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手役派・ハギーが黙聴で華麗な一撃【日テレプラス麻雀】

 手役派・ハギーが黙聴で華麗な一撃です。

 日テレプラス麻雀リーグ2023のセイラーズ・リーグ3回戦で、南1局に親番のTEAM雷電・萩原聖人プロがピンフ・ジュンチャン・三色・イーペーコーの跳満をあがりました。

 萩原プロ十八番の高打点に狙いを定めた思いきりの良い打ち回しが印象的でした。

 日テレプラス麻雀リーグは人気・話題の麻雀プロ16人が参加。打ち筋によって「堅守速攻」を得意とするセイラーズ・リーグ(セ・リーグ)と「豪打一振」を信条とするパイレーツ・リーグ(パ・リーグ)に分かれます。

 それぞれのリーグ戦の上位2人が日本シリーズに進出。2試合の合計ポイントで優勝者が決まります。

 セ・リーグ3回戦はTEAM雷電・萩原聖人プロ、日本プロ麻雀連盟・山脇千文美プロ、日本プロ麻雀連盟・川原舞子プロ、日本プロ麻雀連盟・笠原拓樹プロの並び順。

 南1局を迎え、持ち点は北家・笠原45200、西家・川原28000、東家・萩原24700、南家・山脇22100です。

 3着目で親の萩原プロは2巡目に3筒を重ねました。

 萩原プロは場に1枚切れで浮いている東を切らず、トイツの6索を1枚外しました。

 目いっぱいには構えません。チートイツの芽を残さず、ジュンチャンと「123」の三色に狙いを定めたハギーらしい選択です。

 3巡目に二萬を重ね、6索を続けて切りました。

 親の萩原プロが序盤から中張牌のトイツ落としを見せ、他家はとても警戒したと思います。

 萩原プロは7巡目に2筒を暗刻にして、ようやく東を外してイーシャンテンです。

 ラス目の山脇プロが7巡目にカンチャンの4索待ちでリーチしました。ドラ待ちで出あがりは期待できず、ツモ狙いのリーチに踏みこみました。

 4索は山に4枚全て残っていました。

 山脇プロのリーチ後、2着目の川原プロは8巡目にドラの4索、9巡目に赤5筒を続けて引き入れ、イーシャンテンです。

 さらに、川原プロは10巡目に七萬をツモり、3筒・6筒のノベタン待ちで聴牌。手変わりを待って、黙聴に構えました。

 萩原プロは有効牌も危険牌も引かず、イーシャンテンのままです。

 トップ目の笠原プロはなかなか手が進みません。

 萩原プロは13巡目に絶好のカンチャンの2索を引き入れました。筋の二萬を切り、3筒・9筒のシャンポン待ちで聴牌しました。

 萩原プロはジュンチャン・三色への移行を図り、もちろん黙聴です。

 川原プロは13巡目に山脇プロに通っていない場に1枚切れの1筒をツモりました。少考後にそのまま切って押し、黙聴を続行です。

 萩原プロは14巡目に序盤にトイツ落としをした危険牌の6索をつかみました。筋の2筒を1枚外し、イーシャンテンに戻しました。

 萩原プロは15巡目に3枚目の1筒をすばっと引き入れました。こうなったら当然、6索を勝負。1筒・4筒待ちで黙聴です。

 すると、川原プロが15巡目にラス牌の1筒をツモ切り放銃。萩原プロはピンフ・ジュンチャン・三色・イーペーコーの18000点です。

 牌姿が美しく、華やかなあがりです。

 萩原プロはこの試合で笠原プロを逆転できず、2位にとどまったものの、この一局は会心の一撃でした。


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