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EURO2024開幕戦ドイツvsスコットランド レビュー!

ドイツ 5-1 スコットランド

いよいよEURO2024が開幕。開幕直前までどこも放映権を獲得できず、世界で唯一EUROが見られない国になりそうでしたが、WOWOWとAbema連合の漢気により、無事に日本でも観戦できるようになった事にまずは感謝でございます。

さて、そんなEURO2024の開幕戦ですが、まずは開催国のドイツが登場。W杯、そしてその後の親善試合で日本に2連敗を喫し、ハンジ・フリックが解任。後任の戦術マニアの青年監督ナーゲルスマンが公式戦を一試合も経ず、親善試合のみでドイツをどう仕上げたかが見どころ。

結果はご覧の通り圧勝。共に21歳の今大会のスター候補ムシアラとヴィルツが躍動。特にムシアラは無双モード発動。間違いなく本日のMoMでした。

2014年のブラジルW杯優勝以降、世代交代が全く進まずにベテランオジキばかりになった事で長らく低迷を続けていたドイツですが、ついに世界に誇れる若手スターが登場。その2人がしっかりと結果を出してくれたのは間違いなく光明です。

そのヴィルツと共に、今年欧州を席巻したレヴァークーゼンの中核を担ったCBター、ボランチのアンドリッヒのセンターラインも頑強でほぼ隙なしでした。

そして何といっても言及しないといけないのは、今大会で引退を発表しているクロースでしょう。先日のチャンピオンズリーグ優勝の勢いそのままに、未だに全盛期のトップフォームで攻撃時はハイクオリティなちらしやサイドチェンジを連発、完全にスコットランドを翻弄していました。

ちなみにこの試合でのクロースのスタッツはボールタッチ数107回、パス成功率99%、ロングパス成功率100%、キーパス4本と異次元。

やはりクロースのオジキがいるだけで、ビルドアップ時の安心感が格段に違います。なぜこのクオリティを維持しているのにも関わらず引退してしまうのでしょうか...残念でたまりません。

今大会、開催国のドイツが優勝したらクロースがバロンドールを受賞する確率もかなり高いと思いますので、稀代の名手クロースの最後の花道をしっかりと見届けていきたいと思います。

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