
そうやって今日まできたじゃない

ほら何も変わっちゃいないさ
新しい朝が来ただけ
繰り返しみたいな歌もいいさ
何かがまた違ってる
動いてる