不安・恐怖・怒り・誤解がなくなる術(すべ)

人は、時に不安を感じたり、恐怖を感じたり、怒りをおぼえたり誤解を生じたりする。これは心の不安定につながる。そしてとても心地悪い。ストレスにもなる。これらの原因は「知らない」ことだ。物事を知って予測がつく。対処方法を講じることができる。となるとこれらがなくなり、心が安定し、心地よくなる。このことは、知人である「臨床心理士」が言っていること。

大局的にこれらのことを見ると。人の争いの原因も知らないことが原因。日常生活で例を上げると。人と人の争いは互いのことを知らないことが原因で、相手が何を考えているかわからないとが不安になる。

戦争もそうだ。相手国のことを知らないとその国の人々は何を考えてるかわからない。それで不安になる。不安が募ると怖くなる。この状態で相手が挨拶のつもりで拳を上げると殴りかかってくると思い、首をすくめる。次は先に攻撃されると感じ相手より先に拳を振り下ろし戦いになる。このとき相手のことをよく知りよく理解していると相手が先に拳を上げても挨拶だと解釈できる。すると自分が拳を上げるのは同じ挨拶になる。

怒りについても同様だ。よく知る人は遅刻してもなにかよんどころない事が起きているのだと迷わず判断できる。心配になる。ところが知らない相手が遅刻をすると約束をしたのになんで遅刻なんかするんだろうと怒りがこみ上げてくる。このように知ると知らないでは大きな違いが出る。

同じ知るでも物事を知っているかいないかで考察する。最近大雨で雷雨も頻発している。そこで雷について取り上げてみる。雷を好きな人は少数だと思うが、好きだという人の話を聞くと頷けることが多い。雷が発生する原理・稲光と落雷の関係をよく知る人は恐怖よりも楽しい・心が洗われるという。まず原理であるが地上の温度が高空よりも温度が高いと上昇気流が発生して上空に積乱雲を作る。同時に下降気流も発生する。地上と高空の温度差が大きいほど積乱雲が強力な発達を見せる。積乱雲の中では空気と氷と水蒸気が激しく動き互いにぶつかり合い静電気が起きる。この静電気が溜まって限界が来ると地上に向かって放電する。これが落雷である。

稲光と落雷音の関係は、音と光のスピードの違いがキーだ。音の速度は気温によって違うがおよそ 331.5 m/秒(ここでは300m/秒とする)光の速さはおよそ30万km/秒(ここでは一瞬とする)である。そこで稲光と落雷の関係を考察する。雷が発生すると稲光→落雷である。稲光と落雷には時間差があることを体験的に知っているであろう。そして時間が進むに従いその時間差が少なくなり、同時に稲光と落雷が起きる。稲光と落雷音の時間差で自分の土地に落雷があるかがわかる。稲光から落雷音までの時間を計る。10秒であれば雷の現在位置は3km(300m/秒☓10秒)遠くにある。そして雷が近づくとこの時間差が小さくなる。そして1秒→300mにある。ついにピカ→ドンがほぼ同時になる。それは至近距離のところに落雷があることを示す。

時間差が大きいうちはあ慌てることはない。怖がることもない。雷本体は遠くにあるのだから、雷サウンドを楽しめばいい。時間差が5秒以下になったら電気機器の電源をおもむろに切ってコンセントからプラグを抜けばいい。電気設備に落雷すると電線を伝わってサージ電流が流れて電気機器を破壊することがある。これの予防策もある。電気店に行くとサージ防護機器売っているこれを購入して、電気機器とコンセントの間に設置するだけだ。この場合、コンセントからプラグを抜かなくてもいい。

このように、雷=ひたすら怖い。ではなく、雷=ナチュラルサウンドで楽しい。になる。

これまで、「知る」ことは不安・恐怖。怒り・誤解を除去する一番の方法であることを例を上げて書いてきた。参考になれば幸いです。

以上

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