第89話・未来から来たおっさんが、生きる目的を教えてくれた。
※この記事の経緯
さっきみたいに紙に記録していくと、実感が変わるやろ。
頭で覚えるだけではない実感が、紙に書くことで生まれる。
これが、現実認識の鉄則や。
「実感を持つ」
これも大事にしろよ。
そこを踏まえてな。
今から
「生きる実感について」
教えたるわ。
これは、お前がこれから生きる上での、人生目的に繋がる話や。
目的があって生きるから、今の行動が変わるねん。
でもな。
そのことに長い間気づかず、お前は目先の出来事に対処するだけの生き方を、延々と長い期間繰り返してしまうんや。
事実としてお前は今、何のために生きているのか、何を生き甲斐にすべきなのか、明確にわからずに生きてるやろ。
まあ、これは分かってない大人のほうが多いのも事実やからこそ、16歳のお前がそもそも理解できてたら異常なくらいやけどな。
今のお前は、日々苦しい現実が目の前にあるからこそ、生きる喜びなんか一切味わえずにいるような感覚になってるよな。
でも、や。
俺がおっさんの今になって思うことは、ちょうどお前が今まさに苦しんでるこの時期が一番、生きている実感があったなってことなんや。
そんなこと聞いても、お前はよーわからんやろ。
せやから、まずこの話の結論から言うで。
【自分をフル活用している状態】
これが、生きる実感になるっちゅうことや。
お前は今、お金にも困って、何も欲しいものが得られずに、いきたい場所へ遊びに行くことすらできへん状態や。ど貧困な状態やな。
だからこそ、自分というリソースだけを活かし切ることでしか、生きる道がない状態になってるやろ。
それって、不足感があって苦しく思えるかもしれんけど、実はめっちゃ豊かなことやったんやなって、おっさんになってからの今の俺は思ってるねん。
その理由がな。
これは俺も大人になってから気づいたことやけど、世の中の多くの人たちは自分の活かし方が分からんことで悩んでる人が、めちゃくちゃ多いねん。
時代が進化するにつれて、より恵まれる環境が整っていきながら、今よりもっと不自由なく生きれるような環境整備が加速しとるねん。
でもな、自分が何もやらんくても、勝手に物が届いたり、自動的に物事が進んでしまう時代やからこそ、大多数の人たちに奪われていったのが「自分で考える機会」やったんや。
ほんでな。
おっさんになった俺も例に漏れず、自分の状況が好転して、不自由なく生きれるようになればなるほどに、自分で考える時間がどんどん減ってしまったんや。
ほんで、気がつけば「俺はこのままでええんか」って、思うようになって。
一見状況は幸せになっているように思えて、心の物差しで測ってみると幸福感が、昔より俄然減ってるんかも知らんなって明確に悟ったんや。
せやからこそ、未来から今のお前にそれを伝えたくてやってきたんやで。
必死のパッチで考えながら、毎日生きてるお前の今の状況は、それはそれで素晴らしい時間の使い方をしてるねん。
そのことを当事者のお前は、まだピンとこんやろけど。
そのうち絶対に腑に落ちるから、これだけは今から覚えとけよ。
【お前が生きる目的は自分をフルか活用すること】
それを頭に心に細胞に刻んどけ。
お!
ええやん!そうやそうや。
それも早速メモしとるやないかい!
しかも、アンダーラインまで引いて!!
ほんでまた、筆ペンで書くって、お前どんだけセンスあるねん!!!
そうや、これがお前の生きる目的であり、生き甲斐になることや。
これから死ぬまでずっと、自分をフル活用することだけ考えろ。ほんなら自ずと、自分という存在の素晴らしさが浮き彫りになるからな。
おっさんになった俺も、そこそこ自分のことは素晴らしいとは思ってるねん。でもな、もっと早い段階でこのことに気づいて明確に意識して生きとったら、もっと自分の活かし方を早く細かく理解できてたんや。
それが自分だけやなくて、自分の家族や子供たち、大事にしたい友人や仲間との関わりにもな、圧倒的な違いが出てたなと、いまそのことにほんま後悔してるねん。
せやからな、今教えたったお前が生きる目的だけは、毎日毎日ノートに書いたり、言葉を眺めたり、声に出して復唱したり、常に常に全身の細胞レベルで記憶させるくらいに落とし込んでいけよ。
ほな、前置きが長くなったかも知らんけど、これからお前の本気をめっちゃ引き出す7つの習慣について一つ一つ教えたるから、よーく聞いて実践するんやで。
次回に続く。
【物語の始まりはこちらから】
20億PV
趣味作家newmoonより
【趣味作家newmoon物語】
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