新聞を毎日読み続ける秘訣は、記事毎にリード・本文読みを切り分けよう
こんにちは。就活モチスキゼミコーチの山内康義です。
さまざまな方面から、就活生は「新聞を読もう」とすすめられます。
しかし、「新聞を読む時間がつくれない」「まともに読んだら息切れしちゃった…。」と嘆く学生の人たちに、3日坊主で終わらせずにサクサク読めるようになる秘訣を教えます。
まず、基本的な新聞用語を覚えましょう。
【新聞用語図】
【新聞は必要なところだけを読むべし】
新聞は全部読もうとすると大変です。
新聞の文字数は、日経新聞の場合、1面あたり約1万字といわれています。
本日の日経新聞は、全38面のうち広告が全面広告が6面を引くと、記事合計は32面=なんと約32万字となります。
32万字といわれても「すごい…。」というだけでピンときませんが、200頁のボリュームの単行本であれば、8万字~12万字といわれていますので、毎日単行本の2.6倍~4倍ものボリュームがあるのです。
とても、張り切って全部に目を通そうとすれば、すぐに息切れしてしまいますよね。
【就活モチスキゼミコーチのおすすめの読み方】
それでは、モチスキ流の新聞読みこみの極意は、
4つのステップで進めましょう。
その1.紙面または電子版のビューアーで、まずは見出しだけ、すべての記事に目を通す。
その2.時事問題の基本(社会的に関心が高い記事、すべての業界に関わってくる国内外の記事)自分の志望する業界・企業の記事の前文(リード)のみを読む。
その3.さらに与えられた時間に応じて、優先度を決めて、上記その2.の本文の記事を読み込む。読み切れない記事は、その後、空いている時間に読む習慣をつけましょう。
その4.これは大切だ!電子版であれば「保管」してクリッピングしましょう。紙面であれば破って、ラインマークして、分類を決めてファイリングすると、ES作成や面接の口上で役に立ち、あなたの財産になります。
※「就活モチスキゼミコーチのおすすめの読み方」はあくまで、私が便利と思うやり方です。まずは真似してみて、次第に自分独自のオリジナリティをつくってみましょう。就活モチスキゼミは「守破離」の精神を大事にします。
※「すべての業界に関わってくる国内外の記事」とは…明日解説しますね。
※本サイトの日経新聞の引用・掲載は電子版で一般掲載の範囲にしました。
なお、日経新聞講読のためには、電子版を無償提供してくれる大学の図書館を利用しましょう。
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それでは本日の新聞クリッピング(切り抜き)をスタートしましょう。
【就活モチスキゼミコーチが選ぶ本日の記事】
1.1面トップ Appleに130億円追徴課税、理由は?
ここが気になる
アップルジャパンはiPhoneなどの販売で、消費税の免税販売要件を満たさない取引を見過ごしたケースが多数あったとして、東京国税局から追徴課税を受けました。一部の販売店で外国人客への大量販売が見つかり、1人が1回に数百台超を購入した例もあったとみられています。本来なら消費税がかかる転売目的の取引が店頭をすり抜けていた可能性があります。
消費税法で免税が認められるのは、来日6カ月未満のインバウンド客などが土産物として持ち帰る目的で購入する場合などに限られます。「日常生活に用いる場合」が条件とされ、事業用や転売目的は対象外となるため、消費税がかかります。化粧品や医薬品は合計の販売額が定められていますが、家電などの物品は上限がなく、大量購入のすり抜けが過去にも指摘されてきました。
海外では出国時に免税額を払い戻す制度が主流で手続きが煩雑な半面、不適切な免税販売は起きにくくなっています。一方、日本では免税対象になるかどうかのチェックは店頭頼みです。政府は20年4月、店舗が購入情報の電子データを国税庁や税関と共有する仕組みを導入。今回のアップルジャパンもこのデータで発覚したとみられ、今後さらに免税販売を適正化できるか実効性が問われます。
<解説>就活モチスキゼミコーチのつぶやき①
1面トップは、新聞社が読者にたいして、その日の記事のなかで、一番と読んでもらいたい記事です。本日は、アップルジャパンの不適切な免税制度(デューティ―フリー)に関する記事です。100億円以上の追徴課税はめったにないとのことで、これは言い訳の仕様ありませんね。
3-1.2面<社説> 自衛隊は情報漏洩の再発防止と説明を(全文掲載)
3-2.2面<社説> 採用ミスマッチ減らす一歩に(全面掲載)
<解説>就活モチスキゼミコーチのつぶやき③
この時期から1月には、外資系企業をはじめ、一部の企業が早期採用選考を本格的に始めている。 焦りは、禁物です!
(前略)「内閣府の調査によると、採用日程にはルールが必要だと答えた学生は約7割に上る。就職活動の予定を組む目安となっており、全廃すれば混乱を招く可能性がある。学業に支障を来さないためにも大幅な前倒しは避けるべきだろう。丁寧な議論を求めたい。」(後略)
就活モチスキゼミコーチも学生の意見に賛成だ。
就活では、じっくり自己探求ならびに業界・企業分析をしたうえで、就業能力を磨いていく時間が必要であると考える。
中途半端になると、ミスマッチが生じてしまう。
厚生労働省の調べでは、大学卒業後、新卒者が入社3年以内の離職率は、31.2%である(令和3年10月調べ)。
なんと、3人に1人が辞めてしまっているミスマッチが起こっている。
そこで、社説は、まとまった時間をかけて、実戦につながるインターンシップをすべきと主張している。
同感である。
就活モチスキゼミコーチの実感として、この2~3年は、主な優良企業では、3年生対象の夏期・秋季・冬季インターンシップを開催して、志望意欲のある学生を採用試験に優先することを重視する企業が増えている。
ただし、インターンシップといっても、ばらつきがあり、半日の企業説明会で終わる企業から、生産・建設現場の体験を含めた5日間の実習を行う企業まである。
ぜひ、みなさん積極的に参加していきましょう。
じっくり型インターンシップでは、しっかりした企業志望動機につながる経験ができることでしょう。
企業側も、あなたに興味を持ってもらう機会にもなるのです。
4.23面経済教室 私見卓見 文書作成に教わった考えること 千葉市議会事務局長 深山秀文
<解説>就活モチスキゼミコーチのつぶやき④
投稿や寄稿を公募している記事です。
まさに深山さんが述べる「簡潔明瞭」な文章で教えてくれています。
ぜひ、みなさんの文章作成、面接の話しの構成・内容に通じるものと考え、重要なところを長文引用させていただくことをお許し願いたい。
(前略)「文書作成は、まず必要な資料を収集することから始まる。条例の原案を作成した担当課から、現状と課題に日々悩み、その対策として条例を必要とした理由を繰り返し丹念に聞き取る。それを踏まえて、法務担当として様々な学説やこれまでの紛争事例・裁判例、そして先行する自治体の条例などを網羅的に調べる。現場の経験と法務の知識をミックスして現状・課題・対策を整理した上で、条例の必要性をあぶり出していく。
ここからいよいよ文書を作成していく。収集した資料が広範で深いものであればあるほど文書にすることは困難になる。現状分析は客観的で正当であるか、課題や対策はそれを証拠として考察されたものであり、対策として条例を本当に必要とするものであるかを突き詰めて考えていくと、まだまだ曖昧な整理しかなされていないことがわかってくる。文書にできる段階まで至っておらず、筆がピタリと止まってしまうのである。
それからは脳に汗をかくほど考えるしかない。それによって整理の一筋の道筋が見えてくる。その後も妥協せず考え抜くことで一筋の道筋は全体的な整理へと発展し、条例の必要性が明らかになってくる。最後にそれを文書に落とし込んでいくが、文脈に誤りはないか、適切な用字用語や簡潔な表現で書きあらわされているかなどを繰り返し考えてチェックする。そしてようやく論理的な不整合はもとより、誤り、冗長な表現などない文書が完成し、条例の必要性がしっかりと立論され審査のスタート台に立てるのである。」(後略)
私がおすすめする文章作成の参考本を一冊選ぶとすれば、井上さんの文章作法は、いかがでしょうか。
井上ひさし著『井上ひさしと141人の仲間たちの作文教室』 (新潮文庫)
以上
ご精読、どうもありがとうございます。
毎日コツコツ進めていきましょう!
就活モチスキゼミコーチ 山内康義
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■個別面接体験談①
「短い間に私の不安点や課題を見つけてくださり、自分の今後の課題を立てることができました。」
■個別面接体験談②
個別面談を受ける前は、就活に誰かのサポートがあるといいなとは考えていましたが、信用性の高い就活塾を見つけることが出来ずにいたので就活塾に通わないつもりでした。個別面談をうけてみて、就活は業界研究、自己分析、ES、面接対策ということだけでなく、モチベーションを高めるための対策が必要なことがわかりました。レッスンを受けたいと思った1番のきっかけは、レッスンを受ける前と後では、心の状態が安定した学生が多いという資料があったからです。元々メンタルが強くないと自覚していたので就職してもすぐに精神的に辛くなって辞めてしまうのではないかと社会人になることがとても不安でした。今から就活と同時に精神面も成長させることで、今後の自分の可能性を広げられると感じました。個別面談を受けて、就活は焦って進めることよりも、ゴールから逆算して計画的に進めていくことが必要だという考え方が得られました。
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