見出し画像

英語学習における、3つの壁とは。

この記事は、noteに記事を投稿している、コーヒー好きの英語講師のシータ先生が、セカンドnote『新しい英語の教科書』用の記事として、メインnoteから厳選したものです。過去に読んだことがある人もいるかもしれませんが、ご了承ください。

「英語を伸ばしたいなら、壁を壊せ」というお話をしたいと思います。

少し攻撃的な言葉を使っていますが、すごく大切なことだと思うので、最後までご覧ください。

英語ができなくなる壁

この記事を読んでくれているあなたは、英語ができなくて困っている人だと思います。

おそらく、英語ができないのには理由があって、僕は「英語ができなくなる壁」があると思っています。

その壁さえ無かったら突破できるのに、それが障壁となってなかなか前に進むことができずにいるのです。

それなら、壊すしかありません。まずは、英語ができなくなる壁はどんなものがあるかを考えてみましょう。

僕は、次の3つの壁があると思っています

・英単語の意味を暗記する壁
・英文法にこだわりすぎる壁
・日本語訳にこだわりすぎる壁

英単語の意味を暗記する壁

まずは、「単語の意味を暗記する壁」について考えてみましょう。これは、昨日のnoteでも話した内容です。

多くの人は、英単語は暗記するものだと思っています。使い方を知るのは二の次で、まずは日本語の意味を暗記したり、綴りを何回も紙に書いて覚えようとします。

学校のテストや入学試験がそうなっているので、ある程度仕方のないことかもしれませんが、僕はあまりオススメしません。特に、大人になって英語を学び直したい人には。

英文法にこだわりすぎる壁

また、英文法にこだわりすぎる壁もあります。

もしかしたら僕もそうかもしれませんが、英文を見たら文構造を意識してしまいます。ある意味では良いのですが、それが壁になってしまっていることもあるのです。

この文法は何だろうとか意識していく内に時間が流れ、結果として一日に触れた英語の量が少なくなることだってあるからです。

たとえば、want to(〜したい)という表現を中学で習うとき、必ず「不定詞の名詞的用法」の単元で習います。

wantが「欲する」を意味する動詞で、toが「〜すること」を表す不定詞の名詞的用法であるから、「〜することを欲する」→「〜したい」となるのです。

このような感じです。僕は、この単元を見るたびに分かりにくいことするよなぁと思っています。

もちろん、不定詞の名詞的用法であることには変わりないし、間違ってはいません。

しかし、そんなややこしい説明をするよりも、端的に「want to=〜したい」だけを教えれば、それ以上のことは省略しても良いように思います。

また、のちに改めて、「不定詞の名詞的用法というのがあって、昔説明したwant toは名詞用法なんだよ」といえば理解できる気もしています。

はじめから、ややこしい抽象概念を教えるからついていけなくなる人が出てくるのかもしれません。

このnoteを読んでくれている大人の皆さんも、英語を学び直すのなら、抽象概念を復習するよりも、「英文を使いこなす」という視点に立って学び直してほしいと思います。

日本語訳にこだわりすぎる壁

学校の英語の授業は、「日本語に翻訳できること」を大切にしています。

中学の時から文法を習う際や英文を読む際に、「模範通りの日本語訳」を求められます。

僕自身も、塾で中高生に英語を教えるときは仕方なくそれに従っています。しかし、シータ先生になった時は違います。

多くの人は、日本語訳にこだわりすぎです。たとえば、すぐ戻ってくると英語で言いたいときは、次のように言います。

I’ll be right back.
「すぐに戻ってくるよ」

この日本語訳が、「すぐに戻ってくるつもりです」だろうが「すぐに戻ります」だろうがどうでもいいことです。

「一瞬いなくなるけど、すぐ戻ってくるよ」

こんな状況で言いたい時に使うのが、この表現な訳です。

もし正確な日本語訳を考えるのであれば、一語一語を解釈して意味を決めるのではなく、状況をかんがみた上で、自然な日本語を考えるべきです。

日本語訳が正確に出来るよりも、英語を主体にして、その英語を一つの状況の中で使う練習を何度もするのが一番効果的です。

詳しいやり方が知りたい方は、こちらのnoteを読んでみてください。

英語を伸ばしたいなら、3つの壁を壊せ。

「英語を伸ばしたいなら、3つの壁を壊せ」というお話をしました。

・英単語の意味を暗記する壁
・英文法にこだわりすぎる壁
・日本語訳にこだわりすぎる壁

今回紹介した3つの壁ですが、すべて中学生の時から英語を習ってきた人にとって、当たり前の慣れ親しんだものだと思います。

こんな丈夫な壁をすぐに壊すのは難しいと思いますが、ぜひ一つずつ実践してみてください。

おしまい。

語学マガジン

シータ先生は、note上で『語学マガジン』を運営しています。

今回のような、シータ先生が書いた英語学習に関する記事をまとめたり、note内で見つけた他のクリエイターさんの語学学習記事を収録しています。全て無料で読めます

「語学マガジン」のフォローもできるので、まだの人はフォローもよろしくお願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?