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【PR】「ギフトチケット」使ってみた!【後編】プレゼントされた人の場合

こんにちは。おちらしさんスタッフのしみちゃんです! いつもおちらしさん、おちらしさんWEBをご覧いただきありがとうございます。

先日、同じくおちらしさんスタッフのななみん(臼田)から、とあるものをプレゼントしてもらいました……その名も「ギフトチケット」!! 皆さまはご存知でしょうか? 観劇好きなおちらしさん会員の皆さまは、使ったことがある、名前は聞いたことがあるという方もいらっしゃるかと思います。

今回はこの「ギフトチケット」をプレゼントしてもらった体験について、ご紹介していきます!

「ギフトチケット」で舞台芸術が”贈り物”に

私・しみちゃんは普段からミュージカルや宝塚など、どちらかというと大きな劇場で行われるようなお芝居をよく観るタイプ。小劇場で観劇の経験があまりないため、そういった作品に興味はあっても、何から観るべきか分からないというジレンマを抱えていました。

そんな私が今回、「小劇場演劇をオススメしたい!」というななみんからプレゼントしてもらったのが「ギフトチケット」です! 

「ギフトチケット」とは、購入後、公演を観てほしい家族・友人などにプレゼントし、贈られた相手があとから日時指定できる種類のチケットです。舞台芸術に関心のなかった人にも劇場へ足を運んでもらうことを目指し、現在、つくり手・観客の双方に働きかけ、この「ギフトチケット」の導入を進める取り組み「舞台芸術ギフト化計画」が進められています。

ギフトチケットなら団体や作品を選べない・何が自分に合うのか分からないというお悩みがあっても、“身近な先輩”がオススメしてくれるわけですから安心。観劇がはじめてという方でも、劇場に行ってみようかなと思うきっかけが生まれますよね。私もこのギフトチケットに背中を押してもらい、せんがわ劇場で上演されるほろびて『心白』公演から、小劇場演劇への一歩を踏み出すことにしました!

下記の前編記事では、私がプレゼントをしてもらうまでの経緯を、ななみんがご紹介してくれています。こちらもぜひお読みください!

招待状を受け取ろう!

ギフトチケットは、プレゼントをされた側が観劇する日時を選ぶことができます! 普段のチケットはあらかじめ日程を決めた上で購入することを考えると、ギフトチケットはプレゼントに適した、まさに“ギフトのためのチケット”と言える素敵なシステム……!

今回、私は観劇したい日程が迫っていたこともあり、事前にななみんにチケットを購入する時点で希望の回を伝えていました。こちらがななみんから送られてきた招待状です!

今回は、LINEで送ってもらいました!

通常は招待状を受け取ってから、プレゼントをされた側が日程を選ぶことができます。今回のほろびて『心白』公演の場合も、招待状より「こちらから好きな日時をお選びください」という案内をしていただけるそうです。

①購入手続き完了メールに招待状、URLが添えられています!
(写真提供 : ほろびて)
②招待状から観劇日程を選べる予約フォームに飛びました!
(写真提供 : ほろびて)

※なお、ギフトチケットの購入・日程を選択するシステムは公演団体ごとに異なります。

誰かからチケットそのものをプレゼントしてもらうことは初めてなので、ドキドキしてきました……!!

いざ観劇当日、せんがわ劇場へ!

調布市せんがわ劇場は、新宿から約30分。京王線仙川駅すぐに位置する劇場です。

私はせんがわ劇場はもちろん、仙川駅、調布市も初めて。開演15分ほど前に着くように行きました。しかし、たまたま同じ回を見ていたおちらしさんスタッフ・なるしまさんは夜公演にも関わらず、お昼ごろから仙川駅周辺を楽しんでいたようです。たくさん美味しいお店があるそうですよ!

いざ、私もせんがわ劇場に到着しました!

チラシと同じくオシャレなポスター!!

まず劇場に入るとスタッフの方に誘導していただき、検温や消毒を済ませます。チケットの受け取りも受付で名前を伝えるシステムでした。初めての方でも安心です。いよいよチケットを受け取り、場内へ!

ここで気になったのが「座席の位置」です。ギフトチケットは、舞台芸術に触れるのが初めての人や初めてのジャンル・団体を観に行く人を後押しできるシステム。

段差があるのでとっても見やすい、2列目中央のお席です!

思い出の原体験になるかもしれないせっかくの機会ということで、観やすい座席位置をギフトチケットのために用意してくださっている団体さんも多いとのこと。実際にこの『心白』公演でも、私は2列目の中央のお席でした。物語に没頭しやすい素敵な座席が用意されているなんて、嬉しい心遣い……!  それではまもなく開演です!

ほろびて『心白』開演

『心白』は、1幕約2時間のお芝居。無造作に積まれた段ボール、さまざまな日用品や雑貨が溢れた舞台上にキャストの方々が登場し、セットを形作るところから物語は始まります。

のんびりと温かい空気に包まれた夫婦のおしゃべり。ひょんなことからバス停で喋る仲になった男女3人。おだやかでありふれた日常が繰り返されるうちに、少しずつ目の前の物語が軋み始めていることに気づきます。いつもの会話を脅かすものが何なのか、どこか不自然な違和感は何に由来しているのか、掴みきれないままに進んでいくストーリー。観ているうちに高まっていく不安の正体がやっと分かったとき、恐ろしいほどゾクゾクとするような気持ちになりました。

ステージと客席の距離が近く、劇場全体を包む空気まで敏感に味わえるからこそ、日常生活とキャラクターたちの生活が身近に感じられ、舞台上に非日常の要素が足されていっても、まるごと自分たちの延長として捉えられる。そんな小劇場演劇の特異な点をビシバシと肌で感じました。普段の観劇とはまた違った、心に爪痕が残るひとときとなりました!!

ゾワゾワとした本編から一転、じわりと温かいエピローグがものすごく好きでした……

終演後・・・帰り道でのおしゃべり

「あーーー面白かった!!」ということで、終演後は先にご紹介したおちらしさんスタッフと落ち合い、帰路につきました。初めてづくしの観劇だったため、私の頭の中は『心白』の感想やほろびてさんにまつわる疑問でパンパン。「○○にびっくりした」「あのシーンってこういうことですよね?」「あれ好きだったな~」「ほろびてさんって他にはどんな作品があるんですか?」などなど、仙川駅までの道のりも、電車の中でも、終始質問が止まりません。ギフトチケットをプレゼントしてもらったことで、新しい世界が目の前で、劇場で、広がった1日です……!

2時間弱とはいえ、せんがわ劇場にも愛着が……!

「あの作品に!」「あの劇団に!」ギフトチケットで舞台芸術がもっと身近に

これまでよりもグッと気軽に、“舞台芸術に誘う/贈る”ができる「ギフトチケット」。今回、「小劇場ならきっとこの公演がいいですよ!」と、ほろびて『心白』公演のチケットをプレゼントをしてもらったことで、誰かの楽しいを共有してもらえる素晴らしさや、オススメしてもらえる嬉しさを強く感じました。皆さまも大切な方と「ギフトチケット」を贈って、贈られて……舞台芸術との関わりをさらに自由に、一歩広げて楽しんでみてください!!

そして、この夏より「舞台芸術ギフト化計画」をたくさんの方に知っていただくため、「ギフトチケット」対象公演のラインナップが掲載されたチラシの配布がスタートする予定です! 劇場でお配りしているチラシ束のほか、おちらしさんでも一部の方にお届けいたします。こちらもお楽しみに!!

「ギフトチケットを導入してみたい」という団体の方、「ギフトチケット実施公演合同チラシ」にご興味のある制作者の方もぜひ下記ページより、詳細をご覧ください。


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