文章を読みやすくするために注意すべきこと3つ

前回は読みやすい文章のための漢字、ひらがな、カタカナのバランスについてお話ししました。
今回は書き手はついやってしまいがちですが、実は読み手にとってはストレスになってしまうので、避けるべきポイントをお伝えして行きます。

推敲する時に工夫したい「文章を読みやすくするために注意すべきこと3つ」をご紹介します。

①難しい漢字にはよみがなを

文章の中に、読めない漢字や知らない専門用語が出てきたらどうでしょうか?人は文章を読む時、心の中で音読しています。

なので、読めない漢字は飛ばしてしまうことになるので、内容もわかりにくくなってしまいます。調べてくれればいいのですが、最悪の場合は読みのをやめてしまう可能性もあるので、難しい漢字や常用語ではないものは、よみがな、ふりがなをつけるようにするのがおすすめです。

そもそも漢字の量は全体の20-30%以内が最適です。難しい漢字を使う時は読者の立場にたち手間加えることを心がけましょう。

②専門用語には解説を入れる。

文章を書く際は、「相手は何も知らない」という前提で書き始めてください。なるべく丁寧でやさしい表現にするのがポイントです。

原則として、専門用語はなるべく使わないこと。
使うときは解説を入れたり、注釈を入れて補足するようにしましょう。
また、具体例を入れてわかりやすくするのもおすすめです。

書き手はそのことに知識が豊富なので普通、常識と思うことも、受け手にとっては初めて聞くことかもしれません。
文章は会話のように疑問に思ったことはすぐ聞くことはできないので、
書き手の方が読み手の立場に立ち、これは通じるかなと配慮したり、
読者からこれは質問が来そうだなということは、その質問に対しての答えを次に入れてあげたりなど、文章でも会話のように展開していくと、わかりやすいいい文章になって行きます。

横文字じゃなくていいものは日本語にする。

IT業界、外資の会社では、横文字系が多く使われることもありますが、文章を書く時には横文字じゃなくていいものは日本語にするのがおすすめです。

例としては、「アサイン」→「担当者にする」など一般的な日本語で書くようにしましょう。

③補足するときの注意

先ほど、難しい専門用語には解説や補足をしましょうということをお話ししました。その補足の仕方ですが、よくその言葉の後に、( )で解説をする人が多いですが、これば文章の構成が崩れてわかりにくくなるので避けたいところです。

難しい言葉の後に(  )で補足するのがOKなものは、単語ベースのもの。
つまり置き換えならOKです。ですが、補足、解説をする場合は、新たな文章が途中で挟まれることになり、文脈が複雑になります。
なので、2語以上の文章になる場合は、(  )で補足するのは避けるのがおすすめです。

読み手にとっては、ある文章を読んでいるのに、(  ) 内が長すぎると、突然違う文章が入ってきたという感覚がしてしまいます。

しかも、(  )の終わり、本来の文章の主語述語が不明確になり、つながりが微妙な文章になってしまいます。なので、(   )内が2語以上になってしまう場合は、(  )を使うのをやめて、その後に新たな文章を作りそこで補足するようにしましょう。

文章をわかりやすくしようと親切心でやったことも、初めて読む人には文脈がスムーズじゃない方が、ストレスになり混乱してしうものなのです。

文章はとにかく短文で簡潔にする。目安は1文60W以内にするのがおすすめです。




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