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(1)自分を好きになる

私は教育学を学んでいます。教育学を学んでいるとよく「自己肯定感」「自己有用感」という言葉を耳にします。自己肯定感とはその文字通り自分自身を肯定する感情、すなわち自分の価値や存在意義を肯定的に捉える感情のことを言います。現在の日本の子どもたちは自己肯定感が他国に比べ大幅に低いというデータがあるそうです。

私は今まで、友人と話しているとよく気を使えるよね、周りを見ているよね、と言われそれをずっと長所だと思って子どもの頃から学生時代を過ごしていました。でも、最近、この他人への気の使い方、周りへの気の配り方が自己肯定感を低くし、自分自身の自信のなさに繋がっているということに気が付きました。私は、一時期自分に自信がなく、今までなにも考えずに生きてきたんだな、それに比べて〇〇ちゃんは、話上手で自分の言いたいことがきっぱり言えて、人に対して指摘ができて、羨ましい、自分は何も持っていない、とかなり落ち込んだことがありました。

これは今まで生きてきた家庭環境や教育が関わっているかもしれませんが、大人になってから気が付いてしまうと治すのに時間がかかると思います。私は、なにもかも自分に自信がなくなって、尊敬している人に話を聞いてもらいました。相談した時に1人の友人は言いました。「自分は自分、他人は他人、人の気持ちなんて分かる訳ないんだから、無理に分かろうとしなくていいんじゃない」と。私はこの言葉を聞いて、ずっと「相手が何を考えているのかわからなくちゃ、相手が良いと思う行動を取らなくちゃ」と肩に重いものを背負っていたけれど、それがすっと取れて軽くなった感じがしました。それと同時に私は今まで八方美人のように色々な人に良い顔をしてきて、でもそれが、我に返ると「自分ってなんだ?」という感情を抱くことに繋がり、自信のなさに繋がっていたのだと気が付きました。そして自分の人生は誰かのために生きているのではなくて、自分のために生きているということにも気が付き、強気に考えることができるようになりました。だから、これからは相手に気を使いすぎず自分の言いたいことをうまく相手に伝えようと思ったし、自分も私が尊敬している友人のように誰かに尊敬される人になれたらいいなと積極的になることができました。正確には、積極的になろうと現在も努力中です。自分を好きになることは一回悩んだら立ち直るのに時間がかかるかもしれないけれど、冷静に考え方を変えてみると意外と心が楽になるなと感じました。


ponghua

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