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音楽教室ミューレ/おさんぽリトミック

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わたしが主宰している音楽教室ミューレとおさんぽリトミックについての記事です。
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#教育

はじめまして

はじめまして坪井佳織です。 浜松市で音楽教室を開いています。 わたしはどういうわけか、自分が子どもだったころのことをとてもよく覚えています。特に、なぜだろうと感じたことを。子どもから大人になる過程もよく覚えています。理解できなかったことが理解できるようになったときのこと。後悔も嫉妬も、嫌悪も覚えています。 だから、今、子どもたちに「自分で考え、自分で決めさせ、自分で体験させる」ことが得意です。どんな声かけをすれば、大人の顔色を伺うことなく、子どもが自分を振り返ることがで

働ける子

わたしが子どもたちを教育する上で、とても大切にしていることは、「働ける子に育てる」ということです。 働ける子というのは、置かれた場面場面で、自分が今どうすれば全体がどうなるかを考えて動ける子だと思います。 「何をすれば良いか」「どうすれば良いか」も、自分で見つけることができる必要があります。 つまり、「指示がなくても何をするか自分で見つけて、やり方も自分で考え、分からないことをどう調べるか考え、失敗したらやり直し方も自分で考える」。 そこまでを高校生までに身につけさせ

おさんぽファミリーコンサートの楽屋話

はじめに2019年8月9日金曜日、おさんぽリトミックファミリーコンサートが無事に終了しました。ご来場くださったみなさま、ありがとうございました。感想をお聞かせいただけると嬉しいです。 こんなプログラムでお送りしました。(リンク先に裏話があります) 1.パーカッションアンサンブル 2.プラスティックアニメ 3.懐かしの歌謡曲 4.か〜ちゃんず令和 5.中高生のガチ合唱「虹」 6.ピアノアラカルト(名曲を少しずつ) 7.ディズニーメドレー 終わってみたら、いろいろと反省点が

ミューレの子たちがディズニーランドに出演した日

2019年6月23日(日曜日)、東京ディズニーランド ドリーマーズ・オン・ステージというプログラムで、ミューレ・パフォーマンス・クワイヤが歌を歌いました。 木曜日に荷物を作ってみて、衣装を詰めてみて、荷物の大きさや行程などを確認しました。最後の練習だったので、「30分、子どもだけで控え室で過ごした後、いい声で歌うためのウォーミングアップの練習」をして、1回目を本番とする練習もしました。 「やることはやった!」といういい笑顔です。準備は整えたのですが、もし悪天候だったら中止

高校生自主企画【僕たち、私たちがつくる】

2019年3月31日、音楽教室ミューレで幼い頃からリトミックを学んだ高校生たちが、発表会を企画しました。 約1年前から、会場探し、プログラム作り、音響の練習、出演者(小学生)の誘導など、毎週1時間の話し合いを重ねてきました。 当日は、やれ衣装なくした、やれ喧嘩が始まった、大騒ぎの舞台裏を見事に収めてお客様には何もバレずに無事に終了しました。 この企画の特徴は、「細かいところまで作り込んでいない」ということです。普通、高校生にこういうことをやらせようと思ったら、ハプニング

朗読身体表現「サーカス」中原中也

朗読劇「サーカス(中原中也)」 *小5〜高1による朗読 *身体表現 *即興ピアノ演奏に合わせて動き 【2016年*ミューレジカル*しずくの音】より 音楽教室ミューレ 構成:坪井佳織 日本語の持つ、不思議なリズムや響き、雰囲気を身体表現にしてみました。わたしの考える「音読(暗唱)」って、こんな感じ。唱えたり動いたりを続けているうちに、言葉の持つエネルギーを味わうことができたらと思います。 指導で苦労したことは、語尾を下げて伸ばして言う、学校独特の発音・発声のくせが抜け

お買い物ごっこ

音楽教室ミューレでは、毎年恒例のイベントがあります。「ミューレバザール」というお買い物ごっこです。2017年のようすをお伝えします。 ミューレバザールとは?お買い物ごっこです。商品は、売れそうなものならなんでもOK。 これは、わたしの思い出から思いついたイベントなのです。わたしが幼稚園のころ、同じアパートに文房具をとてもていねいに大切に保管しているお姉ちゃんがいて、ときどき、便せん一枚とか使いかけで要らなくなったシール、おりがみ一枚、紙石けん一枚などをくれるんですね。「そ