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大きすぎる雛人形を断捨離!収納も飾付けもコンパクトに。


3年前に意を決して雛人形を断捨離しました。

40年以上前に祖母がくれた8段飾りの大変豪華なものなのですが、飾るのもしまうのも一苦労なんですね。
収納にかなり場所をとることもあって、今の私の暮らしにはちょっと馴染まない…という感じで、「はー、お雛様どうしよう。」といつも悩んでいました。

8段飾りの雛人形が生活にそぐわなかった理由

【収納問題】
・規格外の巨大な段ボールが、マンションのクローゼットに収まらない。
→段ボールの半分程度をクローゼットに押し込むものの扉が閉まらない状態となる。扉半開きのクローゼットが視界に入る度に落ち着かない。

【取扱い問題】
・大きく重たい雛壇の骨組みや、たくさんの細かな小物たち。豪華な金縁は触ると痛むそうで気が気でない。取り扱いが大変で、出すのもしまうのも一日がかり。

・40年前の物なので組み立ても収納も複雑難解。
小物を入れる小箱を中箱に入れ、それをパズルのように入れ子にして格納していく。あ、三人官女の小物を入れ忘れた!となると、作業を巻き戻してやり直し。
→専業主婦世帯が主流だった時代、夫が仕事に出ている昼間、時間のある主婦がゆったりと組み立てる、そんな時代の産物としか思えず単純にイライラしてしまう。

・年に11ヶ月しまったままなので、段ボールや人形が埃っぽくカビが生えてくる。

色々と我慢してまで、一体何のために所有しているのか、改めて考え直しました。

私の理想
・娘のために毎年お雛様は飾りたい。
・出し入れを簡単にしたい。
・飾る場所、収納場所をとらないサイズにしたい。

祖母がくれた大切な物なのに、私は億劫で不要な物だと捉えてしまっています。
それで祖母は嬉しいのかしら?

今は私に所有権があるのだから、不要なら手放すことは私の自由なはず。

自分でわざわざ物に縛られている状況を作り出しているのではないか。

不要な物を処分して、空いたスペースを心地よいと思いながら暮らした方が、私は幸せを感じるし、祖母も理解してくれるはずと捉え直しました。

考えた末、「殿」と「姫」の2つの人形を中心に、気に入っていた飾りやオルゴール等、衣装ケース1つ分だけ残し、後は全て手放しました。

オリジナル「親王飾り」にしてしまう作戦です。

飾る時は、人形2つを衣装ケースから取り出して、自由に好きな場所に飾るだけで完了です。

指を挟みながら苦しんだ雛壇の組み立ても不要!
出し入れは衣装ケースなので楽々です。

単純に雛人形の小物の数が減ったので、かえって大切に管理するようになりました。
五人囃子の太鼓のバチがハラリと落ちては戻してを繰り返しイライラすることも解消!

雛人形を飾るという行為を、初めて楽しいと思えましたし、物から解放されることが、こんなに幸せなんだと気付いたことも大きな収穫です。

物に縛られず、私が物を管理する環境を維持して、心身共にスッキリした暮らしを目指します。

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