「Z」をめぐる国内対立 元女性検事長の戦争批判

軍事行動のシンボルとされる「Z」
他にも「V」、「△」、「〇」があった

 ロシア軍のウクライナ侵攻では、戦車や装甲車の車体に白く「Z」と書かれた文字が登場し、「あれは何だ?」と、大きな波紋と疑問を呼ぶことになった。その「Z」論議が進む中で、元女性検事長が「悲劇の象徴だ」と指摘し、ロシア国内の戦争支持派とぶつかる騒ぎに発展した。

 実は、「Z」の印は、ロシア軍の「特別軍事作戦」の開始前からあったという。誰が、何のために書いたのか、詳しいことは不明だ。当初は、各軍部隊の所属と任務を示す印と思われていた。しかし、「特別軍事作戦」が始まると、「Z」は軍事行動のシンボルとされ、「Z=特別軍事作戦」となり、ロシア軍全体に「Z」が爆発的に広がった。

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