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英語は、ゲームのように学ぼう。

この記事は、noteに記事を投稿している、コーヒー好きの英語講師のシータ先生が、セカンドnote『新しい英語の教科書』用の記事として、メインnoteから厳選したものです。過去に読んだことがある人もいるかもしれませんが、ご了承ください。

英語学習はシュミレーションゲームだと思います。今日はそんな話です。

シュミレーションゲームとは、日常生活で体験できない様々な状況を体験できるゲームのことです。有名どころで、シムシティやどうぶつの森などがあります。

僕自身、正直あまりゲームをしてこなかった人間なので(小学生の頃はよくやってました)、シュミレーションゲームについてそんなに詳しいわけではないです。

それでも、英語学習は状況に応じて話し方を学ぶ必要があるので、シュミレーションゲームで学ぶと効果的な気がします。

しかし、語学学習ができるシュミレーションゲームはそう多くはありません。もちろん、僕が知らないだけかもしれませんが、映画やドラマのようにリアリティーを感じるようなゲームは存在しません。

それなら、自分で生み出すしかありません。

英語シュミレーション

と言っても、シータ先生にゲームを作る能力はありません。しかし、脳内シュミレーションなら誰でもできます

今日は、そのやり方をいくつか伝授したいと思います。僕が実際に行っている脳内シュミレーションを3つご紹介します。

・「英単語」ごっこ
・「海外ドラマ」シュミレーション
・「YouTube」シュミレーション

「英単語」ごっこ

まずは、「英単語」ごっこについてお話します。実は、これは前にnoteに記事を書いています。

そこでは、英単語帳はあまりオススメしないが、使い方を工夫すれば英単語帳も便利だという話をしました。シータ先生が実際にやってきた英語学習に近いことを英単語帳で再現できたので、捨てたもんじゃないなぁと気付いて、書きました。

やり方は簡単です。学びたい英単語を決めて、それに関連したシチュエーションをつくりだし、独り言のようにブツブツ言いながら、英単語の使い方を学習するやり方です。

自分の既に知っている単語と組み合わせるということがミソです。単語と単語の繋がり(ネットワーク)ができるので、定着しやすいのです。詳しくは、過去のnoteに書いてあるので、読み直してみてください。

「海外ドラマ」シュミレーション

次に、「海外ドラマ」シュミレーションを説明します。これは、僕がこれまでずっとやってきた勉強法です。中高生の時から続けています。

やり方は簡単です。海外ドラマの中で学びたいシーンを選び、そのシーンを一人何役も兼任して再現するのです。もちろん、一緒に演技をしてくれる人がいたら越したことはないですが、一人でもできます。

ポイントは、感情を込めて、できれば作中の登場人物の気持ちになりきって演じることです。再現度が高ければ、高いほど定着します。本気でやった物は後になっても覚えていたりします。

シータ先生自身、中学の時によくシュミレーションしていた「ハリーポッター」のシーンは、今でも覚えていたりします。10年以上も経っているのに覚えているのです。不思議なものです。
(ちなみに、当時は映画でシュミレーションしてました。)

また、ジャンルについてですが、特に指定はないです。ですが、なるべく日常生活が出てくる作品の方が良いと思います。法廷ドラマや医療系のドラマを選ぶと専門用語が多すぎて嫌になるからです。

よくネットで調べると、英語学習になるオススメの海外ドラマが紹介されています。しかし、オススメとはいえ、自分の好みでない作品を我慢して観る必要はないと思います。継続できなければ意味がないので、自分が観たいと思うドラマを選ぶ意識も忘れないようにしましょう。

「YouTube」シュミレーション

最後に、一番手軽にできるシュミレーションをご紹介します。それが「YouTube」シュミレーションです。

自分の憧れる有名人でも良いですし、英語学習者向けにコンテンツを配信されている英語ネイティブの人でも良いです。とにかく、自分がこんな人になりたいと思うようなYouTuberさんの真似をするのです。

ここでの真似とは、言っている内容をそのまま声に出すだけにとどまらず、話し方、イントーネーション、身振り手振りも全て真似をします

シータ先生の場合で言うと、高校生の時は、バイリンガール英会話のちかさんコペル英会話のイムラン先生の真似をしてきました。

彼らの英語を真似することで、それを自分の体内に取り込んで、消化していました。もちろん、全てが自分の栄養分として取り入れることができたわけではありませんが、英語の話し方の大部分を彼らから学ばせて頂きました。

また、最近はよくHapa英会話のJunさんの英語をよく真似させてもらっています。ロサンゼルス生まれのハーフの方です。

ずいぶんと長い間アメリカで暮らされているので、独特な日本語の発声をされています。英語の発声法で日本語を話している印象です。

動画の中で、日本語で説明するシーンもあるのですが、Junさんの話す日本語も真似をしようとしています。Junさんの独特の発声法が英語の発音にどう生かされるかは分かりませんが、何か関係があるように思えるからです。

Junさんについては、以前記事に書いているので、そちらも併せてご覧ください。

英語学習はシュミレーションゲームだと思う話

ここまで長々と話してきましたが、簡単に言うと、「英語学習は、場面、状況に応じた英語をお手本を真似することで学べ」ということです。今回紹介した3つの方法は、それを具現化したものです。

そして、シュミレーションゲームと同じように楽しく、続けられることを目指すべきです。英語学習を続けることができる理由はいくつかあると思いますが、一番大事なのは、「楽しいかどうか」だと思うからです。

僕たちが、子どものときにゲームや遊びに熱中できたのも、楽しいからであり、部活に一生懸命取り組めたのも、楽しいからだと思います。

しかし、英語学習は、必要に駆られてやるという人が大半です。学校の定期テストで良い点を取るためとか、入学試験を乗り越えるためとか、会社での昇進のためなど様々です。

僕は、続けられかどうかは必要に駆られた忍耐力ではなく、楽しいかどうか(=娯楽)だと思います。必要性に駆られて必死になれる人はそう多くはないからです。

もちろん、急に海外で暮らさなければならないなど、生活がかかっている場合は別です。命がかかっていますから、当然、誰しも必死になって、語学を習得しようとします。

僕は、普段から塾にいる受験生たちを見る機会は多いですが、そんなに必死に勉強している人はいません。受験も、彼らにとって一大イベントですが、生死がかかっているようなクリティカルな問題ではないのです。

だから、多くの人にとって、継続する原動力は、「必要性」ではなく「娯楽」にすべきだと思っています。

英語学習をシュミレーションゲームのように、楽しく続けられる娯楽として多くの人が学び始めることを切に願います。

おしまい。

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