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コンビニで横領犯と疑われた話。

中学3年の時のお年玉が3000円でした。

僕の家庭は色々あって裕福な方ではなくいつも自由に使えるお金がなく困っていました。 高校生になり友達と外食やカラオケに行くのもお金がなく断っていました。

そんなことがあり、高校3年の春、部活が終わったのでアルバイトを始めることにしました。 僕の学校は進学校だったので他の同級生は受験勉強モードに突入しました。僕は勉強するよりお金がほしいと思いアルバイトをすることにしました。 ちなみに学校ではアルバイトは許可が必要だったので隠れてやってました。

なぜかわからないのですが、自分はコンビニで働いて見たいと言う謎の意志がありました。 そのため自宅から近いコンビニに応募して採用されました。

勤務日は土日の6時~9時の3時間から始めました。 当時は働くの初めてでわからないことばかりでしたが、その時早朝手当てが付くと求人情報に書いてあったのですが、なぜか僕には付いていませんでした(´×ω×`)

仕事始めはとりあえず声出しからでした。 来店されるお客様にいらっしゃいませーー!! と聞こえるように大きな声で言ってくれと言われました。 店長曰く女の子なんかは恥ずかしがってこれがなかなかできないとのこと、僕は普段はのほほんしてますが、仕事では自分の顔を変えるので一発でクリアしました。

それからはレジ打ち、商品の補充、掃除が主な仕事でした。

レジ打ちは最近のレジみたいに自動で硬貨がでないのですばやく正確に硬貨お札を渡すのに最初は苦戦しました。 

商品の補充は、廃棄商品(賞味切れ)も処分するのでこんなに廃棄するのか…と唖然したりもしました。

掃除は床のモップがけとトイレ掃除、トイレ掃除は嫌でした。僕は男なので女性トイレも清掃するのが苦痛でした。 なのでトイレ掃除がある仕事はあまりしたくないとこのとき思いました。

色々大変なこともありましたが、1ヶ月後初給料を貰いました。

約3万!! 高校生にとって大金も大金!! 僕は働けば3万ももらえるのか!! と驚愕驚愕しまくりました(°д°)(°д°)(°д°)

そのお金で始めてデュエルマスターズというカードゲームのBOX買いをしました(約5000円) ファーストコンタクトですね、ガイアールカイザーはでなかったけど嬉しかったですね。

そんな感じでアルバイトも順調だとおもった矢先、だんだんとコンビニの大変さを思い知らせていくことになります。

お客さんがレジに注文にきました。 

僕「いらっしゃいませー!!」
お客さん「マルメン、フランク、アッタメ」
僕「(^_^;)??????」

訳すと、タバコのマルボロメンソールとBIGフランクとこのパンを暖めてくださいということです。

これは慣れで何とか成りますが、他にも困ったことは色々あります、これも対お客さんですが、

お客さん「バターースコッチがねえええんだけどど!!!
僕「申し訳ありません、本日は売り切れてしまいました」
お客さん「チッ!!

お客さん対応での大変なことは色々ありましたが、とりあえずこの辺で。

次はコンビニの従業員不足の件です。 

コンビニは24時間365日営業してるため誰かが休むと必ず代わりを入れなければいけません。 他の会社なら足りない人員は他の人の残業でカバーができますが、常に稼動してるコンビニなのでやはり代わりは必要です。

人間なので体調不良や身内の問題でどうしても休む人が出てしまいます。

そんな中アテにされたのが僕でした。 始めは朝6時~9時のはずが夜のバイトが休んだから代わりに出勤できますか??の連絡が頻繁に来るようになり自分が学校の授業中でも電話してくるようになりました。 体調が悪く代打のメールの返信ができなかった際も自宅にまで電話をかけてくるようになりました。

高校生は青少年の条例で21時までしか働いてはいけない条例があったので僕も21時で終わりだと思ったときも、君は21時までじゃなくてもいいよね??と言われたり、とにかくコンビニは人が居ない そしてしわ寄せがかなり来ると感じました。

それと1番嫌だったのが横領犯と疑われた時でした。

僕が働いてたお店では毎日レジのお金が1000前後合いませんでした。 ので誰かが横領してるのではないかと言う話が上がっていたみたいで新しく入った僕が怪しいと思われていました。

しかし店長も横領犯を特定できず、仕舞いには皆さんの給料から横領分を天引きさせてもらいます。といい始めました。 僕は丸め込まれて了承したのですが、他の従業員が反対したのでその件はなくなりました。

そんな数日が過ぎ朝のバイトに向かうと僕と一緒にペアで働いていたおばちゃんが出勤していませんでした。 というか出勤表に名前が消えていて朝の出勤のシフト全てに僕の名前がびっしり埋められていました。

おばちゃんは横領犯だったのです。 警察に差し出されました。

早朝のおばちゃんが居なくなったことに、なぜか僕が30日フルで出勤してほしいと、というかもう決定してるシフトになっていました。

そんなことがあり、次第に商品の発注をしてほしいやクリスマスケーキを購入してほしいやギフトを買ってほしいという色々なことがあり、とてもやってられん!!と思いコンビニでのアルバイトを辞めました。


そんな色々あったコンビニでのアルバイトでしたがいい経験はできたと思います。 接客の基本、紙幣硬貨の取り扱い、掃除の仕方。お金を貰って働くことの大変さ。 なのでつらかったのですが+にはなったと思います。

後々考えると高校時代にアルバイトするよか勉強に励むほうがいいとは思います。 僕は色々な家庭の事情もあり、お金のほうがほしかったので学校行かないでバイトしてたほうがいいと友達によく言いました、退学しようかとも真剣に考えていました。 その時友達が全力で止めてくれました。 お前!!! 絶対高校だけは卒業しとけ!!!  今でもその時の友人に感謝しています。


といった今回はコンビニで働いた話。でした。

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では今回はこの辺で、また次の記事でお会いしましょう( ´ ▽ ` )ノ

#創作大賞2023 #エッセイ部門


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