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「優・剛」持ち味発揮のデイリーダブル【Мリーグ】

 U-NEXT Piratesが「デイリーダブル」の連勝です。

 2023年10月31日(火)のMリーグ2023-24レギュラーシーズン第51戦・第52戦。「優・剛」がそれぞれ持ち味を発揮しました。

 第51戦で鈴木優プロの鋭い攻めが冴え、怒涛の3連続あがりを決めて逆転トップ。第52戦では満貫のあがりで好発進した小林剛プロが巧みなゲーム回しで着実に加点し、勝利しました。

◎優プロ鋭い攻めで怒涛の3連続あがり

 第51戦は赤坂ドリブンズ・園田賢プロ、U-NEXT Pirates・鈴木優プロ、EX風林火山・二階堂瑠美プロ、TEAM雷電・萩原聖人プロの並び順。

 優プロの猛攻は東3局5本場(供託4)から始まりました。

 持ち点は東家・瑠美49100、北家・優30300、南家・萩原10200、西家・園田6400。

 供託と積み棒を合わせてで5500点ある「美味しい一局」。全員あがりたいところです。 

 ラス目の園田プロが1巡目にいきなり北を暗槓。4索がドラと槓ドラで重なりました。

 リンシャン牌からカンチャンの五萬を引き入れ、東を切ってまたたく間にイーシャンテンです。

 2着目の優プロが1巡目にこの東をポン。早いあがりを目指しました。

 優プロは順調に有効牌を次々と引き入れました。

 2巡目に赤5索、3巡目に6筒をツモり、イーシャンテンです。 

 さらに、4巡目にペンチャンの三萬をずばっと引き入れ、4筒・7筒待ちで聴牌です。

 園田プロが7巡目に7筒をつかみ放銃。優プロは東・ドラ1・赤ドラ2・槓ドラ1の8000点(+5500)です。

 東4局を迎え、持ち点は北家・瑠美49100、西家・優43800、東家・萩原10200、南家・園田-3100。

 2着目の優プロがトップ目の瑠美プロに5300点差まで迫り、トップ争いの勝負どころとなりました。

 いち早く聴牌したのは瑠美プロです。7巡目に七萬をチー。九萬・北のシャンポン待ちで聴牌しました。

 瑠美プロは自風の北の後付け。あがれるのは北だけです。

 3着目で親の萩原プロが10巡目にカンチャンの7筒待ちで追いつき、リーチしました。

 萩原プロは役もドラもない手ですが、親のリーチで他家の抑え込みにかかりました。

 しかし、そうは問屋が卸しません。

 自風の西を暗刻で持つ優プロが10巡目にドラの7索にくっつく6索をツモ。5索・8索待ちで追っかけリーチしました。

 2軒リーチに瑠美プロはオリに回り、萩原プロと優プロのめくり合いとなりました。

 軍配は優プロにあがりました。13巡目に8索をツモ。リーチ・西・ツモ・ドラ1の2000、4000(+1000)です。

 トップ目に立った優プロは南1局、親の園田プロとのリーチ合戦に勝利。リーチ・ピンフ・ツモ・ドラ1の1300、2600(+1000)をあがり、リードを広げました。

 3連続あがりで優プロの持ち点は59000点となり、2着目の瑠美プロに13200点差をつけました。その後もトップを譲らず勝利です。

 第51戦の結果は優49300、瑠美40500、萩原14900、園田-4700です。

 優プロらしい攻めの切れ味に魅せられました。

◎コバゴー巧みなゲーム回しで着実に加点

 第52戦はTEAM雷電・瀬戸熊直樹プロ、EX風林火山・二階堂瑠美プロ、赤坂ドリブンズ・渡辺太プロ、U-NEXT Pirates・小林剛プロの並び順。

 小林プロは幸先良いスタートを切りました。

 東1局に連闘の南家・瑠美プロが5巡目にカンチャンの6索待ちで聴牌。「567」の三色への手変わりを狙い、黙聴に構えました。

 北家・小林プロがすぐ5巡目に追いつき、一萬・四萬待ちでリーチです。

 瑠美プロが6巡目に一発で一萬をつかみ、ツモ切って放銃。小林プロは裏ドラが2枚乗り、リーチ・一発・赤ドラ1・裏ドラ2の8000点です。


 「ズルゴー」の裏ドラ2枚の満貫でトップ目に立った小林プロ。巧みな打ち回しで優位に試合を運びました。

 コバゴーらしい巧みな鳴き仕掛けが出たのは南1局3本場です。

 持ち点は北家・小林35500、西家・太26800、東家・瀬戸熊23500、南家・瑠美14200。

 トップ目の小林プロは4巡目に八萬を重ね、九萬を切りました。「456」や「567」のタンヤオ・ピンフ・三色が狙えます。

 2着目の太プロは萬子の一色手を進めていました。5巡目に赤5索を切りました。

 小林プロは5巡目にこの赤5索をポン。イーシャンテンです。

 トップ目なので打点にこだわらず、早いあがりで着実に局消化を図るコバゴーらしい鳴き仕掛けです。

 また、5索をポンしているのでポンカスの5索と8索の両面待ちになれば、他家の盲点になりやすいです。

 小林プロは6巡目に四萬をツモり、狙い通りの5索・8索待ちで聴牌しました。

 瑠美プロが8巡目に8索を切り放銃。小林プロはタンヤオ・赤ドラ1の2000点(+900)です。

 小林プロはその後、着実に加点しました。

 まず、南2局に黙聴で瑠美プロから1索を打ち取り、ピンフ・ドラ1の2000点です。

 南3局には黙聴で太プロから南を打ち取り、チートイツの1600点です。

 南4局には得意の鳴き仕掛けで瑠美プロから九萬を打ち取り、南・ドラ1の2900点です。

 南4局1本場を迎え、持ち点は東家・小林44900、北家・太25200、南家・瀬戸熊21500、西家・瑠美8400。

 コツコツと着実にあがりを重ねたトップ目の小林プロが2着目の太プロに19700点差をつけました。

 この一局は3着目の瀬戸熊プロがラス目の瑠美プロから倍満をあがり、2位に浮上しました。

 小林プロは「貯金」を生かし、しっかりトップを守りました。

 第52戦の結果は小林44900、瀬戸熊37800、太25200、瑠美-7900です。

 トップ目に立ってから着実に加点する小林プロの巧みな打ち回しに魅せられました。

 

 

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