見出し画像

デジタルタトゥーの男

年末年始、久しぶりに長めの帰省。
過去のSNSを見返していた。

そこには、びっしりと「デジタルタトゥー」が刻まれていた。随分と厳ついのが彫られてる。

私はデジタルタトゥーの男。

10代の私、世間知らずの田舎者。
痛い、痛い、恐ろしい勘違い野郎だ。

君は大いに勘違いをしている。

根拠の無い自信と、エネルギー、生命力に満ち溢れていた。

「何でも出来ると思っていた。」

そーいえばモテた
そーいえば1軍の私

今は2軍でベンチウォーマーをしている。

勉強はさっぱり出来なかったが、君は確かにスターだった。

専門学校、初めての一人暮らし。
その後、上京し社会人と打ちのめされた。

全身ボロボロ、心もズタズタ、いやいや、随分派手にやられたもんだ。

君は随分と甘やかされて育った。

痛くて青い君の文章や写真。
見返し、ひとり、赤くなった。

(気合い、根性、そして愛。)
君は少年誌を読み過ぎている。


いや
忘れていた
君は僕のヒーローさ

ピンチの時はオイラを呼びな!

心の中で3回唱えな
そーすりゃオイラがやってくる!!

ヒーロー見参 ヒーロー見参 ヒーロー見参

またちょっと、飛びたくなったよ。

元気が出たよ、過去の私。
ありがとうね。
デジタルタトゥーも偶にはいいかも。

昔程では無いが、現在進行形で彫っている。

過去」また、会いに来いよ。

未来」会いに行くよ、楽しみにしてな。


「あの時、空も飛べる気がしていた。」

そーだよな

産まれてすぐは何も出来なかったんだよな
首が座って、腰が座って
歩いたと思ったら走っていたんだ

月にタッチするなんて訳ないよ

松本大洋さんのピンポンの台詞を所々お借りして書きました。

大好きな漫画で、私のバイブルの一つになってます。

宮藤官九郎さん脚本、曽根文彦監督で実写映画化されています。
こちらも擦れるくらいに観ました。

映画の曲はスーパーカー今でも良く聴きます。
解散してしまったけど、大好きなバンドです。

20回くらい観ました。
魔女の宅急便くらい観てる。

キャスティングえぐすぎる。
音楽も良過ぎる。

最近、言わなくなったけど、小さい頃はよく唱えていたヒーロー見参!

大丈夫な膝を確かめて、うん、ピンピンしてらぁーと言ったものです笑

大人になったら仮面ライダーになりたかったのになぁー笑

なかなか変身出来ないものです。
まだまだ、これから頑張っていきます。


supercar    Free your soul

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?