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消え去るのみの大衆劇「リケー」

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 「リケー」という、200年ほど前にタイに伝わってきた大衆劇。映画やテレビやビデオや、演劇よりもっと魅力的なエンターテイメントに押されて人気は下降線、IT時代の今はもう風前の灯火。今後、再び持ち直すことはあり得そうにない、消え去るのみのリケーが自宅近所の寺院にやって来たので、写真を撮りに。10年ぶりぐらい。

 タイとは思えない舞台設定と衣装。イスラム色の濃い、西の国から伝わってきた劇。といっても、ストーリーは男と女のすったもんだ。王宮を舞台としているのに、本妻がどうのこうの、愛人がどうのこうの、とタイらしい内容。

 日本でいう漫才の要素も多分に含まれていて、アドリブも多いものだから、役者は演じている途中で笑ってしまったり、舞台裏に控えていなければならないのに観客が見えるところまで出てきて一緒に舞台を楽しんだりと、いたって大らか。

 大衆劇だから観客席はイスもなく地べた。3時間座り続けて写真を撮っていたら、腰が痛くなってしまった。照明がいい加減だから、写真も色がまとまらず大変。

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