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羊文学のライブ「まほうがつかえる2022」を観に行きました

はじめに

すーごいよかったです。

(以下note仲間のディスクガイドです。合わせてどうぞ。)

音がでかい

オルタナロックの幻想的な世界観。透き通る空気感。そういうのがやってくるかなと思ってました。羊文学ってスタイリッシュのバンドだと思ってました。モエカさんとコーラスのゆりかさんと、脱力な歌声がいいんだよね、とか。

全然違いました。演奏が始まってすぐドラムの鋭さに驚きました。ホールで出せる音圧をフルで使って押し寄せるライブでした。よかった。その楽器たちの音圧をボーカル・コーラスが突き抜けていく。三人が出し切る形でのバランスでした。

対して曲間は静かです。余韻をたっぷり使って。観客の期待感や緊張を乗りこなすようでした。後述のグッズ紹介を除けばMCも最低限でした。

イントロや間奏で、吸い寄せられるように三人が向かいあって合わせていました。観客に背を向けて。3人で音を作っているぞ、というのが伝わってきてこれもよかった。

空間がいい

それから、実は照明がいいなと思って聴いてました。開場だったフェスティバルホールはコンサートホールなわけですが、ライトとストロボとでライブハウスな空間になっていました。↓は、休憩を挟んでさらにその上から追加された照明です。最高。

舞台照明の話でいうと、個人的にミラーボールがあんまり好きじゃないです。くさくて。時代から取り残された感じがして。ただ今日のミラーボールはよかった。うまく使うといいんですねミラーボール。ライブ空間に必要な存在でした。

アンコール

アンコールの拍手こんなに長くていいんだなぁと思いました。どれくらいが「普通」の長さなのかわかりませんが、アンコール時は演者が舞台から退いて体感10-20秒くらいの拍手で戻ってくるイメージです。対して、今日はとにかくいっぱい拍手して、いっぱい期待感を届けました。どれくらいの長さかといえば難しいですが、これまた体感でお伝えします。ライブ会場で観客の拍手だけの時まず間違いなくテンポずれますよね。それからうまいこと修正されて次のテンポに移行するあれあるじゃないですか。今日はそれを6-7回しました。そういう長さ。 

そしてアンコール時のグッズ紹介です。力強さに圧倒されている中で、突然ゆるふわMCと共にライブのグッズ紹介が入りました。一気に普段の三人という空気。素敵な温度差。ずるい!

おわりに

そういうわけで、二時間半あっという間でした。楽しかった。どんなジャンルの音楽でも音源だけでは気づけない部分があるなと。外へ出て曲を聴くたびにそう思います。


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