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7月7日、雨

いよいよ明日は七夕。

七夕といえば、織姫と彦星が一年に一度会えるという大切な日だ。

学校やショッピングモールなどでは笹が飾られ、各地でお祭りも開かれる。

一年の中でもかなりロマンティックな日で、日本古来のイベントなのだから、個人的にはもっと盛り上がってもいいと思う。

盛り上がりが欠けると思う理由は例えば、七夕ソングの数。

クリスマスソングは無数に存在するが、七夕ソングは私が知る限り、ドリカムの7月7日晴れくらいしかないのでは?


星ソングという括りなら、セカオワのスターライトパレードがあるが、ファンタジーな世界観だし、、

大塚愛のプラネタリウムは、もうちょい夏真っ盛りな感じだし、、

という感じで、七夕感は無い。

このように、七夕が盛り上がりに欠ける理由は2つあると考える。

1つ目は、そもそも天の川が見えるほど星が綺麗な地域は限定的である事。

せっかく笹の葉に願いを託しても、私が住むエリアからは天の川が見られるはずがない。

2つ目は、雨の確率が非常に高い事。

七夕は晴天が前提のイベントながら、地域によっては梅雨真っ盛りのため、雨の確率が非常に高い。

このサイトを読むと、最も晴れる確率が高い沖縄で60%。

梅雨真っ盛りの東京は30%。

名古屋市に至っては13.3%。

名古屋の織姫彦星は1年どころか、10年に一度しか会えないじゃないか、、

昔の人は、2人になんという嫌がらせをしたんだ!と思っていたが、こんなことになってしまった原因は、旧暦の7月7日をそのまんま新暦に持ってきてしまった事にあるようだ。

現代社会が2人の中を切り裂いてしまったのか。。

私は現代が招いた、この雨の七夕をとても憂いていた。

あまりにも憂いていたため、とあるショッピングセンターが開催していた、七夕俳句コンクールというのに応募した事があった。

雨が降り
    今年も姫は
         浮気する

こんなような俳句を応募したところ、入賞して賞品の風鈴を貰った事がある。

こんな俳句が入賞するくらいだ、きっと審査委員も、雨の七夕を憂いていたに違いない。

今年の旧暦の7月7日は、新暦だと8月14日。

今年は8月14日に星に願いを託してみようじゃないか。


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