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2020年2月の記事一覧
(9/100)科学の力か?尊厳か?『欧米に寝たきり老人はいない』
今年9冊目は終末期医療の話。
終末期医療の違い老い、それも終末期のステージを迎えるということは、カラダのあらゆる機能が低下していくことであり、それはあがなえないもの。飲み込みも悪いし、食べること自体への意欲が落ちている。
日本の場合
そのステージで日本では、胃ろうを造設し、経管栄養や中心静脈栄養を行う。痰が詰まらないように器官が切開される。気管チューブからの痰の吸引は苦しい。点滴を拒否すると、
(8/100)激動の幕末をどう生きたか?「悲劇の志士・赤松小三郎」
著者の江宮隆之はこの本で、赤松小三郎という幕末の下級武士を、坂本龍馬と似た思想を龍馬より早く進言していたが評価されていない不遇の武士として描いている。
あとがきに
小三郎は、龍馬の「船中八策」に先駆けて、上下議員制度、議院内閣制などの「公議政体論」さらには海軍の充実や初等中等から大学までの教育環境の整備などを、越前春嶽に意見書として提出しているのである。
とあるほどだ。
しかし私の読後感は
戦後の乗り鉄内田百閒『特別阿房列車』を朗読で聞いたら、ヒドイ話で爆笑した
そろそろ暗くなってきたなぁ。
そんなこと思いながら、TYOMX「5時に夢中」を見ていた。
火曜日だった。コメンテーターは岩下尚史さん。はじめは「なんだこのおっちゃん」と思っていたけど、いろんなことに造詣が深く、最近気になっている人だ。
番組の中で、岩下さんは「わたしは夜寝ながらYouTubeで朗読を聞く。最近のお気に入りは内田百閒の特別阿房列車」とおっしゃっていた。
じつは私も最近、寝なが