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海外貿易で使われる「ETA」とは?


ETAとは

ETAはEstimated Time of Arrivalの略です。
日本語に直すと、到着予定日となります。

海外との貿易取引を行う際には、
必ず出てくる貿易・物流の専門用語になります。

貿易関連の専門用語は多々ありますが、
今回はETAをもう少し詳しく、
以下のように例を挙げて説明したいと思います。

スクリーンショット 2020-12-22 9.04.48


中国から自社で取り扱う製品を輸入しようとして、
サプライヤーや乙仲と出荷日および納期の調整をした結果、
乙仲から4月1日出港の船便の予約が取れたと連絡が来たとします。

その場合、その船の日本への到着予定日は、
過去の実績を元に、到着予定日の見込みとして4月10日となりました。

この到着予定日こそが、ETAと呼ばれているのです。
同時に、先ほど船便が出港する出港予定日のことをETDといいます。

スケジュールは、本船や乙仲の担当者によって余裕をみる人がいたりと、
聞くたびに出港予定日や到着予定日が異なってくるため、
常に乙仲を通じてETDとETAの確認をしなければなりません。

もちろん、天候や各国の規制などにより、
船の遅延が発生することもめずらしくはないため、
サプライヤー・乙仲業者との密な関係を構築することも必要となります。

以下の画像にようにインターネットでも、
自社の製品が積載された船便の追跡が可能です。

また、今はまだ製造業社にあまり知られてはいませんが、
乙仲 ≒ フォワーダー(Forwarder)のスタートアップITサービスもいくつかでてきています。

ETAを把握することにより、
自社倉庫への納品日を予測することが可能となります。

通関などの作業があるため、日本に到着後、
ほとんどの場合2~3日後の納品が最短になります。(※フルコンテナの場合)

船便によっては経由便もあるので注意

そもそも荷主の出荷場所全てに、
主要都市への直行便があるとは限りません。

辺鄙な国へ飛行機で旅行へいく場合も同じように、
どこかの国を経由して目的地へたどり着いた経験があるかと思います。

コンテナ船も同様、ある国や場所を経由して、
目的地へ向かうことがあります。

その場合のETAは、
通常よりも長くみて到着予定日を設定する必要があります。

海外との貿易取引こそNEWJIを!

NEWJIでは、テクノロジーを活かして、物流(製品納期)の見える化を徹底的に行いたいと思います。

先ほど述べたように、フォワーダーのITサービスが存在することで、
これまで見えなかった荷主から海上を経由し自社倉庫へまでの導線を、
リアルタイムでインターネットで確認することが可能となりました。

これにより、
わざわざフォワーダーへ貨物が今どこにあるかを確認する必要がなくなり、
サービスのマップ上で製品がどこらへんにあるのかを確認することで、
お客様への納期回答にいち早く対応することができます。

NEWJIでは、荷主から自社倉庫までの導線を見える化し、
いち早くETAを把握するのはもちろんのこと、
それ以上に具体的に製品が自社倉庫へ届くまでの納期を、
完全透明化する機能を開発しています。

これまで納期でトラブルがなかった会社はないでしょう。

それらも全て事前に見える化をして、
未然にトラブルを防ぐということが可能となります。


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