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合格した人は知っている! 早稲田実業学校初等部 面接で聞かれる質問と狙い

「面接で聞かれる質問と狙い」シリーズ、第2弾!

第1弾では、青山学院初等部についてまとめましたが、第2弾は、早稲田実業学校初等部についてまとめています。


早稲田実業学校初等部の、2022年度の出願者数は1391名、受験者数は1146名と、沢山の方が受験をする「超人気校」です。

受験者数でみると、倍率は8倍超


8人受験して、合格するのは、たったの1人という狭き門です。

しっかり対策してきたご家庭しか、合格を手にすることはできません。

参考元:早稲田実業学校初等部 ホームページ


一次試験では、「お子様のみ」が考査対象となり、その合格者のみが二次試験に進むことができます。

二次試験では、「お子様と両親」が考査対象となり、面接が行われます。


一次試験合格発表後、すぐに二次試験が開始されるため、事前に準備を重ねておく必要があるのです。



私たちも、お受験では、「面接対策」にたくさんの時間を費やしてきました。

面接では、全ての受験校でバッチリの手ごたえを得て、合格をいただきました。

そこで気づいたのは、面接で聞かれる「質問」を理解することも大切ですが、その背景にある「質問の狙い」を的確に理解すること方が、もっと大切だったということです。


塾によっては、面接で聞かれる質問をまとめて書類で配布したり、口頭でお伝えしてくれるのですが、学校側が何故その質問をしているかという「質問の狙い」までは、詳細に教えてくれません。

お受験の面接では、その小学校の「教育理念」「建学の精神」「ビジョン」などを元に質問をされます。

面接の質問の背景


「志望理由」「お子様の性格」「母親/父親の役割」などの質問は、どこの小学校でも聞かれます。

どこでも使えるようなテンプレート回答を作り、全ての小学校の面接で使いまわそうとすると、うまくいかないでしょう。


学校側は、その学校独自の「教育理念」「建学の精神」「ビジョン」などを、しっかり理解したうえで、回答をしているかを見ているのです。

面接直前で、質問内容だけ暗記して、その場を取り繕った回答をしても、深く質問を掘り下げられると、途端に回答できなくなるのが小学校の面接です。


また、各学校が抱える問題や課題をそのまま問う質問もあります。


例えば、某男子校では「生徒同士で喧嘩をしたときは、どうされますか」という質問が毎年でます。

その男子校では、喧嘩がよく起き、お友だちに怪我をさせてしまったり、自分が怪我をしてしまうといった子ども同士のトラブルが度々あり、そこからご家庭同士のトラブルに発展しやすいので、「お子様が学校で喧嘩をしてしまったときにどのような対応をとるご家庭か」を把握するために、そのような質問をされます。

何も考えずに「学校側でトラブルの背景をきちんと解明していただき、非がある方をきちんと叱っていただき~・・」のような回答をしてしまうと、学校としては「そういった回答を求めているのではないのだけど・・、トラブルがあったとき、何も行動をおこさないで学校に全てを押し付けるご家庭なのか?」と捉える恐れがあり、面接での評価にも影響するでしょう。


また、似たような質問で「お子様が、学校から泣いて帰ってきたとき、どのような対応をとりますか」と、某女子校では毎年聞かれます。

私たち家族もこの学校を受験しましたが、必ずこの質問が聞かれるのです。

この学校は「親のクレーム」に度々頭を悩ませている、ということを通われているご家庭から事前に知りました。

つまり、子どものトラブルがあったときに、親からクレームの連絡が入ったり、(少数ではあると思いますが)実際に乗り込んでくるご家庭がいるため、学校としてもそのようなご家庭を事前に落としたいという意図があります。

同じような質問ですが、「親の関与を求めている質問」なのか、逆に「親からの過度な関与を避けたいと思っている質問」なのかを理解したうえで、的確に回答しなければ、良い評価は得られないでしょう。

面接で聞かれる「質問」に加え、大切なのは、「質問の狙い」まで理解して回答することです。


※面接で聞かれる質問は、我が家のお受験経験や、お受験ママ/パパ友だちのネットワークを通じて集めた質問の中から、これを押さえれば大丈夫!と考える「ベスト10問」と、1問ずつ「質問の狙い」を丁寧にまとめています。

早稲田実業学校初等部に何としても合格したい!と考えているご家庭は、ぜひご参考になさってください。


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