漢字・ひらがな・カタカナの理想的なバランスとは?
文章を書くときにあなたは、漢字・ひらがな・カタカナの比率って意識しているでしょうか?
WEBの文章はとにかく読みやすさが優先です。
なぜならスマホで読む人が80%近くいると言われているからです。
WEBの場合、どのようにしたらブロックとして見やすいか、そのように意識してみるのがおすすめです。
ブロックというのは、先日お伝えした本文と小見出しのセットですね。
読みやすい文章の黄金比率は「2:7:1」
漢字・ひらがな・カタカナのバランスのいい文章は読みやすく内容も理解しやすくなります。
漢字・ひらがな・カタカナのちょうどいいバランスは「漢字2・ひらがな7・カタカナ1」の比率です。
では、なぜこのバランスがいいかといいますと、それは単純に漢字の割合を2ー3割程度に抑えた方が文章が読みやすくなるからです。
実際に例文を見てみましょう。
これは漢字が多めですね。私のライティングの講座などでは、「漢字は漢字の方が意味が通じやすいときのみに使う」ようにしてくださいと話しています。
この文章の改善点は、先ほどの例文であった「漢字じゃなくてもいいものをひらがな」にした点です。
為は「ため」
沢山は「たくさん」
事は「こと」
画数の多い漢字は書いている人も読み手も難しい
さらに、「印象的」という言葉そのものはいいのですが、「印象」というのが硬く画数が多いので、「時間を過ごしていることがいいなと思いました。」のように、優しく文字ヅラが見えるように変えられないかと工夫してみました。
このように、画数の多い漢字は手書きするときに大変なもの。でも実際は、PCやスマホで書くことが多いので自動で変換され、書き手にストレスはありません。ですが、その分、読み手にそのストレスがいってしまい、難しく感じさせてしまうのです。
WEBは文字のかたまりをビジュアル化する
文章のかたまりをパッと見たときに、漢字が少ない文章はスッキリとしてサクサク読めます。
逆に漢字が多すぎると、難しそうだしゴチャゴチャしていて読みたくないなと思われてしまいますよね。
そして、漢字が少ない文章ですと、意味がわかりにくく、メリハリがなく読みにくいものとなってしまいます。
なので、黄金バランス「漢字2・ひらがな7・カタカナ1」の比率を意識すること。そして、公開前のチェックは、かたまりとして見てどうか、ビジュアルとしてバランスいいのはどっちかという視点で見てみてください。
漢字はもう30%近いなとか計算する必要はなく、あくまでも見た目の感覚で、仕上げていけば大丈夫です。
ぜひ次回のライティングに活かしてみてくださいね。
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