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音楽教室ミューレ/おさんぽリトミック

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わたしが主宰している音楽教室ミューレとおさんぽリトミックについての記事です。
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記事一覧

おさんぽリトミックのスタンプでスカーフをプレゼント♪

浜松市0歳〜3歳親子のおさんぽリトミックでは、出席するとLINEスタンプを集められます。 14個たまると・・・ 手遊びに使える、リトミックのスカーフをプレゼントしています。 大きい子のリトミックでは、このシフォンでできたスカーフが揺れる、やわらかい動きに合わせて動くことで、筋肉を柔らかく、優しく、力を抜いて、優雅に音楽に乗れるんです。 スカーフと遊んで、柔らかさを体験するために、おさんぽリトミックでは手遊び歌などに使うこともあります。 くしゅくしゅ丸めて手を広げると

3年間、採用を徹底的に見直して、ようやく会社が安定した話(後編)

4月、わたしの会社に新卒の新入社員が2名、入社しました。20年前にわたしの音楽教室に入ってくれた子どもたちです。 前編はこちらです。 2021年、会社説明会を開きました。わたしにとってはとても大切で可愛い教え子なので、うちの会社に入る入らないは関係なく、「働く」ということについて、本当のことを知ってほしいと思いました。 普通、会社説明会でどんな話をされるのか知りません。わたしは就職活動をしなかったので、普通、どんな就活をするのか知りません。 でもわたしは、卒業から30

3年間、採用を徹底的に見直して、ようやく会社が安定した話(前編)

本日、6期目に入った、わたしの会社に新卒の新入社員が2名、入社しました。 小さな会社が新卒の社員を採用するなんて、あちこちで「そんな無謀な!」「うちでは新卒を採るのは無理」など聞いたので、何がそんなに?!とビクビクしていたのですが、よくよく聞くと、新卒は最初の数年間は生産性がないのと、研修をきっちりやって育てる必要があるから、その体力がない、とのことでした。(違ったら教えてください〜〜!) その点で言うと、この子達は、音楽教室ミューレの2歳児クラスから所属している、筋金入

コロナ禍が幼児に与えた影響

子どものための教育活動家、坪井佳織です。浜松市でリトミックを中心とした音楽教室を開き、20年以上、子どもの育ちに寄り添ってきました。 長引くコロナ禍の異常な生活が、子どもの発達に影響したと感じていることがあります。 それは、社会性の発達です。 社会性の発達とリトミックレッスン子どもは、「お母さんといっしょ(自分とお母さんは一体だと思っている)」の時代から、少しずつ、お友だちや先生の存在を理解していきます。 わたしの教室では、3歳までは親子でレッスンを受けます。レッスン

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中1と中2に高校入試をやらせてみたら、とんでもない感想が返ってきた

子どものための教育活動家、坪井佳織です。20年以上に渡り、2歳から18歳まで育つ子どもたちを見つめ続けてきました。 中学生たちが、高校受験のことを自分ごととして考えず、大人が言うことに翻弄されて目標もないままに勉強に振っていく様子を悲しく思っていました。それで、子どもたち本人に向けて、メッセージを書きました。 教室に来ている中学生には、何度も「自分ごととしてよく考えるんだよ」と伝えていました。それで、実際の受験と同じ時間割で過去の入試問題をやってみることにしました。 さ

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サティさんはかわりもの

エリック・サティの生涯を考えると、涙が出ます。「家具のように何気なく存在するもの=BGM」としての音楽を推進したサティさん。聴衆が静かになると「聴くな!」と怒ったって。 活動内容は「他の作者の作品をこきおろす」という宗教を作ったんだけど、信者はサティさんひとりだったそうです。 こうして外側から見えるサティさんを語ると、気難しく、近寄るのが嫌な面倒くさい人格が見えてきます。 けれど、そのサティさんの心の中に、こんなに美しい音楽が流れていたのだと思うと、サティさんに「音楽」

レッスン中、他のものに興味を持つとき、どうしたらいい?

浜松市で0歳〜3歳親子にリトミックを教えています。 レッスン中、教室のさまざまなものに興味を持つ子がいます。 それは当然で、この年齢では、叱る必要も止める必要もありません。なぜなら、この子たちにとって、「学び」はレッスンだけではなく、ありとあらゆる体験だからです。先生が提供するレッスン以外に、周りの環境やお友だちなどから学べることがたくさんあります。 それに、この子たちはまだ「レッスンに来ている」という自覚を持つことができません。なので、「なぜダメなのか」という理解がで

つないでいく想い〜生徒が本の感想をくれた!〜

著書を発行してから、保護者様はもちろん、生徒たちからもたくさん感想をもらいます。嬉しい反面、少しどきどきします。「本当のわたしの言っていることと、本の内容が違っていないかな」と。 でも、すごく嬉しいことに、20年前から15年間通って卒業してくれた保護者様から、「15年前から、先生の言っていることとぜんぜん違わなかった」と言ってもらえて、とてもホッとしました。 とはいえ、わたしも未熟な頃から少しは成長しているし、見聞は広がっているので、考えを改めた部分、アップデートした部分

なんでもない日に「ありがとうの花」

おさんぽリトミックで「ありがとうの花」という曲を歌っています。 「ありがとうの花が咲くよ」って、素敵な表現ですね。「ありがとう」って言われると、心にお花が咲いたような、温かい気持ちになります。 わたしの長男が小さいころ、とてもよく「ありがとう」って言う子だったんです。 親が子の世話をするのは当たり前で、なんなら上手にできなければ責められるものだと思っていたので、わたしが当たり前のことをしたのに、長男がまっすぐに「ありがとう」と言う姿を、とても素敵だなと思いました。 そ

イヤイヤ期は親の反抗期!?

「反抗期」とか「イヤイヤ期」とか、「魔の2歳」なんていう言葉は聞いたことがありますか? 「はいは〜い✋絶賛、反抗期真っ最中で〜す!」 という方もいらっしゃるかもしれませんね。 こないだ、反抗期について、面白い見解を見つけたのでご紹介します。 それは、 ”反抗期は、子どもにとっては親の反抗期“ というものです。 0歳、1歳の子どもは、まだ何もかも、全部許しても大丈夫で、危険を避けさせてあげるのは大人の方ですよね。 でも、2歳になると、 「それはメッよ」

「育てるのが辛い」「もう無理」ってなるのは、ママのせいではなく、脳のせい

おさんぽリトミックの佳織先生です。 ちょっと重い話をします。 わたしの次男と三男は双子で、1歳5ヶ月のときに三男が病気で亡くなりました。 お骨はわたしが持ってます。 お墓に入れられなくて・・・。 わたしが死んだら、その辺の側溝でもどこでもいいから、わたしの骨と一緒に撒いて無くしてほしいなーと思ってます。 もう虫歯になる心配もないから、お菓子をいっぱいあげています。 お正月に次男が帰省してきて、しょーもないお菓子を買っていたから、「同じのを三男にも買ってあげてちょう

お買い物ごっこで税金を集めたら、とんでもないことが起きた

子どものための教育活動家、坪井佳織です。浜松市で音楽教室を20年間やる中で、子どもの教育について日々模索しています。 子どもが本物のお金でお買い物ごっこをしたらどうなるか音楽教室ミューレで、本物のお金を使って、お買い物ごっこを催しました。その経緯と内容はこちらをお読みください。 本物のお金を使うことは去年からの試みでした。今回、初めて、わたしの提案で「利益の10%を税金として納税する」というシステムを作ってみました。 想定外の利益が出てしまったら、子どもはどうしたか実行

子どもが本物のお金でお買い物ごっこをしたらどうなるか

子どものための教育活動家、坪井佳織です。浜松市で音楽教室を20年間やる中で、子どもの教育について日々模索しています。 お買い物ごっこのはじまり毎年、子どもたちが主催でお買い物ごっこをやっています。かれこれ15年くらいになるんじゃないかなぁ。最初は、衣類やおもちゃの「ご近所お下がり文化」を復活させることが目的でした。それから、近所のお兄ちゃんお姉ちゃんが持ってた、使いかけのシール、錆びついた超合金など、子ども心に「いいなぁ」と憧れたものをもらう場にするため。ペットボトルのキャ

「見せパン」は下着です

浜松市で0歳から大人まで通う音楽教室をやっています。 音楽に合わせて体を動かす「リトミック」を教えています。 4歳くらいになると、スカートを履いてくる女の子が増えます。わたしは、スカートでの参加を禁止にしています。リトミックはある種、運動でもあるので、スカートだと動きにくいということもありますが、もっとも重要な理由は、下着が見えるということです。 小さな子どもは、お気に入りの服ばかり毎日着て、洗濯していなくてもこっちの都合なんておかまいなしに「あれじゃなきゃ嫌〜〜〜」な