「任される嬉しさ」がわたしを動かす原動力。/採用担当のREAL
「採用担当の人って学生のどこを見ているんだろう?」「次の面接官ってどんな人だろう?」「社会人って普段どんなこと考えてるの?」就活生時代にそんなことを考えていた新卒採用担当のヤマダが「お互い(学生と社員)よりホンネのコミュニケーションができるように。」そんな思いで他の新卒採用担当に逆質問していく「採用担当のREAL」。その人のバックボーンや仕事に対する考え方、成功体験、失敗談などを赤裸々に綴っていきます。
第3回は 吉田 沙瑛さんの紹介です!
本記事を書いているヤマダと同期入社なので楽しみです!
【キャリア概要】
2018年新卒入社。学習塾事業からキャリアをスタートし、集団指導ブランド・個別指導ブランドで大規模校舎を含む3つの事業所で教科指導や生徒募集、非常勤講師(アルバイト)の育成などに従事。2021年から産休・育休を取得。2023年に復帰し、NSGグループ本部の人事部門に転籍。現在は、新卒採用に関わる就活イベントの運営や内定者研修の構築などを中心に、NSGグループで掲げている「希望出生率2.5実現宣言 ※1」の推進も担当。1児の母。日課はオーディオブックで日経新聞を聞くこと。
プロフィール
ーはじめに、吉田さんの学生時代を教えてください。
新潟県新潟市南区(旧 味方村)という自然豊かで星がよく見える場所がわたしの大好きな地元です。フルーツ、お米、凧とかが有名ですかね。
実家が農家ということもあり、両親が仕事に出ている時間が長く、2歳下の弟・3歳下の妹と過ごす時間が多かった幼少期でした。
1歳差ということもあってか、よく喧嘩する弟と妹の面倒をみる係でしたね。笑
なので、誰に言われたわけでもないですが、なんとなく「姉としてしっかりしないといけない」とは思っていました。「自分の役割はちゃんとやり切りたい!」それは、今も昔も変わっていない部分ですね。
実はすごくテレビっ子で当時NHKで放送されていた「科学大好き土曜塾」という身の周りで起きてる自然現象を取り扱う番組にドハマり。それが自分の進学やキャリアにも影響していきます。
昔はあまり体が強くなくて、人見知りだったんですけど、小学1年生で始めた水泳のコーチに褒めて伸ばしてもらえたことがきっかけで体は強くなり、運動が好きになりました。いつの間にか自己肯定感も上がって、新しいことにチャレンジすること、リーダーに立候補することが増えていきましたね。
中学生になるとバレーボール部に入部。
強豪校から私が通っていた中学校に顧問の先生が異動になり、厳しい部活漬けの毎日を送っていました。あとは理科の先生の教え方がめちゃくちゃ上手で科学がもっと好きになると同時に「教員」という職業に興味を持つようになったんです!
受験期になると近所にあったNSGグループの学習塾に通い始めました。それがNSGグループとの最初の接点になります。
高校では「科学への興味」と「学校に泊まれることにワクワク」して地学部に入部。全国高校文化祭で新潟県の自然科学部門代表として研究発表もしました。副顧問の先生からの勧めもあり、その先生の母校である国立大学の理学部自然環境科学科に進学して、気象学のゼミで竜巻の研究と教員免許の取得に向けた大学生活を送りました。
ー学業以外でどんな大学生時代を過ごしましたか?
NSGグループが経営する学習塾でのアルバイトとよさこいがメインでしたね!自分が通っていた集団指導ブランドと違うエリアの個別指導ブランドの教室でアルバイトを始めました。実は、個別指導塾ブランドのアルバイト先の校舎責任者が中学生の時に通っていた学習塾で当時学生アルバイトとして働いていたOさん。この先輩とは入社2年目の時にも一緒に働くことになります。
そして、自分が指導していた生徒のなかには、NSGグループに新卒入社した若手社員がいたりします。今となっては、「すべての出会いは必然」だったのかもしれないと思います。
多くの子どもたちと関わっていくなかで、とある生徒の成長の瞬間に立ち会うタイミングがありました。なかなか宿題をやらなかった生徒が自分の働きかけで変わったんです!生徒との信頼関係ができて、吉田先生に教えてほしいと指名をもらった時は嬉しすぎましたね!そこで民間教育のおもしろさを知りました。
よさこいでは「にいがた総おどり」というお祭りにチームで出場して、「地域の活性化」「まちづくり」「人の繋がりや一体感」を感じていました。今は見る専門になっていますが、いつか娘と同じチームで踊るのが夢です。笑
NSGグループで働くということ
ー気象学を専攻、教員も考えていた吉田さんがなぜNSGなんですか?
学びの楽しさ、科学の楽しさを多くの人に伝えたいと思っていたので、研究者や気象予報士はあまり選択肢にありませんでした。
教育実習は母校の中学校に4週間行き、すごく楽しかった記憶があります。ただ、学校ごとに決まった範囲を決まったスピードで教えるのが少し窮屈に思えたことも事実で、最初は教員採用試験と民間企業就活を並行しようとしましたが、自然と身が入ったのは民間企業でした。これはどっちが良いとか悪いとかではなく、自分自身がどう関わりたいのかが大切だと思いますね。
NSGの学習塾でアルバイトをしていたからか、当時のわたしのなかでは「NSG=学習塾の会社」という認識でした。そんななかで合同企業説明会の会場でNSGグループのブースに座り、採用担当からNSGの事業領域の広さ、理念や目指している方向性などを教えてもらった時に教育・まちづくり・地域活性化・キャリアの多様性を全部叶えられそう!と思い、NSGの認識が「分野を限定しない価値提供で、本気で地方創生をやろうとしている会社」と一気に変わりました。
その後、NSGグループと北陸エリアの学習塾事業を展開している企業を数社受けました。そのなかで各企業の「人」に目がいくようになり、「誰と働くか」という自分の大切にしたい価値観に気づきました。NSGグループの選考では、なぜかすごく話しやすくて、自分を盛らずに素を出せましたし、採用担当の人は名前を覚えていて、マスで学生を見ていない姿勢を感じました。それが自分の仕事のスタンスにも繋がっています。
あとは「縁」みたいなものもあるのかもしれません。アルバイト先(NSGの学習塾)の社員にNSGグループを受けていることを話したら「うち(NSG)っぽいね」と言われ、自然と嬉しさを感じている自分がいました。
ー吉田さんの入社後1番のチャレンジを教えてください。
学習塾事業の集団指導ブランドで働いていた入社2年目ですね。1年目に勤務していた場所と同じエリアにある規模が大きい教室に異動になりました。生徒数は以前の約5倍になりましたが、「吉田ならできる」と思って期待してくれたのは嬉しかったですし、上司も応援してくれました!
異動先には同じ年に入社した同期がいて、少しライバル視をしつつも、正直すごく頼りにしていましたし、お互い助けあって仕事をしていましたね。
そんななかで中学受験クラスの算数と理科を担当。受験に向けた教科指導と併せて、もともと自分がやりたかった子どもたちが「学びを好きになる」ということを常に頭に置いていました。小学生ということもあり、保護者の協力が不可欠なので、面談などの場面では成績だけでなく、塾での様子などをできるだけ分かりやすく共有して、生徒を一緒にサポートしていこうという空気感作りは特に意識していましたね。結果的に全員合格とはいかなかったものの、みんな次のステージに前向きで、3年後にわたしが産休を取る際に寄せ書きをもらった時は泣きそうでした!
ーNSGに根付いている風土には、どんなものがあると思いますか?
上手くいかなかったことを「失敗でなく経験」と呼んでいる印象はすごく強いです。それは学習塾事業で働いていた時も、今も変わりません。「上手くいかない方法を1つ知れた」みたいなイメージです。
正直、わたしも本当にたくさんの失敗(経験)をしましたし、その瞬間は落ち込んだこともありました。当たり前ですが、仕事って楽なわけがありませんし、もっと何かできたんじゃないかとも思います。ただ、次に何もしなければ、それは本当に失敗で、それ以上の発展は無いことをNSGでの社会人生活で身に染みて体感してきました。
そのなかでわたしには、その失敗(経験)を親身に聞いて、次へのアクションを自分事のように考えてくれる同僚や上司に巡りあえたのが大きいかもしれないです!自分の意見に対して、「それでやってみよう!」という場合もあれば、「こういう想定はできている?」という指摘や「こうしたらもっと良くなる」というアドバイスもあります。「もっとよくしたい!」という想いに、役職や年齢、社歴は関係ないと思っているので、新しい視点を求めて、必要に応じてどんどん相談しますし、指摘も貰います。「できない理由を考える時間があったら、どうしたらできるか考えよう。行動しよう。」というのもNSGっぽい気がします。本気で取り組んだことなら、上手くいかなかったとしても責められることはないですから!
わたしが思う仕事のあり方
ー頼まれごとをされたときにNOと言わない印象なのですが、ポリシーですか?
「できない」と言うことは簡単ですが、いきなりその一言を言ってしまったら、そこでコミュニケーションが終わってしまう気がして…
自分を選んで依頼してくれたことは嬉しいですし、なにより相手に応えたい、任されたことは頑張りたいという想いが強いです。できるか分からなくてもまずはやってみる。多少大変でも新しい知識を入れるのは好きなので、そもそも苦ではないですね。ほんとうに無理だなって依頼がきたら、一緒にやってもらえるように働きかけていきたいと思っています。
ー1児の母として家庭と仕事の両立はどうですか?
産休・育休を経て、家庭と仕事の両立をより意識するようになったかもしれません。最近は休日になると、もっぱら2歳になる娘と公園で滑り台とシャボン玉の永遠ループです。笑
子どもって楽しいことに対しての体力は無限かっていうくらい熱中していますね。そんな自分の子どもの姿を見て、仕事もそんな風にできると個人がもっと成長して、組織が活性化するはず!と考えるようになりました。プライベートと仕事がいい意味でグラデーションになって、気づきを得た感じがしています。現時点では、まだ何か具体的な施策が自分のなかで考えられているわけではありませんが、人事として組織に貢献していきたいと思っています。
あとは推し活は欠かせません!KinKi Kidsの堂本光一くんは15年以上のファンでライブ、舞台と日本中どこでも行きます!癒しですね。
今後の目標は「働くかっこいママ」ですが、まだまだ模索中です。「仕事は頑張りたい」「好きなことは家族と全力で楽しみたい」というのが、今のわたしです。
ー内定者研修の担当として、どんなことを考えて設計していますか?
もしかしたら、他の企業に比べて、もしかしたら内定者期間のイベントや研修がちょっとだけ多いかもしれないですが、その根幹は「社会人への準備を一緒にしていきたい!」という想いからです。就職は大きな岐路ですし、少しでも「自分の選択に自信を持って次に進んでもらえるようしたい」と思っています。内定者期間にこの選択が正解だったのかと思うこともあるかもしれません。友人や他の就活生を見て、隣の芝が青く見えることもあるかもしれません。
ただ、「内定はゴールではない」ので、まずは自分の決断を信じてとにかく「次に進む」ことも大切にしてもらえると、いいのではないかと思います。
学生へのメッセージ
ー最後に社会人の先輩として、就活生にメッセージをお願いします。
就活は自分自身を振り返るという点では本当に良い機会だと思います。ぜひ自分と向き合ってみてください。あまり自分では気づいていなかったことに気づいたり、これまではスルーしていたことにアンテナが立ったり、その先に見える景色がグッと変わると思います。
あとは、素直にいきましょう!自分を飾ってもしょうがないというか、あまり意味がないと思いますね。
表現の仕方で伝わり方が変わるということは大いにあると思いますが、本心で自分の内側から出てくるものを大切にしてほしいです。「企業に自分を合わせていくというよりは、企業を自分に合わせにいく(自分のやりたいことをその企業を使ってどう実現するか)」くらいでいいと思います!それがNSGグループのビジョンと一致しているなら、NSGを使ってぜひ叶えてほしいです!
※記事内容は、インタビュー当時の内容に基づいています。
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