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復帰戦でりおのカーニバル リーチ6回の猛攻トップ【Мリーグ】

 約3週間ぶりの復帰戦で「りおのカーニバル」です。

 セガサミーフェニックス・東城りおプロが2024年2月22日(木)のMリーグ2023-24レギュラーシーズン第173戦でトップを獲得しました。

 東城プロは2回のインフルエンザのため、久しぶりの対局。手痛い放銃が1回あったものの、リーチ6回、あがり6回の猛攻で勝利しました。

 KADOKAWAサクラナイツ・堀慎吾プロ、セガサミーフェニックス・東城りおプロ、TEAM雷電・瀬戸熊直樹プロ、BEAST Japanext・猿川真寿プロの並び順。

 東城プロは東3局に抜け出しました。

 持ち点は南家・瀬戸熊27700、北家・東城24300、東家・猿川24000、西家・堀24000です。

 東城プロは9巡目に絶好のイーペーコー確定となる6索をツモって聴牌。1筒・4筒・7筒待ちでリーチしました。

 東城プロは15巡目に4筒をツモ。リーチ・タンヤオ・ピンフ・イーペーコー・ツモ・赤ドラ1の3000、6000です。

 りおぱららしい豪快な一撃で持ち点は36300点となり、トップ目に浮上しました。

 東城プロはその後、東場の親で連荘した瀬戸熊プロに一度逆転されたものの、細かなあがりを重ね、再びトップ目に立ちました。

 東城プロがトップ目を守って迎えた南3局。持ち点は北家・東城44000、南家・瀬戸熊31600、東家・猿川14200、西家・堀10200です。

 白を鳴いていた3着目で親の猿川プロが11巡目に赤五萬をツモり、六萬・九萬待ちでいち早く聴牌しました。

 トップ目の東城プロは12巡目にカンチャンの6筒をツモり、二萬・五萬待ちで追いつきました。

 東城プロの手はタンヤオで「456」の三色への手変わりも狙えます。黙聴に構えました。

 東城プロは16巡目に4筒をツモり、「456」の三色が確定しました。

 東城プロが17巡目につかんだのが猿川プロに無筋の九萬。ツモ切って放銃しました。

 猿川プロは白・赤ドラ2の5800点です。

 久しぶりの参戦で手が入ったら攻めると決めていた東城プロ。

 タンヤオ・三色の聴牌でしたが、それでもここではぐっと我慢してほしかったです。

 場に萬子が高く、六萬・九萬は本命の危険牌でした。さらに、巡目も深く、自身のあがりの可能性も少なかったからです。

 南3局1本場を迎え、持ち点は北家・東城38200、南家・瀬戸熊31600、東家・猿川20000、西家・堀10200。

 東城プロは2着目の瀬戸熊プロの点差は12400点差から6600点差に縮まり、親の猿川プロには4000オールで逆転される手痛い放銃となりました。

 この一局では、今年に入ってから南場で好調な戦いを繰り広げている猿川プロが強烈な一撃を決め、一気にトップ目に立ちました。

 猿川プロは赤ドラ3枚を持ち、8巡目にカンチャンの二萬待ちでリーチ。

 猿川プロは17巡目に二萬をツモ。裏ドラが1枚乗り、リーチ・ツモ・赤ドラ3・裏ドラ1の6000オール(+300)です。

 南3局2本場を迎え、持ち点は東家・猿川38300、北家・東城32100、南家・瀬戸熊25500、西家・堀4100。

 逆転された東城プロ。それでも、勝利への執念とツモの勢いは消えていませんでした。

 東城プロの配牌。ドラが1枚あり、聴牌の早そうなチャンス手です。

 1巡目に自風の北、2巡目に7索を重ね、あっという間にチートイツのイーシャンテンになりました。

 東城プロは4巡目に5筒も重ね、ドラの3索単騎待ちでリーチしました。

 ドラの単騎待ちなので他家からは切られず、なかなかツモれません。

 巡目が進み、ラス目の堀プロに起死回生の手が入りました。

 堀プロは15巡目に白を暗刻にして、二萬・七萬のシャンポン待ちでツモり四暗刻の追っかけリーチです。

 山に二萬が1枚残っていました。

 堀プロ渾身のリーチ直後、東城プロが15巡目に3索をツモ。リーチ・チートイツ・ツモ・ドラ2の3000、6000(+1600)です。

 堀プロから悔しさが垣間見られました。

 南4局を迎え、持ち点は西家・東城45700、北家・猿川32100、東家・瀬戸熊22300、南家・堀-100です。

 トップ目に返り咲いた東城プロにすごい手が入りました。

 1巡目に九萬を重ねた手牌です。

 一萬か四萬を切れば、ペンチャンの3索待ちでダブルリーチです。

 けれども、東城プロはあがりやすい両面待ちへの変化を求め、ダブルリーチに踏みこまず、1索を外しました。

 この冷静な判断がずばりでした。

 東城プロは3巡目に三萬を引き入れ、二萬・五萬待ちで聴牌しました。

 もちろんリーチせず、黙聴です。

 猿川プロが7巡目に二萬をツモ切り放銃。東城プロはピンフの1000点で逃げきりました。

 第173戦の結果は東城46700、猿川31100、瀬戸熊22300、堀-100。

 復帰戦を豪快な打ち回しで飾った東城プロ。セガサミーフェニックスをセミファイナル進出のボーダーラインの6位に押し上げました。

 


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