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本レビュー

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読んできた本、おすすめ本はこちら。 漫画も含むことにする(細分化し過ぎると、雑多になる)
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2023年7月の記事一覧

『ふたりはいっしょ』

やふぅー٩( 'ω' )و 今日は、絵本を紹介します。 アーノルド・ローベル著『ふたりはいっしょ』 三木 卓訳 (文化出版局 、1972) 前置き 個人的に1番好きな絵本(1番好きって言いつつ多分複数ある) 今も昔も持っているのは、この1冊だけだ。 学校の図書室や図書館で借りて、繰り返し読んでいたから。 自分で買ったこの1冊は、最近の話である。 本棚の飾り本と化していたこの絵本を読もうと思ったのは、 カフェで最高の経験をしたからだ。 まず、「お前の頭上だけ台風の最

『凛として弓を引く 青雲篇』

やふぅー٩( 'ω' )و 今回は、読んだ本の紹介をします。 碧野圭著 『凛として弓を引く 青雲篇』 (講談社 、2022) 以前、この前作について記事を書きました。 この続編です。 前作は、弓道とは何か。 この説明が中心で、人間関係に大きな動きはなかったように思えた。 今作では弓道を初めて1年経ち、高2になった楓を中心に人の成長やその物語もしっかり進んでいくので、前作とは違った面白さがある。 弓は武器であると書かれていて、やはりドキリとする。 それにしても、2作目

『凛として弓を引く』

やふぅー٩( 'ω' )و 今回は、読んだ本の紹介をします。 碧野圭著 『凛として弓を引く』 (講談社 、2021) 弓道経験者として、ずーっと読んでみたかった本。 去年から購入を迷って、やっとこ買って読んでみた。 やっぱり「〜道」は良い。 私は茶道(1年ほど)や剣道(1年ほど)も経験したけど、 弓道は弓道部だったので3年間の経験がある。 作法が面倒くさかったり、寒いし暑いし2度と「〜道」と付くものは やりたくないって思っていたけど、けん玉教室に体験に行ってから変わっ

『傲慢と善良』

やふぅー٩( 'ω' )و 今回は本棚の1冊を紹介します。 辻村深月著 『傲慢と善良』 (朝日新聞出版 、2022) 既視感溢れるタイトルで、気になってはいても購入をためらい。 やっと買ったら積読となっていた本。 既視感については、ネットで調べれば出てきます。 例えば、これら。 実際、小説内でバッチリ引用されています。 超絶ざっくりあらすじ 婚活をする2人の男女。 結婚を間近に控えたある時、彼女が失踪。 以前からストーカー被害を訴えていたこともあり、 彼氏の視点で

6月に読んだ本(漫画含む)まとめ

やふぅー٩( 'ω' )و 気付いたら7月になっていた。 6月は、あまり本読んでいない。 さぁ、今回も文明の力を頼ります。 いぇーーーーい!!  『ネガティヴ・ケイパビリティで生きる ―答えを急がず立ち止まる力』 トークイベントに参加したのが、はるか昔のようだ。 めちゃくちゃ面白かったなぁ。 ついつい他者の声に惑わされがちなので、しっかりしたいところ。 『わかりあえない他者と生きる  差異と分断を乗り越える哲学』 『アートの力  美的実在論』 面白いな!!て思い