【劇場めし 第22回】下北沢の新スポット「ミカン下北」
「劇場周辺の、おすすめのご飯屋さんをご紹介!」する、このコーナー。先日、仕事で下北沢へ行った際、駅付近の変わりようにびっくり! 今回は下北沢に新しく誕生した複合施設「ミカン下北」を散策してきました。
⇩下北沢関連のバックナンバーはこちら⇩
百聞は一見にしかず。まずこちらをご覧ください。
夜はこんな雰囲気。
駅の改札を出て本多劇場方面へ進むと、ミカン下北のレンガ通りが出迎えてくれます。この感じ。以前の街並みが懐かしいような、でも、すぐ馴染んでしまうような、やや複雑な感情が入り混じります。とはいえ、人も、街も、変わり続けるのが宿命。諸行無常の響きあり、です。何よりこの利便性。活用しないと損ですよね。既に多くの人々が行き交い、なかなかの盛況ぶり。
案内図によると、飲食店のみならず、書店、駐輪場、コワーキングスペースやレンタルオフィスもあるそうです。この街で活動する人々にとって、多様な文化に触れられる場所になりそう。
このコーナーは「劇場めし」。どこか飲食店に入らねば…と歩き回りましたが、立ち寄った時間は昼公演の観劇後。飲食店に入るには丁度狭間の時間帯です。う〜む…。ひとまず看板を見てまわり、営業時間を確認していきます。
すると、こちらの看板に目が止まりました!
ノーチャージで立呑みできます。この悪魔的誘い文句。立呑みは想定外だったけれど、ビール一杯だけ飲んで帰るのもアリ! と、こちらへお邪魔することに。
通路を通って奥の立呑みカウンターへ。最初はビールと思ったけれど、並んだボトルの中にウイスキーを発見。よし…、今日はウイスキーにしよう! 響、キミに決めた!!
まずはストレートとチェイサー(お水)でいただきます。いや〜、下北沢でお芝居を観た後、劇場付近の立呑みBARで響を楽しめるとは。しかも昼間。時間帯は三時のおやつ。これぞまさしく大人のおやつ(かなり強引)。
響。やはり美味しいです。花のような香り、上品な甘さ。全体的にマイルドで飲みやすく、調子に乗って杯が進んでしまいそう。これは危ない…と思い、追加で炭酸水をオーダー。ストレートとチェイサー、そしてハイボール。交互にゆっくりいただきます。
時間をかけて立呑みを堪能し、お店を出ました。ミカン下北。いいじゃないか。飲食店の選択肢はまだまだあるし、色々試してみたくなります。街の景観も新しくなり、ものすごいスピードで変化する街・下北沢。自らの「らしさ」を更新していくスタイルも、現代東京の在り方なのかも。下北沢駅を降りたらすぐの新スポット。ぜひ散策してみてください。
文:園田喬し(演劇ライター・編集者・『BITE』編集長)
Simokita Meat Spot
スタンディングカフェバー KUON -クオン(久遠)-
世田谷区北沢2-10-20
ミカン下北 D101
TEL:03-6407-8911
▼これまでの「劇場めし」はこちら▼
16,300名の舞台・美術ファンにお届け中!「おちらしさん」への会員登録もお待ちしています! おちらしさんとは⇒https://note.com/nevula_prise/n/n4ed071575525