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リモートワークの概念がちょっと違う件

最近日本のリモートワークの条件で、
「仕事場所は自宅のみ、ワーキングスペースやカフェなどは禁止です」というのがあるそうです。
それはちょっと困るなあと思いました。海外では電気や水道が止まるのは当たり前で、そのたびに場所を変えるからです。隣町に行けば電気が使えるし、都度休んでいたら仕事になりません。また家には家事という仕事が転がっていて、仕事に専念するには外に出た方が効率が良い時もあります。もちろん嫌ならやるなという考えがあるのでしょうが、そもそものリモートワークの概念が、日本では違うのかもしれません。

気になって調べてみたらAirbnbの役員さんの記事が出てきました。

リモートワークとは、単に働く場所がオフィスからオフィスの外に変わることではありません。ビジネスにおけるコミュニケーションのあり方そのものを変えることで、人々が場所や時差にかかわらず仕事を遂行し、パフォーマンスを上げることに本質があります。"

https://diamond.jp/articles/-/276484

もちろん電話対応やビデオを使用したりする仕事は自宅などで行った方がいいかもしれません。でも事務仕事や私のような仕事は自宅でなくても仕事できるのでは・・・と思います。
昔漫画を描いていた頃は、人によってはファミレスの方がネームの効率が上がるという人がかなりの数いました。家にいるより集中できて雑音を聞くことで想像力が高くなるそうです。漫画は著作権がきびしいから、今だと禁止されるのかもしれません。

上の記事で人間てあれやっちゃダメこれやっちゃダメって言われるとパフォーマンスが下がる、とありますがその通りだと思います。
特に何時までに会社に来て、午前中は何時まで、休み時間は1時間で〜みたいなのが苦手です。仕事に集中できるタイミングは毎日同じ時間にやってくるとは限らないからです。
日本ではリモートワークはあくまでも場所の代用なのかもしれません。

またフリーランスとクライアントは本来パートナーで、上下関係ではないんじゃないかなあと思うのです。今まで20年くらいお付き合いしてきたクライアントは大手の出版社でしたけど、仕事や時間の場所を指定されるようなことはなかったです。(その代わり夜中の3時に電話かかってきたりした)契約書もありませんでした。昔はカフェにネットなんてなかったので家で作業してましたけど、締め付けというかああしろこうしろみたいなのはなかったです。遠方へ遊びに行く時は、パソコンを持って行ってホテルで作業をしてました。何しても良いけどよいパフォーマンスで締め切り守ればOKでした。もちろんお金をもらう立場なので、先方の希望があれば答えなくてはいけませんが、その時に相談してすり合わせができなければ仕事が来なくなるだけの話です。
なんとなくどこかに上下関係を作りたいのではないかと、何でもすぐマイナスに妄想する私は思ってしまいます。もっといいパフォーマンスが期待できるのに、もったいない話です。


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