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【CEOインタビュー】root C のリリースから1年半、中尾渓人がOMOで創造する新たな顧客体験

New Innovations 代表の中尾渓人に、自社サービスのAIカフェロボット「root C」、大手企業やグローバル企業と連携して”自動化”を軸にしたハードウェア製造とソフトウェア構築でオンラインとオフラインの融合を支援するOMO事業についてインタビューしました。

「root C」のステーション拡大は2つの軸で進めている

──2021年4月に「root C」 を正式リリースしてから1年半が経ちましたね。

おかげさまで、順調にステーションの設置が増えています。
たった1坪でカフェ運営ができることから、リスクの小さい新規ビジネスや遊休資産の活用といった目的でご相談をいただくことが多いですね。

──どのような場所への設置を増やしていきたいですか。

「root C」は現在、全国に11箇所のステーションを設置しています。(2022年10月12日時点)
今後も、駅やオフィスビルへの設置を積極的に進める予定です。また、発展性の余地を探るべく、アルマーニ エクスチェンジなどの小売店舗へも展開しています。

root C CIRCLES西新宿 1Fステーション

ブルーボトルコーヒーの非対面店舗を機に問い合わせが5倍に

──OMOソリューションについても問い合わせが増えているそうですね。

実は2年程前から問い合わせをいただくようになっていて、「root C」のメディア露出やユースケースをきっかけにインバウンドでのご相談も増えました。

なかでも、2021年12月から2ヶ月半にわたって実施したブルーボトルコーヒーの非対面店舗の事例が大きな反響を呼び、問い合わせ数が5倍に増加したんです。

──OMOソリューションの需要が高まっているのはどのような理由がありますか。

近年、ソフトウェアだけで完結するソリューションはかなり便利になってきている一方で、そこにハードウェアを絡めた課題解決は、まだまだ進んでいないと感じています。

ハードウェアとソフトウェアの両方の技術を用いて、これまでの負の解消や新しい付加価値を生み出すというニーズを様々な業界が抱えていることから、OMOソリューションの需要が高まっているのだと思います。

僕たちの強みとしては、ハード/ソフトそれぞれに特化したエンジニアがいること、そして状態管理(ステート管理)に長けた技術を有していることが挙げられます。

──飲食以外でOMOの事例はありますか。

海外ブランドからの「ショーケースタイプのロッカーを作ってほしい」という要望がきっかけで、「スマートショーケース」を開発しました。ECで注文した商品を店頭で受け取るというロッカーの役目と、使用しないときはショーケースとして機能する2つの使い方ができます。

一般的なコインロッカーや宅配ボックスのようなものだと、ただ商品を受け取るだけになってしまいます。商品がしまってある状態なら倉庫でもよく、リアル店舗にある意味がなくなってしまうので、店頭で”商品を見られる状態であること”がポイントでした。

これはショッピングモール等からも問い合わせをいただいています。

New Innovations が「アンチ・ファブレス」を掲げる理由

──2022年1月には栃木県佐野市に新たな自社工場を立ち上げました。

基本的には「root C」の機械を組み立てる工場ですが、生産ラインを敷いて製造しているというより、試作開発やR&D拠点に近いです。

ハードウェア系スタートアップは立ち上げ期のスピード感がものすごく大事で、自社で1製品1ライン持つことで、スケールできるか否かが決まると思っています。

自社で人的コストや生産オペレーション、作り方などが確立されていないうちに、量産目的で海外企業を含む外部へ委託しても、大概うまくいかないんですよ。

企画通りの仕上がりや品質も保証されませんし、適正価格から大きく逸脱した製造コストがかかってしまう場合もあります。

大企業の場合は、経済合理性を追求している関係でファブレス経営が合致しますが、スタートアップにおいてはファブレスとの相性が悪いと考えています。

僕たちは「アンチ・ファブレス」を掲げ、将来的に量産体制を構築する10→100や100→1000のフェーズに移行した際には、ファブレス型で運用していくのを見据えています。

自社による内製化を前提にラインの設計や生産技術、機械の組み立てなどを行うことで、立ち上げ期に融通を利かせ、スピード感を持って事業を推進できるメリットが得られるわけです。

コロナ禍で潮目が変わり、売り上げが50倍に拡大

──1~2年前に思い描いていた未来と、現時点ではどのような違いを感じていますか。

「root C」は最初から大きな規模感を想像していたので、まだまだ道半ばだと思っています。着実に前進していますが、さらなる成長に向けて尽力していきたいです。

OMO事業に関しては、コロナ禍で外部環境が一変し、市場で新たなニーズが生まれたことで、だいぶ潮目が変わりつつあると感じています。契約上、事例として公開できないものもあるのですが、実績やノウハウが蓄積されています。

全体として、不確実で見えなかった部分が、今はだいぶ見えてきたような気がします。

これからもNew Innovationsの目指す世界観を実現できるよう、頑張っていきたいと思います。

<プロフィール>
中尾 渓人(Keito Nakao)
1999年、和歌山県生まれ。14歳で『RoboCup Junior』世界大会にて入賞。15歳から開始したシステム開発事業で取引先が300を超えたことをきっかけに、高校在学中の2018年に株式会社New Innovationsを設立。「あらゆる業界を無人化する」をビジョンに様々な領域でDXを推進。AIカフェロボット「root C(ルートシー)」の他、OMO(オンラインとオフラインの融合)領域のコンサルティング・技術実証・開発をワンストップで支援している。
Twitter:https://twitter.com/KeitoNakao

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