伊藤規絵

神経内科医師・専門医です。歩行障害・運動障害や痛みなどの神経疾患について少しでも皆様の…

伊藤規絵

神経内科医師・専門医です。歩行障害・運動障害や痛みなどの神経疾患について少しでも皆様のサポートになる記事を書いてゆきたいと思います。

最近の記事

朝令暮改? 朝と違う‼︎ 夕方になると瞼が下がる人を診たら◯◯を疑ってください

朝令暮改? 朝と違う‼︎ 「先生、朝と夕で人相が違います」 このような病気が確かにあります。 知っていると知らないとでは、大違いです。 今回は、ベットサイドで誰でも簡易に行える疲労試験のポイントや 神経筋接合部疾患について、脳神経内科領域の診療が少しでも分かりやすく、 楽しいものになるように、 皆様の明日からの診療に少しでもお役に立てられる講演を目指します。 +‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+ 4月30日(火)20:00 ~ Dr.

    • ドクター伊藤の健康百彩 心と身体と人生100年

      ドクター伊藤の健康百彩 心と身体と人生100年 皆さん、初めまして。こんにちは。 4月から第一、第三土曜日のAM11:00から1時間、新しいラジオ番組を担当致します、札幌西円山病院神経内科の伊藤規絵と申します。 番組名ドクター伊藤の健康百彩 心と身体と人生100年 にちなんで、健康百歳とかけて様々な医療・介護分野で活躍していらっしゃるゲストの方を毎回お招きして、皆さんの日常生活に役立つことをお伝えして行ければと思います。 音声はリスンラジオ 動画配信はサイマルラジオ

      • 「歩行がおかしい」と訴えのある患者さんをどう診察したら良いのか?

        「歩行がおかしい」と訴えのある患者さんをどう診察したら良いのか? 私は脳神経内科・老年内科専門医としての26年間に多くの神経疾患の診断と治療にあたってきました。 患者さんや家族が、医療難民にならないように。 世間一般では『神経内科/脳神経内科』と言われても、 「心の病気ですか?精神科ですか?」「何をしているのですか?どんな病気を診察しているのですか?」と、ピンとこないことが多いようです。 そのため、脳神経内科を初診で受診する患者さんはまだ少数です。 もしかして、足

        • 人間は意識しないと多くの事柄に気付きません

          「灯台下暗し」などのことわざがある様に、人間は意識しないと気付きません。 また、視力は正常なのに何度も眼鏡を作り直していました。 視力は正常なのに何度も自動車を擦ってしまいます。 皆様は何を考えますか? 私たちは、眼で物を見て理解しているのではなく、脳で視て理解しています。 でも、ある脳の部分が正常に働かないと見えても視えない人になってしまいます。 この疾患は基本的に病歴・臨床症候(神経所見)・高次脳機能検査と脳画像に基づいて診断されます。 また顕著な特徴は、罹

        朝令暮改? 朝と違う‼︎ 夕方になると瞼が下がる人を診たら◯◯を疑ってください

          無料のMedPeer Channel 1ヶ月限定です。 歩行障害の講演を配信中 皆様の日常診療に少しでもお役に立てられますように。🌸 https://lnkd.in/gqKuTd9b

          無料のMedPeer Channel 1ヶ月限定です。 歩行障害の講演を配信中 皆様の日常診療に少しでもお役に立てられますように。🌸 https://lnkd.in/gqKuTd9b

          神経内科疾患で緊急性の高い疾患を教えてください

          神経内科疾患で緊急性の高い疾患を教えてください 是非◯◯◯を教えてください アンケートやビデオレターをありがとうございます。 お待たせしました❗️  歩行障害シリーズの続編です。 風邪(感冒症状) 下痢 治りました。良かったですね。 ところが・・・・・・ 1〜2週間後に 手足に力が入らない(脱力) 手足がしびれる(異常感覚) 腱反射低下・消失 左右ほぼ対称性 上記のような訴えで再来院されたり、受診した患者さんを診たら皆様どう致しますか? 神経内科領域

          神経内科疾患で緊急性の高い疾患を教えてください

          自分が病を得たらどうするか?

          私がDr.,s Prime Academiaで歩行障害シリーズの講演を始めるきっかけとなった出来事でした。 人生には3つの坂があります。 私のメンターは5つの●●●を想定していなさいと教えてくれました。 その5つの中の一つが。。。。。。 自分が病を得たらどうするか? 特に一家の大黒柱の皆様への日頃の準備についてお話したいと思います。 入院・手術・治療・自宅療養・リハビリ・職場復帰を経験し、 日頃の生活で気をつけることや準備しておくべきことなどをお話し致します。

          自分が病を得たらどうするか?

          神経疾患患者さんの問診力・診断力を鍛えましょう!

          症例提示を行なって、医師の皆様と一緒に考えます。 プライマリケア向けの4分間神経診察も解説いたします。 神経内科領域の診療が少しでも分かりやすく、楽しいものになるように、研修医の皆様と作り上げて行きます。 皆様の日常診療の一助となるパネルデイスカッションを目指します。 乞うご期待! +‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+ 3月16日(木)20:00 ~ Dr.'s Prime Academia主催 伊藤規絵先生の勉強会を開催いたします。 詳細は

          神経疾患患者さんの問診力・診断力を鍛えましょう!

          不眠の一因はこの症状かもしれません。

          よく眠れない原因はこの病態かもしれません。 意外と盲点な病気です。 でも、ちょっとした問診でこの病気を疑うことができます。 そのコツをお教えいたします。 皆様の明日からの診療に少しでもお役に立てられる講演を目指します。 不随意運動が苦手Σ(-᷅_-᷄๑) よく分からない ご安心ください😲 わかりやすく動画を用いて説明いたします。 +‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+ 2月16日(木)20:00 ~ Dr.'s Prime Ac

          不眠の一因はこの症状かもしれません。

          ・医療関係の皆様へ〜期間限定MedPeer Channel 歩行障害の診察がちょっと面白くなるかもしれません。 皆様の明日からの診療に少しでもお役に立てられる講演を目指します。 https://medpeer.jp/channels/9540

          ・医療関係の皆様へ〜期間限定MedPeer Channel 歩行障害の診察がちょっと面白くなるかもしれません。 皆様の明日からの診療に少しでもお役に立てられる講演を目指します。 https://medpeer.jp/channels/9540

          認知症のリスク2倍         COVID-19の長期的な神経学的転帰

          2023年5月8日から政府は新型コロナを2類感染症から「5類」感染症に変更を決定。  私達、一人ひとりがこれから新型コロナとどのように付き合ってゆくかが、 大切となりますね。  ここで、最近、新型コロナ感染後の長期的な影響について、nature medicineから論文が掲載されたので、少しご紹介いたしますね。 SARS-CoV-2の急性感染後12カ月における神経系障害の発生リスク (目的) これまで、COVID-19の急性期後の臨床神経学的障害を検討したほとんどの

          認知症のリスク2倍         COVID-19の長期的な神経学的転帰

          これからのALS治療とケア        日本で、新薬の承認申請なるか? ボスチニブ

          筋萎縮性側索硬化症(ALS)は運動神経細胞が変性して、経過に個人差はあるものの手足の動きや言葉、飲み込みなどの運動機能障害が徐々に進行する病気です。 日本では病気の進行をわずかに遅らせる可能性のあるお薬は2種類(リルゾールやエダラボン )認可されていますが、ALSは根本的な治療薬がまだない神経難病疾患です。 最近、海外で承認の薬を国内でも使用できるように、ALS患者団体が訴えております。 国内では、日本の研究者の先生たちが頑張ってくれています❗️ その薬は。。。。。。

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          SARS-CoV-2 XBB.1系統の中和感受性について 〜COVID-19治療には新たな抗体が必要である〜

          第7波を超える第8波の死者数。 高齢者や基礎疾患のある人たちの死亡数が軒並み上昇しています。 今、現在のワクチン予防接種効果や中和抗体薬の効果はどうなっているのでしょうか? 以下の論文は上記疑問に対する最新情報です。 2022年1月、組み替え型SARS-Cov-2 XBB系統がインドで初めて検出され、アジアや欧州で発生が増加しています。 XBB系統は、BJ.1およびBM.1.1.1という2つのオミクロン変異亜系統の組み替えの結果であります。 5つの主要なXBB亜系列

          SARS-CoV-2 XBB.1系統の中和感受性について 〜COVID-19治療には新たな抗体が必要である〜

          「垂れ足」はただの垂れ足ではありません❗️

          この頃、よくつまずく。 片側の足首に力が入らない=筋力低下 片側の足首が垂れる=下垂足 ところが、反対側の足にも力が入らなくなってきました。。。。。。 そして手にも。。。。。。 垂れ足はただの垂れ足ではありません。神経内科医は〇〇の有無を確認します。 末梢神経障害の集大成です。 どの分野の医師の方でも明日から直ぐに使える知識です。 歩行障害の診察がちょっと面白くなるかもしれません。 +‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+ 1月17日(火

          「垂れ足」はただの垂れ足ではありません❗️

          神経内科医が診る歩行障害シリーズ 〇が欠乏すると歩けなくなります。栄養障害と歩行障害。

          対象者 ・医学生、すべての医師の方へ 意外と身近にある栄養障害。気付かずに放っておくと大変な事に。。。。。。 どの分野の医師の方でもわかりやすく講演いたします。 感覚神経障害と中枢神経障害の所見についてちょっとしたコツをお教えいたします。 難易度:基礎 勉強会の幅:総論 +‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+ 12月20日(火)20:00 ~ Dr.'s Prime Academia主催 伊藤規絵先生の勉強会を開催いたします。 詳細は

          神経内科医が診る歩行障害シリーズ 〇が欠乏すると歩けなくなります。栄養障害と歩行障害。

          神経内科医が診る歩行障害シリーズ 「音叉と打鍵器」を使えたら、あなたも即〇〇〇神経障害を診察できます

          今や疑いを含めると既に2000万人を超える国民病となっています。 今回は、神経所見の取り方も含めて診断や病態、治療について述べたいと思います。 +‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+ 11月25日(金)20:00 ~ Dr.'s Prime Academia主催 伊藤規絵先生の勉強会を開催いたします。 詳細は下記リンクからご覧ください。 皆様のご参加をお待ちしております。 https://academia.drsprime.com/events/gE

          神経内科医が診る歩行障害シリーズ 「音叉と打鍵器」を使えたら、あなたも即〇〇〇神経障害を診察できます