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おじさんはプリンを作れるのか?

誰もが大好きなプリンをオジサンが作る。倫理的にも技術的にもOUTな挑戦が今はじまる

参考にしたレシピ

普段使いのフライパンでプリンができるという魅惑的なレシピ。レンジで作るってのが流行りっぽいけど、ちょっと怖いと思ったので火力の調整しやすい蒸して作る方式にしました。

なぜ牛乳を温めるのか?

レシピの最初はレンジで軽く(20秒)温める所から。さっそくここでオリジナルチャート発動!温めるだけならカラメル作成用の小鍋でやればいいじゃん!ということで計量した牛乳を小鍋に入れて弱火にかける。しばらくするとホットミルクの良い香りが漂いだす。このへんでいいかと思って小鍋を下ろして次の工程を確認。

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えっと?牛乳に卵2個を割り入れる。ふんふん、なるほどねー、このアツアツのミルクに卵を2個…。うん、これヤベーわ。どう考えてもアツすぎるわ。入れた途端に白身が固まるだろ。

別のレシピをスマホで検索。牛乳を温める意味を探す。するといくつかのレシピでは「牛乳を室温に戻す」との工程があることがわかった。ははーん、20秒レンチンってそういう意味だったのね。といっても、すでに手元にはホカホカのホットミルクがあるばかり。

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うーん、要は卵が固まらない程度になればいいんだから、冷蔵庫のミルクを継ぎ足して、もう一回200ml測り直せばいいんじゃね?ということで再度軽量しなおし。別容器に余ったものを移して牛乳の準備は万端じゃい!(素人のオリチャーは危険)

泡だて器がない

これは事前にわかってたことだけど泡だて器なんてものはウチにはないよ…。出番も少ないしわざわざこのために買うのも勿体ないので、コンビニのフォークを代わりに使う。要は白身が切れてよく混ざればいいんでしょ?

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というわけでざっとこんな感じ。きれいにできてるしココットにそそぐ前に茶こしで漉しとるんだから、これで十分でしょ。

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そんなわけでプリン液は完成!(という思い込みが悲劇を生む)

布巾がない

次にフライパンの準備。フライパンを蒸し器代わりに使うんだけど、水が沸騰するとその衝撃がプリンに伝わってよろしくない。そのためにフライパンの底に布巾を敷いて衝撃を吸収させるわけ。で、肝心な布巾だけど

新品の台布巾で代用!やたらパリっとしてるので糊でもついてるかなーと思って暖かいお湯でよくゆすいでからフライパンにセット。フライパンにお湯を注いだら準備はOK。

砂糖を入れ忘れる

あとはココットにプリン液を漉しながら入れる。思った以上に白身が切れてなかったけど、まぁ大体綺麗にできたんじゃないかな?

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あとはフライパンで蒸している間にココットに水が入り込まないようアルミホイルで蓋を作る。フライパンにセットしたら弱火で15分ほど蒸してやれば本体は完成だ!

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なんだ。全然簡単じゃん。あとはカラメル作って冷やして終わり!完成!

ということでカラメル作成に着手開始。カラメルってさ、割と苦くて実はそんな好きじゃなっていうかさ、プリン自体が甘ければ割と満足するんだけどさ、プリンってさ甘いじゃん、甘い、甘味?あれ?プリンっていつ甘くするんだっけ?今蒸してる奴、牛乳と卵しか入ってねぇよな?

ここで、砂糖を入れ忘れてたことに気が付く。慌ててコンロからおろして確認したところ、まだ固まりだしておらず推定セーフ。いったんココットからプリン液を小鍋に移し砂糖を再投入。再びココットへ漉しながら投入。2度目の漉し作業だけどそれでも残るものがあったので、多分これはよりまろやかなプリンを作るための試練だと思う。

カラメルとは何か?

この時点でキッチンがびしょびしょになりもうちょっとテンション下がり気味だが、あとはカラメルを残すのみ。

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カラメルとは砂糖を熱することでメイラード反応を誘発させるなんか苦いアレだ。

えっと、材料は砂糖と水。これを弱火にかけてカラメル色になったら完成だ。なんだ簡単じゃん。さっそく小鍋に材料をブチ込んで弱火で煮る。ほどなくしてちょっと、焦げ色が付いたとおもったらあっという間にカラメル色に変わる。おおすごい。まさにプリンに入ってるカラメルの色じゃん。

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隣では静かにプリンが蒸し煮にされている。あとは蒸しあがったプリンにカラメルをかければ完成だ。なんだ。楽勝だよ。

これカラメルじゃない

といってもプリンが出来上がるまであと10分以上もあるし、カラメル冷えると固まるよね。水と砂糖だし。ほら、だんだん固くなってきた。カラメルってこんな固くなるんだな。まるで飴だな~。うん。これカラメルじゃねえや。飴だコレ!

レシピを確認すると小鍋で煮るのは砂糖のみ。水は砂糖が変色してから投入するらしい。この時点でプチパニック状態。この飴をどうしたらいい?まずはいったん別容器に移そう。そのためには再度加熱して飴を溶かす。溶かした飴を別の容器に流し込んだら小鍋を洗う。洗ったら小鍋に残っていた飴が冷えて固まって取れないじゃん!えっと!じゃあポットのお湯を小鍋に流し込んで、うわアッチィィィィ!

と醜態を晒しながらなんとか小鍋をリセット。今度は砂糖のみを火にかけて飴色になるまで加熱する。今度はまちがっていないはず。

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カラメルとはなにか?2

あとはこのカラメルに水を注いで完成だ。

ブシャァ!

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水によって冷やされて固まる推定カラメル。あれ?これなんかマズくね?ということで菜箸でかきまぜると箸の先に先ほどの飴状の物体が。うん?これまた失敗?でもレシピは間違ってないはず。

もしかして、この残ってる茶色い水がカラメル?たしかにカラメルっぽい見た目だけど…。とりあえずちょろっとナメてみると、それっぽい味がする。もうこの水が暫定カラメルってことでいいよね…。疲れたよ。

なんとか完成した?

とりあえず、暫定カラメルの錬成に成功したのでプリンを取り出してみる。もうカラメル関係でわっちゃわっちゃしてたから蒸し時間もだいぶオーバーしてるんだけど?まぁ緩いよりはいいかなぁと思うので火だけ止めて余熱で蒸してたんだけど。

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とりあえず、1個だけココットに水が張ってるけど残りはいい感じ。多分ホイルの蓋が緩かったのかな?水は張ってるけどしっかり固まってはいるので食えるでしょ。多分。

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なんとか作ったカラメルをかけたら調理完了!いやーなんとかなるもんだね。まだ食ってないけど。

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プリンの横の飴色の物体はカラメルの失敗作から生まれた飴です。おいしくない。

今はあら熱とって冷蔵庫で冷やすまでの時間を使ってnoteに書いてます。食レポするほど変わった味ならともかく、多分普通(普通であってくれ)と思うので味については呟きくらいですませたいと思います。

いやーなんとか出来上がってよかったね!あと準備とかしっかりしようね!マジで行き当たりばったりすぎて詰みかけたわ。

じゃあな!

追記

食ってみた

冷蔵庫につっこんでおいたのがいい感じに冷えてたから1個食べてみた。

意外とおいしい…

なんてことはなく、プリン自体の味が薄くてなんか虚無だな。固さはやや硬め、食感も悪くない。ただ味が薄い。牛乳をホットにしすぎたのか加熱が長すぎたのか、それとも砂糖が足りないのか?

ただ、カラメルは美味い。苦味は押さえて甘味と香りが強い。ケーキ屋さんでたまにあるクソ苦いタイプにならなくてよかったよ。

素人だけど作って楽しかったよ。器具、材料とも揃えやすいんでよかったら挑戦してみてね。

続編?できました


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