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小学校受験組は、11月のSAPIX入室テストも受験しよう

11月は、都内の本命校の考査が行われる、小学校受験の”本番期”です。

 
特に、「11月1日」の本命校のために、多くのご家族が1-2年もの、血と汗と涙の努力を積み上げてきたと思います。

ご家族によっては、年少やそれよりも前から幼児教室に通っている方もいらっしゃると思います。


合格のために、志望校の名の付く授業や参考書を、全てこなしてきたご家族も少なくないと思います。

もう、受験する前から、振り返るだけで感慨深い時期ですね。

涙が出ちゃいます。

何年もかけて準備してきたさなかで、何を言うのかと思うかもしれませんが、11月に行われる新1年生向けのSAPIXの入室テストも受験されることを、私たちはおススメします


A判定連発の子でも全敗するのが小学校受験


小学校受験の夏休み後、土日は模試のラッシュ期に入ります。

お受験本番の慣れのためにも、通っている塾の様々な校舎に出向いて、模試を受けているはずです。

模試によっては、小学校の校舎を借りて、場所も時間も本番さながらの状況で受けられるため、多くの非会員の塾生も自分の実力を知るために受ける、祭りのような時期でもあります。


夏休みから、徐々に、お子様のポジションが明確になり、安堵するご家族もいれば、焦って直前講習や他の塾の講座を手当たり次第に受け出すご家族もいるでしょう。

ただ、ここで言えるのは、A判定を連発している子でも、普通に本命校に落ちますし、全滅することも珍しくありません


お受験に全滅したママ友/パパ友も複数いますが、同じようなことを言っていました。


「A判定を春頃から普通に取っていたけど、すべり止め校すら合格できなかった。結局はコネがほとんどで、フリー枠なんてほとんどないなかで、お受験の先生たちは、あえて知らないふりをして、沢山の講座を受けさせていたのではないのか。そうでなければ、A判定を出していたのに、何一つ合格を頂けなかった意味が分からない。」


言葉は違えど、皆同じようなことを言っていました。


先生方が、フリー枠がないことをわかっていたかは定かではありませんが、小学校の模試のA判定は、そこまで信じられるスコアではないということでしょう。



11月初旬の大切な時期にSAPIX入室テストがある


SAPIXでは、2022年度、男子中学の御三家 開成中学に283名、麻布中学に192名、武蔵高等学校中学に65名、更に、(直近の数値が非開示ですが)2020年度は、女子中学の御三家 桜蔭中学に166人、女子学院中学に146人、雙葉中学に59人が合格する、中学受験ナンバーワンの学習塾です。

中学のトップオブトップ 開成中学の6割がSAPIXから出ています。


そのSAPIXですが、新1年生むけの入室テストは、11/3前後に行われます。

小学校受験では、11/1の本命校の受験日を皮切りに、第二志望、第三志望と11月初旬はほぼ埋まっていくと思いますが、そんな大切な時期にSAPIXの入室テストがあるのです。

いや~、中学受験なんてまだ早いでしょ!、と思うかもしれませんが、関東、とくに東京は、もう、意味不明なほどお受験熱が過熱しているのです。


東京でのSAPIXの入塾は、おおよそ3年生の3月が多いのがこれまででした。

中学受験漫画の”二月の勝者”からもわかるように、中学受験は2月が本番期ですので、新しい学年の入塾は3月になります。

つまり、4-6年生の3年間を中学受験に捧げるために、3年生の3月に入塾します。

ただ、東京の受験熱は年々過熱しており、3年生の3月にはもうSAPIXの定員はいっぱいで、入ることが困難です。


渋谷、自由が丘、白金台、成城など、東京の中でも、人が多く世帯年収が高い(お受験意識も高い)エリアは、ほぼ入れないので、更に早い時期から入塾して、”座席”を確保しようとするご家庭が増えています。

そして、これら激戦区では、新1年生の入室テストが、年長の11月に行われています。

更に、恐ろしいのが、11/3前後で行われる入室テストが行われた後、もう座席が埋まってしまい、その後の入室テストすら受けられない状況になっています。

年長でも、SAPIXの入室テストが受けられない。。(合格/不合格ならわかりますが、入室するためのスタートラインにも立てない)


もう、意味が分かりません。

年長でも座席がなくなるって、中学受験は一体どうなっているのでしょうか。

私たち家族は、複数校受験した中で、たまたまスケジュール上、その時間帯に空きがあったため、SAPIXの入室テストを受験できましたが、そのタイミングで座席が埋まり、次の人たちは入室テストすら受けさせてくれなかったと聞きました。


9月の埼玉校、10月の神奈川校で、どこか入学する学校が決まっていれば問題ありませんが、本命校偏重の考えを持っていたり、すべり止め受験をしないご家庭は、中学受験も忘れないようにしたいものです。

繰り返しますが、A判定でも落ちるのが、小学校受験です。

小学校受験が失敗したら、多くのご家庭の次のリベンジ先は、中学受験になると思います。

その中学受験の入塾も、東京では、小学校入学前に行われているのです。

11月の本番に集中しつつ、もしも・・という最悪なシナリオも想定しながら、万全に備えていくのが良いと思います。

(小学校受験でうまくいけば、SAPIXの入室を最後お断りすればよいので)


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皆様のお受験がうまくいきますように。

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