【夜宵★日記141】韓ドラ時代劇『王になった男』
2024/6/5
韓国ドラマ『王になった男』を観おわった。
「王の影武者となった男の、禁断の愛と数奇な運命の壮大な史劇」。
主要な登場人物、みな好きだった。
実直なチョ内官も、寡黙で忠実なチャン武官も、理想に燃える有能な側近のイ・ギュも味があった。
私が特に好きで注目していたのが王妃。
演じる女優は、『赤い袖先』の主人公ソン・ドギム役イ・セヨンさんだ。
『赤い袖先』では、女官から側室になるという役どころで、親しみやすい快活な印象であった。
だから、今回のドラマでは最初イ・セヨンさんが王妃役と気付かなかった。
そのくらい、気品や崇高さが際立っていた。
彼女と気付いた時、その演技の幅に私は驚いたのだった。
それから目が離せなくなった。
美しい。王妃の豪奢な衣装がなんて似合うんでしょう。
王と影武者二役のヨ・ジングさんも魅力的。
狂気の王も、太陽のような影武者も、やり過ぎず丁寧に演じていらした。
ちなみにイ・セヨンさんもヨ・ジングさんも子役出身だという。
二人とも子役のときから端整なお顔立ち。
主要登場人物はみんな好きだったけど、悪役もなぜか嫌いになれなかった。
悪さをするのには原因があったし、富や権力が人生を狂わせたんだろうなとも思ったし、その顛末には感傷的になった。
観おわってしまって淋しいな。
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