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編集・MIXで失敗した話

その昔、ある放送局でラジオ番組を制作していました。多分1000人に
番組名を聞いても1人か2人いればいいほうでしょう。結果は?
まぁ、そんな感じなのでご想像にお任せしますが、自分としては絶対に
やるべきだったし、多少なりとも特定の分野ではありますが地域の方々に
貢献できたという自負はあります。そして何よりも、今でも関わって下さった方に感謝をしています。

本当に、ありがとうございました!

さて、ここからが本題になりますが、その番組の中でアーティストのライブを録音して編集する機会がありました。普通に考えればSONYのMDR-CD900STを使っておけば間違いはないのですが、当時どこでも編集できるようにイヤホンを持ち歩いて編集で使ってました。そこで1試写を終えた時点で失敗をしました。

音楽にノイズが乗っていたのです。

なぜ気づいたかというとモニタースピーカーを使って試聴したからです。
試聴したのは放送前日。急いで修正しました。放送までに間に合ったので
問題ありませんでしたけど、もしそのまま放送に出ていたらと思うとゾッとします。そんなことがあったので、次の日から急いで放送品質にも耐えられ、持ち運びにも便利なものを探しました。幸いにも行動範囲内に店舗で
試聴ができる「e☆イヤホン」さんがあったので行ってみました。
そこで見つけたのが

WESTONE Westone30 for Japan Limitedでした。

通常版のWsstone30ではダメでした。あと数万足せば別の機種やメーカーさんでノイズが聞こえるのもありましたが、バランスや解像度、コスパを考えるとこれがベストのような気がしました。ただ残念ながら中古しかなく残念ながらケーブルが断線気味だったためケーブルは交換しました。

final LAB02用ケーブル MMCX-3.5mm (FI-CABL12A)

「First Love/宇多田ヒカル」「Swallowtail Butterfly〜あいのうた〜/YEN TOWN BAND」 「poor-woman/林ゆうき」「ボレロ/ラベル」そして、ノイズが乗っていた音源。これらをリファレンス音源として何十というイヤホン、イヤホンケーブル、そしてヘッドフォンも試しました。何時間と粘ってしつこく聴きました。多分、半日以上居たのではないでしょうか?e☆イヤホンさん迷惑な客でごめんなさい。でも、そのおかげでその後はこのイヤホンで安心して
編集することが出来ました。(もちろん、ちゃんとモニタースピーカーで
確認はしてましたけど。)と、まぁ

この話は、本当はこれで終わるはずでした。

でもまた、このイヤホンに助けられました。
皆さんはYouTubeって何で見てますか?パソコンで見られてる方もいられるでしょうけど、結構iPhoneで見てる方って多いのでしょうか?ある調査によると動画サイトを視聴するデバイスで最も多いのがスマートフォンで、30代以下だと8割以上の方がスマートフォンで見ているそうです。また、昨年の段階ではスマートフォンのシェアの5割がiPhoneだそうです。となると動画を作ったときiPhoneでも最終確認をしたほうが安心ですよね。

とあるテスト動画をディレクターに確認いただいたところ、BGMの音量が
大きいとご指摘を頂きました。たしかに通常よりBGMを高く出していたのは事実ですが、自分でもiPhoneで確認してみたところやはり少し抑えたほうがよいと感じました。
では、毎回iPhoneに書き出して確認するのか?効率が悪いですよね?自分の現在もっているモニター環境、スピーカー、ヘッドフォン、イヤホン。確認したところ、やはりまた前述のイヤホンが声とBGM及び効果音のバランスがiPhoneに近いものでした。(もちろん解像度感や音の広がりなどはイヤホンのほうがはるかに上ですが。)
自分が意識している以上にこのイヤホンとケーブルには何度となく助けられています。それを思うと、ケーブルはまだ販売しているみたいなので、暫くは大丈夫だと思いますが、イヤホン本体は既に販売していないみたいなので壊れた時のことを考えると「ゾッ」とします。

あなたのモニター環境教えて下さい!

スピーカー、ヘッドフォン、イヤホン問いません。いち早く整えたいです。



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