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なぜ教育神話から抜け出せないのか

わたしが子どもを育てているとき、疑問に思っていたことがあります。

(1) おうち英語や乳幼児期からネイティブに習わせる英語などに本当に効果があるなら、もっと英語を話せる大人が多くてもいいはずだけど、状況は30年以上変わっていない。それが「大事なのは乳幼児期の英語とは限らない」という答えなのに、なぜ「英語を早い時期からやらせればしゃべれるようになる」という神話がいまだに信じられているのか。

(2) 早くから塾に行かせて勉強をさせれば、頭が良くなる(成績が上がる/勉強ができるようになる/いい大学に行けるなど)のが真実ならば、明らかに都会の子に結果が出ているはず。ところが、地方の公立教育でのんびり育った子が高校でパッと勉強をして優秀な大学に入る例はいくらでもあり、特別に「有名小中学校に行くと成績が上がる」というエビデンスは出ていないはず。それなのに、なぜ信じられているのか。

(3) ならいごとでも学校でも、「◯◯へ行かせるとこうなる」ということが事実なのであれば、すでにいくらでも実例が上がっているはずだが、そうはなっていない。それなのになぜ、コンテンツを選ぶ基準がいつまで経っても「◯◯へ行かせるとこうなる」なのか。

これらの疑問はすべて、「世間では〜〜と言われているが、それは事実か」という視点で周りを少し見渡すと、すぐに分かることなのですが、なぜいつまで経っても状況は変わらず、目の前の子どもを見て判断するのではなく、エビデンスなんか全然出ていない神話を信じ続けるのか、ということに集約されます。それが本当に本当に疑問でした。

ついに、なるほど!と納得できるポスト(X)を見つけました。

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息子2人の進学、音楽教室で長く子どもたちを見て来た経験から、もし「大学進学」が子どもの選択肢としてあるならば、子どもがのびのびと自由に選択…

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