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ぼっち・ざ・ろっく!のようにうまく偶然は重ならないけど、、、

超久しぶりの映画館

先日、四日市の映画館に立ち寄るとたまたま、知人が薦めていた、「ぼっち・ざ・ろっく!」の映画が上映されていたので、時間潰しに見ることにしました。

因みに、「ぼっち・ざ・ろっく」アニメ版と原作はみていません。

学生以来の映画館での映画鑑賞で7-8年ぶりでした、やたら長いローカル広告とカメラ男でおなじみの映画泥棒の啓発CMなどが流れようやく本編が開始されました。こんな感じやったんやな。

映画ポスター。左から結束バンドのメンバー、山田リョウ、伊地知虹夏、喜多郁代、後藤ひとり。
公式Twitterの画像を引用

ざっとあらすじ!?

初見ですがまとめると極度の人見知りで、中学生からギターを練習して、動画共有サイトでは登録者3万人のぼっちこと後藤ひとりが様々な出会いを通じてライブハウスなどで「結束バンド」というバンドをしていく話です。
マンガが原作で2022年にアニメ化されて結構ヒットしたようです(知らなかった)。

陰キャ!?人見知り!?がバンド!?をゆめみることに共感

公式Xより

バンドをしてみたい、チヤホヤされたいと密かに思いを抱いていた後藤ひとりでしたが、中学時代は中々踏み出せずにいました。しかし、ギターは練習しまくり、動画共有サイトでは「ギターヒーロー」という名義で一定のファンはいました。

高校にあがり、ふとした偶然で伊地知虹夏に抜けたバンドメンバーの代役をしてほしいと依頼され、リアルでバンドをくむことになります。

当初は極度の人見知りで舞台に立つ時ですら箱の中で演奏していましたが、前にたって演奏もしています。

完全に人見知りが消えることはなく、目が死んでいたり、FXで有り金全部溶かす人の顔を彷彿させるような描写も多いですが、リアルでバンドをしており、夢に近づきつつあるし、バンドも様になってきました。

後藤ひとりのようにここまで偶然が重なることは現実社会では困難だと思います。

しかし、人見知り、陰キャであっても何か光るものがあって熱中できるものがあったり、とりあえずギター担いでみたり、バンドグッズ身につけてみたり、時にぎこちなくても自分から声をかけるなどあきらめず行動を起こせば、自分に興味を持ってくれる人が現れるかもしれません。

妹に友達いないと辛辣に言われるギャグシーンもありますが、無理に着飾らなくともいいと思います。何か行動一つ起こす原動力になればいいのです。
ネット社会に依存しがちな(私のような)人見知りに共感と勇気を与えてくれる作品だと感じました。

一度逃げても戻ってもいいのか!?問題

公式Xより

比較的陽キャで行動力のかたまりの喜多郁代。実は結束バンドの欠員は彼女だったのです。
山田リョウに憧れて、バンドに加入したもののギターを弾けるようなことを言っていたのに、実はギターは弾けなかったため、ライブ当日逃げ出したのです。
しかし、ギターへの憧れは強く、練習はしていたし、後藤ひとりに指導を頼むシーンもありました。
後藤ひとりとギター練習のためにライブハウスに行こうとするものの、もといたバンドのところと気づくや否や逃げようとするものの、なんやかんや偶然が重なり、出戻ることになりました。

さて、会社などの団体で逃げるようにして抜けた所に戻る、円満に退職したとしても出戻りというのはあまり一般的ではないと言えます。

映画の描写にもあったように、まともにギターも出来ず戻ってもいいのかとか気まずさとかもあるでしょう。また受け入れる側も何で戻ってきたんやみたいに思われる方もいるでしょう。

しかし、一度別の経験をしたり、休んだりすると、見える世界というのは変わるものです。気持ち的にもリフレッシュされるでしょう。

別な視点を取り入れるという意味でも、休職、ばっくれ、転職からの出戻り問わずこの映画のように受け入れていきたいなと感じます。さすがに何度もというのは難しいとは思いますが。

あと、偶然とか運とかそういうのも大事。でも運は気持ちがいい意味で上がってるときほうが寄って来る気はします。

日常系や感動アニメでよくある母親の死

公式Xより

自分自身は今のところ母親は生きていますが、知人には中学生くらいで、母親が亡くなった人は知っています。

母親がいる私が安易に触れていいのか分からないですが、CLANNADやらきすたなど、結構若くしてお亡くなりになる設定が多い気がします。

そこで、キャラクターの自立や感動を描写するシーンが結構あります。ギャグアニメよりの作品でも少し肩の力が入ってしまいます。ここは色んな意見がありそうですが、ギャグ寄りならギャグに振りきった方がいいと思います。感動のために無理に死を利用してるようにも見えてしまうこともあります。

この映画ではライブハウスという場、コミュニティを守るというバンドをする意味を話す場面で登場人物の母親の死が語られます。

断片しか見てないので何とも言えないですが、らきすたとかはこの辺りの描写うまかったようなどうだったかな。

お前は平沢進か!?山田リョウ

公式Xより

山田リョウが金欠になって食べられる雑草の本を見せるシーン、そして雑草を食べるシーンを見た時、とっさに平沢進を思いうかべました。

平沢進には金欠になった時、最後のお金をどうするか迫られた時に、食べれる雑草の本を買って雑草で食いつないだというエピソードがあります。

物静かそうで話しかけにくそうだけどなんか惹かれてしまう独特なオーラも平沢進っぽいです。

ただ平沢進は下町育ちですが、山田リョウは平沢進とかの音楽は好きそうだけど、このライブハウスの舞台になってる下北沢、あるいは古着と飲み屋の街でも知られる高円寺とかにいそうな雰囲気があります。

この設定は平沢進から持ってきたのかは分かりませんが、けいおん!でも平沢進らがいたバンドから登場人物の名前をとっているとされているので可能性はなくはないと思います。

平沢進以外で雑草エピソードがあるアーティストがいたら教えてください。

その他、感想とか

・ぼっちちゃんとか挿入歌のひとりぼっち東京とか、自分境遇と重なってる気がして心に刺さりました。
・結束バンドというネーミングがなかなかセンスあるなと感じました。マジックテープとかで電線とか束ねるものとかけてて面白い。結束という言葉は結束力とか人のまとまりにも使われるので、ただのおやじギャグではないのもうまい。
・やっぱり東京が舞台になるんだな。映画鑑賞した四日市駅前が10年前より廃れてる気がしてなんか寂しくなった。四日市散策の写真も紹介!

近鉄四日市駅
四日市一番街商店街
四日市名物、まつもとの来来憲
ここは混んでました


・ぼっちちゃんの地元は金沢八景っぽいけど、下北沢まで結構遠い!下北とか八景とか行ったことあるけど改めて聖地巡礼もしてみたい。
近日公開予定の映画続編や時間あればアニメや原作も見てみたい!流行る理由がわかった気がします!

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