見出し画像

地域の子どもたちに無料でお菓子と飲みものを提供する“おやつステーション”の取り組みを取材しました!

2021年11月1日、世田谷区の船橋地区にある希望ヶ丘団地商店街の一角に、“おやつステーション”がオープンしました。お食事処「ひなたぼっこ」さんをお借りし、1ヶ月限定で毎週月曜日から金曜日、毎週15時半から17時半まで運営。立ち寄った子どもたちに無料でお菓子や飲み物を提供しています。訪れる子どもたちは初日は15人、子どもたちの口コミから段々に広がり、3週間すぎた頃には80人に増えています。
企画・運営されているのは、青少年船橋地区委員会「子どもぶんか村」スタッフの皆さん。「多くの子どもたちの居場所を作りたい…」という想いで生まれた「おやつステーション」は、今回1ヶ月の限定開催となっていますが、継続的な活動として広がっていくことが期待されます。
11月11日、快晴の秋空が広がる午後、この素敵な取り組みをねつせた!スタッフが取材してきました。

👤お話を伺った人
北折 美樹さん(青少年船橋地区委員会・理事)

自分の子どもの頃を思い出すような、どこか懐かしい場所

まず、おやつステーションを訪れてみて、とてもあたたかい場所だと感じました。近くの公園で遊ぶ子どもやこれからサッカーに行く子ども、いろいろな子どもたちがやってきて、スタッフの方々が笑顔で向かい入れます。近所の方に学校から帰ってくると「お帰り」と声をかけてもらい、あたたかい気持ちになっていた自分自身の子どもの頃を思い出しました。おやつステーションのスタッフの方たちは、子どもたちみんなのお母さんのように感じました。
また、北折さんのお話を聞いて、おやつをきっかけに子どもたちが集まることで、防犯対策など多くのことへの可能性を感じました。そして、近くに相談できる大人がいてくれるだけで子どもたちも安心できると思いました。
小学生などの小さなお子さんが多かったですが、北折さんも仰っていたように、中学生・高校生・大学生も気軽に訪れるような場所になってほしいです。これから継続できる場所が見つかり、子どもたちの居場所として地域で定着していくことを願っております。(さとぽん)

画像2
子どもたちのおやつ

楽しかった記憶とつながる場所が「居場所」になっていく

ふとした時、「本当の自分の居場所はどこだろう?」と、一人孤独を感じ寂しくなる経験を誰もがしているのではないかと思います。
私は、居場所は場所だけではないと思います。なぜなら、楽しかった記憶がともなって居場所になると思うからです。楽しかった記憶は、日常生活の中でふと思い出した時、再び私を楽しい気持ちにさせてくれます。楽しい時間は思い出になり、居場所に変わり、どんな時でも私を守ってくれました。
今回のおやつステーションの取材では、そんなことを考えていた自分を思い出させてくれました。子どもぶんか村スタッフの皆さんの「居場所を作りたい」という想いで生まれたこのおやつステーションは、多くの子どもたちの居場所になり、また様々な人の心の変化のきっかけになると感じます。そして、私たちには必ず居場所があり、待ってくれている人がいる…。この温かい居場所が、長きに渡りたくさんの人々の心を温めてくれることを願っています。(いちか)

画像2
おやつステーションの外から見える景色

子どもぶんか村



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?