浜通りは今も非日常の風景が広がる
最近、浜通りに行くことが多い。行く度に変化があり、その変化に驚き、また、中通りとのギャップがありすぎて驚いている。
・中通りから国道6号線へ
福島は3つに分けられる。会津地方、中通り、浜通り。原発が立地し、太平洋に面していて、大きな被害があったのが浜通り。私は中通りに住んでいる。
この日は楢葉町で仕事があり、川俣町の山木屋経由で浪江町から国道6号線を南下し楢葉町を目指した。山木屋を越えたあたりから、人の気配がなくなる。草はのびほうだい。各家にはバリケード。
浪江に入り、国道6号線に入ると様子は一変。コンビニがあり、ガソリンスタンドが開いている。と思えば、荒廃している建物が並ぶ。道路は、中間貯蔵施設に除染廃棄物を運ぶダンプと、原発の作業員を運ぶバスがほとんど。自家用車は少ない。
・浜通りは非日常が広がる
中通りに住んでいると感じることは少ないが、福島はいまも被災地なんだと実感する。大型ダンプ、大型バスの列、これは非日常の風景。
(出典:時事通信2019年3月7日)
・日常を取り戻しつつあるまち
一方で、日常を取り戻しつつある風景も見られる。あの震災で津波の被害を受けた富岡駅は、新しく生まれ変わっていた。私は震災前のこの駅を知らない。だけれどもあの時が止まっていた駅が新しくなり、電車が動いている。人の気配がある。感慨深い。
<震災直後の富岡駅>
<現在の富岡駅>
・夕方の6号線は大渋滞
16時過ぎに楢葉町から浪江町に移動する。すいすい走っていたかと思うと、動かなくなる。大渋滞。第一原発から多くの作業員や車が出てきたことが原因のよう。それだけ多くの人が働いているのだと思う、ありがたい。
・オリンピックで復興関連の人手が不足しているってホント?!
ここで疑問に思ったことがある。オリンピック関連の建設で、震災関連の復旧作業に従事する人が少なくなり、人手が足りないという情報。果たして本当に足りないのだろうか。今後調べていくつもり。