優プロ今季初トップ 積極果敢な鳴き仕掛けで強豪対決制す【Мリーグ】
積極果敢な鳴き仕掛けで強豪対決を制しました。
U-NEXT Pirates・鈴木優プロがMリーグ2024-25レギュラーシーズン第47戦でトップを獲得。今季初勝利です。
勝因は南1局1本場の鳴き仕掛けによるチンイツ。得意の思いきった攻めが奏功しました。
第47戦はKONAMI麻雀格闘倶楽部・佐々木寿人プロ、KADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾プロ、U-NEXT Pirates・鈴木優プロ、渋谷ABEMAS・多井隆晴プロの並び順。
個人MVP経験者の多井プロ、寿人プロ、優プロの3選手と、今季4連勝中で個人ポイントを独走する堀プロが熱戦を繰り広げました。
優プロは東1局2本場に一撃を決めました。
タンヤオ・ピンフ・三色・ツモ・赤ドラ2の3000、6000(+600)です。
優プロの持ち点は33900点となり、トップ目に立ちました。
しかし、Мリーグで屈指の実力者がそろった卓。なかなか、優プロに決定打を与えません。
南1局1本場(供託2)で持ち点は西家・優30100、南家・堀29500、東家・寿人27100、北家・多井11300。
優プロ、堀プロ、寿人プロによる三つどもえの激しいトップ争いになっています。
トップ目の優プロは1巡目、7索を重ねました。
索子のトイツが4組あります。
優プロはここから積極果敢に索子を鳴きます。
3巡目に9索、4巡目に7索を続けてポンしました。
まだ手牌は十分形でなく、大胆な攻めです。
それでも、これをあがりに結びつけるのが優プロの真骨頂。
さらに、6巡目に2索もポン。イーシャンテンです。
7巡目に8索を引き入れ、手牌は全て索子になりました。
一方、2着目の堀プロは8巡目に赤五萬をツモり、カンチャンの4索待ちでいち早く聴牌。黙聴に構えました。
優プロも9巡目、6索を暗刻にして聴牌。7索・8索待ちです。
優プロは12巡目に7索をツモ。チンイツの2000、4000(+2300)です。
優プロの持ち点は40400点となりました。持ち前の力強い攻めであがった満貫は大きく、逃げきって勝利です。
オーラスは絶妙な字牌の切り順で、2位を狙う寿人プロのホンイツのみの鳴き仕掛けに差し込みました。
第47戦の結果は優34500、寿人24700、堀23400、多井17400。
優プロは堀プロの個人5連勝を阻止し、待望の今季初勝利。昨季の個人MVPがいよいよエンジン全開です。