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映画『めくらやなぎと眠る女』公式パンフレットのご紹介
村上春樹作品初のアニメ化! ピエール・フォルデス監督が6本の短編小説を1本の長編アニメーションとして映画化した本作(2024年7月26日ユーロスペースほかにて公開)の公式パンフレットをニューディアーで制作しました。計60ページの労作、大完成です!! この記事ではその内容をいち早く紹介。映画を観て、ぜひ、買って読んでみてください。
映画の情報は公式サイトから。
http://www.eurospace.co.jp/BWSW/
クレジット
映画「めくらやなぎと眠る女」公式パンフレット
デザイン:塚本陽
翻訳:土居伸彰、谷頭和希
記事構成:谷頭和希
編集:谷頭和希、土居伸彰
制作・発売:ニューディアー
B5/フルカラー/上質紙/60ページ
1,000円(税抜価格909円)
公開初日の2024年7月26日(金)より、各劇場売店にて販売!
執筆者
ピエール・フォルデス
エマニュエル=アラン・レナール&ピエール・ブサロン(ミユ・プロダクションズ)
深田晃司
土居伸彰
臼井勝
柴田元幸
川﨑佳哉
児玉美月
三宅香帆
村上春樹
目次
イントロダクション
ストーリー
キャラクター&人物相関図
第一部:オリジナル版
『めくらやなぎと眠る女』についての覚え書き(ピエール・フォルデス)
インタビュー「ピエール・フォルデス、村上春樹を語る」
監督・原作者プロフィール&原作解説
インタビュー「ミユ・プロダクションズが語る制作の裏側」(エマニュエル=アラン・レナール&ピエール・ブサロン)
プロダクションノート
制作資料集
第二部:日本語版
日本語版キャストコメント&プロフィール
対談「日本語版演出・深田晃司 x 日本語版翻訳・土居伸彰」
日本語版音響監督臼井勝による解説
日本語版翻訳協力柴田元幸インタビュー
第三部:論考・記録
論考1「崩壊するかえるくん、その視覚的イメージの身体性」(川﨑佳哉)
論考2「失われた女たちのその後」(児玉美月)
論考3「猫とは何か?」(三宅香帆)
記録「初夏の文芸フェスティバル特別上映会ポスト・トーク ピエール・フォルデス x 村上春樹(モデレーター:柴田元幸)」
見どころ紹介!
<第一部:オリジナル版>
第一部では、オリジナル(英語版)の制作にまつわるドキュメントを、監督やプロデューサーの証言や資料を中心に構成します。
『めくらやなぎと眠る女』についての覚え書き(ピエール・フォルデス)
本作の資金調達のためにフォルデス監督が記したテキストを特別掲載。監督が本作に込める思いと、複数の短編を組み合わせていくその過程についてのドキュメントに注目です。
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インタビュー「ピエール・フォルデス、村上春樹を語る」
フォルデス監督が、原作として選んだ6本の短編小説について語ります。なかでも注目は、「バースディ・ガール」の謎についての監督の解釈。キョウコは20歳の誕生日に謎の老人(オーナー)に対して何を願ったのか? ぜひ、映画鑑賞後にお読みください。
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インタビュー「ミユ・プロダクションズが語る制作の裏側」(エマニュエル=アラン・レナール&ピエール・ブサロン)
本作以外にも『リンダはチキンがたべたい!』『化け猫あんずちゃん』と今年になって日本で3本の長編が公開されているフランス注目のプロダクションのプロデューサー陣が、本作のプロダクションサイドを語ります。
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プロダクションノート
監督が残した各種の証言を組み立て、作品の着想から原作許諾取得の苦労、そして「唯一無二の」ライブアニメーション手法と作曲、完成までを追うドキュメント。
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制作資料集
イメージスケッチ、キャラクター設定、絵コンテ、舞台設定、ライブ・アニメーションの資料を収録。ピエール・フォルデスの「画家」としての鬼才ぶりがよくわかるイメージスケッチや絵コンテに大注目!
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<第二部:日本語版>
第二部では、フォルデス監督も本人全面監修で「(英語版・フランス語版に次ぐ)第三のオリジナル版」と太鼓判を押す出来になった日本語版について、メインスタッフたちの証言を元にその魅力・見どころを紹介していきます。
対談「日本語版演出・深田晃司 x 日本語版翻訳・土居伸彰」
なんとぶち抜き16ページ、計17,000字超! 日本語版制作の苦労や醍醐味、さらには宮崎駿のロトスコープに対するコメントから日本と海外における「演技のリアル」の違い、日本人論にまで踏み込んだ本格的対談! 読み応えバッチリの、間違いなく本パンフレットのハイライトです。
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日本語版音響監督臼井勝による解説
キャストもスタッフも全員同部屋で、キャストはいかなる姿勢や動きとともに声を発してもOK…吹替としては異例の録音環境を案出した、インディペンデント実写映画を中心的に手がける音響監督に聞く、本作のメイキング。
日本語版翻訳協力柴田元幸インタビュー
原作者村上春樹の「盟友」ともいえる名翻訳者は、幾重にも「翻訳」が重なるオリジナル版や日本語版(自らもカメオ出演!)をどのように見たか。話題はいつしか、「優れた翻訳とは?」という翻訳論にまで広がっていきます。
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<第三部:論考・記録>
『めくらやなぎと眠る女』はどんな映画なのか? 様々な視点から語る論考3本と、原作者・村上春樹氏との交流の記録。
論考1「崩壊するかえるくん、その視覚的イメージの身体性」(川﨑佳哉)
2022年、早稲田大学演劇博物館で行われた展示「村上春樹 映画の旅」の公式図録の編著を務めた執筆者が、過去の村上作品の映画化と比較しながら、初のアニメーション化となった本作のユニークさを解き明かす。『ドライブ・マイ・カー』、『バーニング』と共鳴しつつ、アニメーションならではの表現による独自の歩み。
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論考2「失われた女たちのその後」(児玉美月)
気鋭の映画文筆家による寄稿エッセイ。本作の主要な登場人物のひとり、キョウコにフォーカス。村上作品における神秘的/なにかを失った女性像に対し、本作はいかに反応するか?
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論考3「猫とは何か?」(三宅香帆)
『なぜ働くと本が読めなくなるのか』(集英社新書)が今年ベストセラーとなっている批評家によるエッセイ。本作における「猫」が意味するものは何か。猫に誘われて行き着く先に待ち受けているのは…
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記録「初夏の文芸フェスティバル特別上映会ポスト・トーク ピエール・フォルデス x 村上春樹(モデレーター:柴田元幸)」
「長年にわたる本プロジェクトのハッピーエンド」とフォルデス監督が後日語ることになる、原作者・村上春樹との邂逅の時間をレポート。
![](https://assets.st-note.com/img/1721912467395-8UL3zl93qw.jpg?width=1200)
劇場で、ぜひお買い求めください!!
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