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第14話 経団連資料読み込み②

経団連資料やっと読み終わりました。読み取ったことをまとめていきたいと思っています。

第10話で経団連は2025年団塊ジュニア世代が向き合うことになる介護離職ラッシュを危惧しているということを書きました。資料の中では『トモケア』と銘打って社員一人の問題にしてしまうのではなく上司や同僚、会社がトモに介護と向き合いますよ、ということを推奨しています。
フレックスタイム制を導入したり時間休を取れるようにしたりといった社内制度の整備も挙げられています。

また、介護保険制度が複雑で多くの社員が制度の概要を知らないということも問題点として挙げています。

ここから読み取れるのは、
①介護保険制度と被保険者の家族との距離があるということ。
②そして介護保険制度だけでは仕事を持っている家族のサポートが不十分であるということ。つまりより柔軟に両者を媒介するような保険外サービスの必要性を感じているということ。
③会社は介護保険制度に精通したプロのアドバイスを求めているということ。
ではないかと思います。

①については多くの会社が社内でパンフレットの作成やイントラネットでの情報提供、専門家を招いたり雇ったりして教育を行っています。いざ介護が必要となった時に初動のつまづきが離職につながることを経験しているので、その前に知識を持っておくことが必要であると考えているのです。

②はデイサービスの送迎時間に合わせて出勤時間を調整することや、ケアマネジャーとの面談や役所への申請の際は1日休む必要がないので時間休を取れるようにといった方法で対応を進めているようですが、その間を埋めるようなサービスがあればそもそも気にすることなく仕事に打ち込むことができると考えているようです。

③は産業ソーシャルワーカーの雇用を進めています。制度も変わってきますし、個別の事情に合わせてアドバイスをできる存在はとても貴重です。

これらを埋めるサービス展開が社会的には望まれているということだと思います。

とりあえず今日はここまで!


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