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糖尿病の食事療法1

糖尿病は体内の血糖値が高い状態であるため、それを段階的に落とす必要があります。ただ、生活習慣病である2型糖尿病の方は食生活は好きなモノを好きなだけ、又は偏った物を食べ続けているかと思いますので、先ずそれらの奔放な食生活を改善しながら、摂取カロリーを抑えて体重を落とす事が必要です。だからと言って急に朝、昼抜いて夜1食だけとか、気合で絶食するとかは無知の極みです。生きていく為に必要な栄養も摂らなければならないのは薄々気付いているかと思いますが、摂りすぎも摂らなすぎもダメで、いわばアクセルとブレーキを同時に踏んででスピードをコントロールする状態かと思います。ただ、そんな曲芸じみたことはプロのレーサーでも厳しいと思うかも知れませんが、やり方を知れば全く難しくないという事を管理栄養士さんから学びました。

答えは「食品交換表」です。

食品交換表とは食品を栄養素別に6つのグループに分けてあります。
・炭水化物を含む表1、表2
・タンパク質を含む表3、表4
・脂質を含む表5
・ビタミン、ミネラルを多く含む表6

食品交換表

こちらの表を参考に自分の1日の摂取カロリーを決めて(又は指示を頂く)予め食べるモノを計画します。
「1単位」というキーワードが出てきます。
1単位とは=80kcalの事で食べる量を量る物差しとなります。
例えば、1日1600kcalの摂取をするとした場合の必要な単位は、
1600kcal÷80kcal=20単位となります。
詳細については改めますが、参考までに
白米(100g)     =2単位(160kcal)
食パン1枚(6枚切り)=2単位(160kcal)
牛乳1本(80cc)    =1.5単位(120kcal)
納豆1パック(40g)  =1単位(80kcal)

ただし、これらを組み合わせて1600kcalにすれば良いというわけではなく、
各項目からそれぞれ用意をして組み立てる必要があります。
例えば表3の魚介類を鶏肉に置き換えることは可能ですが、
表4の牛乳は嫌いだから表2の果物で置き換える事は出来ません。

私もそうでしたが、慣れないと全部の食材を用意するのは大変だし、面倒、お金がかかると思ってしまうかと思いますが、慣れると何を買うべきか、食事の時は何を出せばよいかが分かってくるので苦にはなりませんでした。
また、白米(大好き)を多く食べて満腹にしていた食生活も食品交換表に基づいたメニューで腹八分目、野菜や海藻類を多く摂るようになった事でお通じも良くなり、また臭いも改善され明らかに腸の調子が良くなったと実感できました。
それに伴い体重も順調に落ちてきたためモチベーションがアップ出来ました。

つづく。

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