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コロナ禍の海外旅行 ~パリ郊外(ヴェルサイユ、ジヴェルニー)編~

今回の旅行で5/6にジヴェルニー、5/7にヴェルサイユを訪れました。
どちらもパリの中心部から電車で1時間程度で行くことができます。

ジヴェルニー

ノルマンディー地方の小さな町ですが、モネが晩年に居を構え睡蓮を完成させたことで有名です。

アクセス

パリのサン・ラザール駅からRouen/Le Havre行きの列車でVernon Giverny駅まで向かいます。列車は全席指定席のため、事前にSNCFのサイトで購入した方が良いです。

サン・ラザール駅はホームの数が多いため、時間に余裕をもって駅に行くことをお勧めします

Vernon Giverny駅からジヴェルニーの町までは距離があるため、シャトルバスを利用し向かいました。大人1人10€、20分程度で到着します。
バス乗り場は駅の近くにあります(どこにあるのかよく分からなかったので周りの観光客について行きました)

バスは本数が限られているので、行き帰りの列車の時刻をよく確認したほうが良いです
時刻表はこちらからDLできました

モネの家

モネのアトリエ兼住宅を、当時を再現する形で公開しています。4~11月にオープンしており、それ以外の時期は閉まっているため注意が必要です。

今回は到着時間が読めなかったため、現地でチケットを購入しました。
オンラインチケットの有無によって入口が異なっていました。予約サイトはこちら

モネが実際に住んでいた屋敷です
緑が生い茂っており印象的です
モネが影響を受けた浮世絵もたくさん飾られています
モネの作品のレプリカが集結している部屋もあります
庭園は広く、季節に合った花々が咲いています
少し歩くと睡蓮の池があります
静かな雰囲気は日本庭園をほうふつさせます
まるで印象派の世界に入り込んだかのような感覚を覚えました

ジヴェルニー 印象派美術館

19世紀後半以降の印象派の作品を展示する美術館です。今回は時間がなかったため隅々まで見ることはできませんでした。

緑に囲まれた入り口が特徴です
作品数は多くはありませんが、モネの作品も展示されています

ヴェルサイユ

あまりにも有名なので説明する必要もないかと思いますが、ヴェルサイユ宮殿は世界一華麗な宮殿ともいわれ、かつてはパリに代わる王政の中枢でした。
庭園も含め隅々まで見ようとすると丸一日は必要ですので、当日の混み具合も見つつどこを回るか決めた方が良いと思います。

チケットは宮殿+庭園、トリアノン+庭園、宮殿+トリアノン+庭園の3種類販売しているため、プランに合わせ選ぶ必要があります。今回は宮殿+トリアノン+庭園のチケットを購入しました。
予約サイトはこちら

アクセス

行き方は複数通り存在し、路線によって到着する駅も、ヴェルサイユ=シャトー駅、ヴェルサイユ・シャンティエ駅、ヴェルサイユ・リヴ・ドルワット駅に分かれます。

今回はInvalides駅からC線に乗車し、ヴェルサイユ=シャトー駅まで向かいました。行きの車内は空いており、快適に移動できました。
またヴェルサイユはZone5に該当するため、乗り放題の切符を購入しました。(今思うとNavigoカードを利用したほうが良かったかもしれないです)

宮殿(グラン・アパルトマン)

ミュージアムパスが利用可能ですが、日時指定ができず入館まで長時間待たされるという話を聞いていたため事前に公式サイトから予約して行きました。

日本語版のオーディオガイドも用意されていますが、かなりのボリュームがあるので興味がある箇所のみ聴けばよいと思います。
また公式アプリで現在地を確認することが可能です。ただし館内はWiFiスポットが限られているため、事前にホテルなどでダウンロードしておくことをお勧めします。

ダヴィッドの「ナポレオンの戴冠式」
ルーブル美術館にも同じ絵がありますが、こちらは複製画です
天井の絵画も見ごたえがあり360°楽しめます
鏡の回廊は圧巻です

各国のツアーで来ている方が多く、混雑していましたが、くまなく散策することができました。

庭園

庭園は広大で、1日かけても全てを回ることは難しいです。また徒歩で移動する場合、時間がかかるため、カート(ゴルフ場でよく見るもの)や自転車をレンタルするか、プチトラン(ミニ列車)を利用することをお勧めします。今回は自転車を利用しました。

歩いていると分かりづらいですが、庭園は素敵な模様をしています

グラン・トリアノン(大離宮)

敷地内の北には、宮廷から離れた離宮があります。庭園中央の運河から自転車で5分ほど進んだところにあります。
ルイ14世が家族と過ごすために造りましたが、フランス革命後はナポレオンが居住したため、ルイ14世時代の調度品は失われ、ナポレオン時代の遺物が多く残ります。

外観はピンクでとてもかわいらしいです
回廊は白を基調としており落ち着いた印象を受けます

プチ・トリアノン(小離宮)

ポンパドゥール婦人の発案で建設された建物で、後にマリー・アントワネットにより改修されています。
また離宮周辺のスポットもお勧めです。疑似農村生活を楽しむために造られた「王妃の農村」や、マリー・アントワネットがスウェーデン大使のフェルゼンと密会を重ねたとされる「愛の殿堂」が有名です。

観光客も少ないためゆっくり見学できました
王妃の農村
一から建物を造り村人を強制的に移住させるなどスケールが違います
愛の殿堂
思っていたよりも開放的でした

他の観光地はこちら

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